ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
注目材料
1. 経済指標・要人発言
本日の注目は米国雇用統計5月度。5/2米国ADP雇用者数5月度はサプライズの弱い数値で「ドル売り→ドル円下落」となりました。米国ADP雇用者数と米国雇用統計(非農業部門雇用者数)の結果は相関しないことも多いため強い数値が出ることもあり得ます。
いずれにせよ、「強い数値→強いドル買い→ドル円急騰」、「弱い数値→強いドル売り→ドル円急落」を想定します。
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
9:55 (5/5休日につき)実質五十日仲値
14:57 要人発言
黒田日銀総裁
「金融緩和で賃金上昇しやすい環境を作り出すことが大切」(Bloomberg)
欧州マーケット(16:00~25:00)
21:30 経済指標
米国雇用統計5月度
非農業部門雇用者数:前回42.8万人(改定43.6)、予想32.5万人、結果39.0万人(○)
失業率:前回3.6%、予想3.5%、結果3.6%(△)
平均時給:
前月比前回0.3%、予想0.4%、結果0.3%(△)
前年比前回5.5%、予想5.2%、結果5.2%(○) (Bloomberg)
NYマーケット(22:30~29:00)
22:45 経済指標
米国サービス業PMI確報値5月度
基準50、前回53.5、予想53.5、結果53.4(✕)
22:45 経済指標
米国総合PMI確報値5月度
基準50、前回53.8、予想53.8、結果53.6(✕)
23:00 経済指標 米国ISM非製造業景気指数5月度:景気の先行指標として注目度大。
基準50、前回57.1、予想56.4、結果55.9(✕) (Bloomberg)
25:00 欧州クローズ
26:35 要人発言
米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「米雇用統計は好調」
「最大の問題は高インフレ」
「賃金上昇の緩和は良いこと」
「インフレ目標2%の到達には時間がかかる」
「景気後退のリスクが高まっている」
「インフレが鈍化の証拠なければ9月会合で0.50%利上げ支持」
「インフレが鈍化の証拠あれば9月会合で0.25%利上げ支持」
(Bloomberg)
29:00 NYクローズ
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- USD(基軸通貨):前日8位。株先物・株価指数下落からの急反発によってリスクオンの売
- CAD(資源国リスクオン通貨):前日5位。
- EUR(リスクオン通貨):前日3位。
- CHF(リスクオフ通貨):前日6位。
- GBP(リスクオン通貨):前日4位。
- NZD(資源国リスクオン通貨):前日2位。
- JPY(リスクオフ通貨):前日7位。
- AUD(資源国リスクオン通貨):前日1位。
米国債イールドカーブ
6/3(金)は6/2(木)に対して、ベア・スティープニング(短期金利上昇、長期金利上昇、長短金利差拡大)。
*ベア・スティープニング:
直近の景気良好→景気過熱抑制のために政策金利上げの可能性浮上→長短金利上昇→長期金利高く将来も利上げ見込み→好景気継続→リスクオン→ドル買い示唆
6/3のドルインデックス日足陽線、米国債2年利回りは日足上ヒゲ陽線、米国債10年利回り日足上ヒゲ陽線。これらの日足より、6/6ドルは上昇しやすいと推測します。
テクニカル分析
ドル円チャート
- 月足: ボリンジャーバンド+2σをバンドウォークし強い上昇トレンド継続。
- 週足:ボリンジャーバンド+1σで反発上昇中。上昇トレンド継続。
- 日足:6/2は陰線で引け。
- 4H足:上昇トレンド崩れレンジ。
- 1H足:ボリンジャーバンドスクイーズしレンジ。
- 15M足:ボリンジャーバンドスクイーズしレンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レンジ上限130.172上抜け→レジサポ→目標4H足戻り高値実体130.743。
②ショート
(B)1H・4H足押し安値実体129.314下抜け→レジサポ→目標1H・4H足押し安値実体128.540。
【考察】
23:30 130.172上抜け→レジサポ→130.468(A)ロング可
24:00 目標130.743到達→(A)ロング成立
目標損益: (130.743-130.468)×100=27.5 pips
S/L :130.468-0.10=130.368
RR: 27.5/10=2.75
結果:+27.5 pips
6月通算:2勝1敗、勝率66.7%
獲得pips:+43.6
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