2025年8月22日(金)ドル円戦略と結果

ファンダメンタルズ
テクニカル
1. トレードシナリオと結果

ファンダメンタルズ

注目材料

１．経済指標
・日本消費者物価指数（CPI）
・IMM通貨先物円ポジション

２．要人発言
・米国パウエルFRB議長（ジャクソンホール基調講演）
2022年8月26日(金)
2023年8月25日(金)
2024年8月23日(金)

・米国トランプ大統領
・FRB

３．その他
・米国ジャクソンホール会合（カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム、8/21～23）
・地政学リスクオフ（ウクライナ・ロシア）

マーケット動向

経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)

東京マーケット前

6:48～要人発言
米国グールズビー・シカゴ連銀総裁（2025年FOMC投票権あり）
：政策スタンスはハト派。
シカゴ連銀総裁、サービスインフレの「危険な」データは一時的と期待（Bloomberg）

【考察】タカ派発言

8:30 経済指標
日本消費者物価指数（CPI）（政府統計の総合窓口）
日銀物価目標2.0%。日銀政策金利0.25%
前年比：前回3.3%、予想3.1%、結果3.1%（○）
コア前年比：前回3.3%、予想3.0%、結果3.1%（○）
コアコア前年比：前回3.4%、予想3.4%、結果3.4%（○）

東京マーケット(9:00~15:30)

9:01 報道
エヌビディア、Ｈ20半導体関連の生産停止を要請－インフォメーション（Bloomberg）

【日本市況】30年債利回りが過去最高、円は軟調－ＦＲＢ議長講演待つ（Bloomberg）

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

22:05～要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁（2025年FOMC投票権あり）
：政策スタンスは中立。
9月ＦＯＭＣの方針は未定、インフレと雇用リスクは均衡＝ボストン連銀総裁（Reuters）

【考察】タカ、ハト派発言

23:00～要人発言
米国パウエルFRB議長
パウエルＦＲＢ議長、リスクの変化が政策金利の調整を正当化も（Bloomberg）

【考察】ハト派発言

23:17～要人発言
クックＦＲＢ理事が辞任しないなら解任する、トランプ大統領が発言（Bloomberg）

28:30 経済指標
IMM通貨先物8/19時点（Investing.com）
円ロング増加

【米国市況】ダウ平均は最高値更新、パウエル氏講演が利下げ観測補強（Bloomberg）

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

通貨強弱

＜ドル＞
買い材料：
・米国グールズビー・シカゴ連銀総裁、米国ハマック・クリーブランド連銀総裁のタカ派発言

売り材料：
・米国パウエルFRB議長のハト派発言
・米国トランプ大統領「クックFRB理事が辞任しなければ解任」「パウエルFRB議長の利下げ示唆は1年遅い」

＜円＞
買い材料：
・日本消費者物価指数（強）

売り材料：
・2025年6月調査想定為替レート上期145.87、下期145.56（日本銀行、短観）以上推移→日本企業業績改善（円キャリー促進）
・構造的円売り（日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増）
・その他円売り（航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念）