ファンダメンタルズ分析
注目材料
１．経済指標
・米国新規失業保険申請件数、失業保険継続申請件数
・米国PMI速報値
・米国中古住宅販売件数
２．要人発言
・野口日銀審議委員
・米国トランプ大統領
・FRB
３．その他
・主要7カ国（G7）財務相、中央銀行総裁会議（5/20～5/22）
・地政学リスクオフ（中東、ウクライナ・ロシア、インド・パキスタン）
マーケット動向
経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)
東京マーケット前
6:57～要人発言
日米財務相、為替相場は市場で決定されるべきとの点を再確認－声明（Bloomberg）
【考察】円安是正要求警戒感の巻き戻し
東京マーケット(9:00~15:30)
10:30～要人発言
野口日銀審議委員
14:30～要人発言
野口日銀審議委員
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。失業保険継続申請件数より注目度は高い。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回22.9万件（改定）、予想23.0万件、結果万件（）
米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回188.1万件（改定）、予想万件、結果万件（）
22:45 経済指標
米国PMI速報
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
製造業：前回50.2、予想49.9、結果（）
サービス業：前回50.8、予想51.0、結果（）
総合：前回50.6、予想51.0、結果（）
23:00 経済指標
米国中古住宅販売件数
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として米国新築住宅販売件数とともに重要。
件数：前回402万件（改定）、予想410万件、結果万件（）
前月比：前回-5.9%（改定）、予想-3.1%、結果%（）
27:00～要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁（2025年FOMC投票権あり）
：政策スタンスは中立。
【考察】
＜まとめ＞
東京マーケット
日足始値143.63
取引開始時に日通し安値143.57を付けると、日米財務相声明「為替相場は市場が決定すべき」を受けた円安是正要求警戒感の巻き戻しで上昇。
【日本市況】円は上昇転換、日米財務相会合と米財政懸念綱引き－株安（Bloomberg）
欧米マーケット
日足終値
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
＜ドル＞
買い材料：
売り材料：
・米ドル回避の取引需要、アジアの金融機関で拡大－貿易摩擦の強まりで（Bloomberg）
・米国トランプ関税→貿易戦争激化→ドル信認低下
ドルが新たな「犠牲者」に－世界的な貿易戦争激化で信認脅かされる（Bloomberg）
＜円＞
買い材料：
・
・2025年3月調査想定為替レート上期147.17（日本銀行、短観）以下推移→日本企業業績悪化、リスクオフ（円キャリー巻き戻し）
売り材料：
・日米財務相声明「為替相場は市場が決定すべき」→円安是正要求警戒感の巻き戻し
・構造的円売り（日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増）
・その他円売り（航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念）
政策金利市場織り込み
・FRB：現行政策金利4.25-4.50%
FOMC市場織り込み（CME FedWatch Tool）
次回6月18日（水）公表：据え置き（94.7→94.7%）、0.25%引き下げ（5.3→5.3%）
2025年利下げ観測：0.25%×2回=0.50% → 政策金利3.75～4.00%相当
・日銀：現行政策金利0.50%
市場織り込み（東京短資株式会社）
次回6月17日（火）公表：0.25%引き上げ（1→1%）
テクニカル分析
トレードシナリオと結果
- 月足：5月陽線形成中。レンジ。BB-1σ付近。
- 週足：5/19週、陰線形成中。レンジ。BB-1σ付近。
- 日足：5/21陰線コマ足。下降トレンド。
- 4H足：下降チャネル。
- 1H足：レンジ。
- 15M足：レンジ。
【シナリオ】
①Long
(A)1H足戻り高値144.129をダウ上昇→目標1H足戻り高値144.546
②Short
(B)1H足戻り高値144.546付近へ上昇→転換下落→目標1H足戻り高値144.129
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