2022年6月2日(木)ドル円初心者戦略と結果

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

注目材料

1. 経済指標・要人発言
本日の注目は米国ADP雇用者数5月度、その他も重要度が高い経済指標発表が予定されています。
「強い数値→ドル買い→ドル円上昇」、「弱い数値→ドル売り→ドル円上昇」を想定します。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

10:35 要人発言
安達日銀審議委員
「目標インフレ2%の達成は不確実性高い」
「物価安定の目標の達成に向けて、緩和的な金融政策を粘り強く続ける」
「円安も原油価格の上昇も経済・物価への影響は大きい」
「金融政策を引き締め方向に修正するのは時期尚早」
「追加金融緩和は金融機関収益への悪影響あり」
(Bloomberg)

欧州マーケット(16:00~25:00)

21:15 経済指標
米国ADP雇用者数5月度:米国雇用統計の先行指標ですが、雇用統計との方向性が一致しないことも多い。しかしサプライズでドル円は大きく動きやすい為、注目度大。
前回24.7万人(改定20.2)、予想30.0万人、結果12.8万人(✕)

21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数
前回21.0万件(改定21.1)、予想21.0万件、結果20.0万件(◎)

21:30 経済指標
米国失業保険継続申請件数
前回134.6万件(改定134.3)、予想131.0万件、結果130.9万件(◎)

21:30 経済指標
米国非農業部門労働生産性指数確報値第1四半期
前期比:前回-7.5%、予想-7.5%、結果-7.3%(◎)

21:30 経済指標
米国非農業部門単位労働コスト確報値第1四半期
前期比:前回11.6%、予想11.6%、結果12.6%(◎)

NYマーケット(22:30~29:00)
23:00 経済指標
米国製造業受注指数4月度
前月比:前回2.2%(改定1.8)、予想0.7%、結果0.3%(✕)

23:00 経済指標
米国耐久財受注確報値4月度
前月比:前回0.4%、予想0.4%、結果0.5%(◎)

コア前月比:前回0.3%、予想0.3%、結果0.4%(◎)

23:14 要人発言
米国ブレイナードFRB副議長
「最大の課題はインフレの低下」
「9月の利上げ休止は非常に難しい」
「インフレを下げるために必要なことをする」
「かなりの不確実性がある」
「金融政策の浸透は需要を減らし、インフレが低下する」
「時間の経過とともに経済がある程度冷えると予想」
「6月と7月に0.50%の利上げは合理的」
「インフレ低下しない場合、追加で0.50%利上げが適切」
「バランスシート縮小は2~3回利上げに値し得る」
(Bloomberg)

【考察】タカ派発言

23:30 経済指標
米国週間石油在庫統計
原油在庫:前回-101.9万バレル、予想-135.0万バレル、結果-506.8万バレル(✕)
ガソリン在庫:前回-48.2万バレル、予想53.3万バレル、結果-71.1万バレル(✕)

26:00 要人発言
米国メスター・クリーブランド連銀総裁 (2022年FOMC投票権あり)

「インフレの高さは容認できない」
「9月会合までにインフレ低下の証拠がある場合、利上げペースを落とすことはあり得る」
「インフレ低下していない場合、利上げペースを上げることが必要かもしれない」
「利上げによって失業率が一時的に上昇する痛みを伴うが、高インフレも痛みを伴う」
「景気後退のリスクは高まったが景気の急激な減速は避けられる」
(Bloomberg)

25:00 欧州クローズ

29:00 NYクローズ

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. AUD(資源国リスクオン通貨):前日2位。株先物・株価指数下落からの急反発によってリスクオンの買い。
  2. NZD(資源国リスクオン通貨):前日5位。株先物・株価指数下落からの急反発によってリスクオンの買い。
  3. EUR(リスクオン通貨):前日6位。
  4. GBP(リスクオン通貨):前日7位。
  5. CAD(資源国リスクオン通貨):前日3位。
  6. CHF(リスクオフ通貨):前日4位。
  7. JPY(リスクオフ通貨):前日8位。株先物・株価指数下落からの急反発によってリスクオンの売り
  8. USD(基軸通貨):前日1位。株先物・株価指数下落からの急反発によってリスクオンの売り

米国債イールドカーブ

6/2(木)は6/1(水)に対して、ブル・フラットニング(短期金利低下、長期金利低下、長短金利差縮小)。

*ブル・フラットニング: 直近の景気後退→政策金利引き下げ(又は予測より利上げ後退)の可能性浮上→将来も景気後退懸念→将来も利下げの見込み→ドル売り示唆

6/2のドルインデックス日足大陰線、米国債2年利回りは日足上ヒゲ陰線、米国債10年利回り日足十字線。これらの日足より、6/3ドルは上昇しやすいと推測します。

テクニカル分析

ドル円チャート

  • 月足: ボリンジャーバンド+2σをバンドウォークし強い上昇トレンド継続。
  • 週足:ボリンジャーバンド+1σで反発上昇中。上昇トレンド継続。
  • 日足:6/1は大陽線で引け。
  • 4H足:綺麗な上昇ダウ形成し、ボリンジャーバンドエクスパンション。
  • 1H足:ボリンジャーバンドエクスパンションしていないものの上昇トレンド。
  • 15M足:ボリンジャーバンドスクイーズ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レンジ上限130.172上抜け→レジサポ→目標日足戻り高値実体130.419。
(B)日足戻り高値実体130.419→レジサポ→目標4足戻り高値実体130.734。

②ショート
(C)4H足サポート129.802下抜け→レジサポ→目標1H・4H足押し安値実体129.314。
(D)1H・4H足押し安値実体129.314下抜け→レジサポ→目標1H・4H足押し安値実体128.540。

【考察】
19:15 129.802下抜け→レジサポ→129.793(B)ショート可
22:30 129.802上抜け→レジサポ失敗→(B)ショート不成立

目標損益: (129.793-129.314)×100=47.9 pips
S/L :129.793+0.20=129.993
RR: 47.9/20.0=2.395
結果:-20pips

6月通算:1勝1敗、勝率50%
獲得pips:16.1

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