2022年6月5(日)、通貨・コモディティ材料まとめ

6月度から、経済指標は予想より結果が強ければ買い材料、予想より結果が弱ければ売り材料、予想と結果が同じ場合は買い材料に統一。
予想がない場合、前回より結果が強ければ買い材料、前回より結果が弱ければ売り材料、前回と結果が同じ場合は買い材料に統一。

ドル(USD)

ドル買い材料

  • 金融政策
    • 米国FOMC政策金利5月度:0.75-1.00%(0.50%利上げ)
    • 米国FOMC声明5月度:「バランスシート縮小するため、6月1日から米国債およびエージェンシーローン担保証券の保有を削減する」「今回の決定は全会一致」(Bloomberg)
  • 政治、経済
    • 米経済回復による原油需要拡大→原油価格上昇→インフレ高進→ドル建て決済のために他国のドル需要増
    • 5/31 米国シカゴ購買部協会景気指数5月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/31 米国カンファレンスボード消費者信頼感指数5月度:予想より強い数値
    • 6/1 米国ISM製造業景気指数5月度:基準、前回かつ予想より強い数値
    • 6/1 米国JOLT労働調査4月度:予想と同じ
    • 6/2 米国チャレンジャー人員削減5月度:前回より強い数値
    • 6/2 米国新規失業保険申請件数:前回かつ予想より強い数値
    • 6/2 米国失業保険継続申請件数:前回かつ予想より強い数値
    • 6/2 米国非農業部門労働生産性指数確報値第1四半期:前回かつ予想より強い数値
    • 6/2 米国非農業部門単位労働コスト確報値第1四半期:前回かつ予想より強い数値
    • 6/2 米国雇用統計5月度:非農業部門雇用者数が予想より強い数値、平均時給の前年比が予想と同じ
  • 要人発言
    • 米国バイデン大統領
      • 5/19「インフレ対策が最優先の経済課題」
      • 5/23「日本とのさらなる協力の方法を常に期待」「日米同盟はインド太平洋の平和に礎」「インド太平洋経済枠組み(IPEF)は他国との協調を強化し、地域の人々に具体的な恩恵をもたらす」(Bloomberg)
      • 5/23「対中関税の引き下げを検討している」
      • 5/27「インフレは依然として高過ぎる」
    • 米国イエレン財務長官
      • 5/18「米国の金融引き締め、リスク回避はドルの強さを支持」「米国が景気後退に陥るとは思わないが、インフレリスクあり」「食料品とエネルギー問題がインフレと景気減速を共存させている」(Reuters)
      • 6/1「インフレ予測について私は間違っていた」「FRBはインフレ抑制に必要な措置を取っている」(Bloomberg)
    • 米国アデエモ財務副長官
      • 5/31 「対中関税引き下げ検討」(Reuters)
    • 米国パウエルFRB議長
      • 5/5 「インフレは高すぎる」「必要ならば中立金利よりも高くなることを排除しない」(Bloomberg)
      • 5/12「インフレの抑制が最優先課題」「インフレ目標2%到達には痛みが伴う」「高インフレは景気後退を意味する」「今後2回の会合で0.50%の利上げは適切」
      • 5/17「多数のFOMCメンバーが今後2回の会合で0.50%の利上げを支持」「インフレ減速に関する確たる証拠が必要」「インフレが低下するまで政策金利を上げ続ける」「中立金利を上回る必要があるなら躊躇しない(水準に言及なし)」「今年の第4四半期におそらく中立金利達成する」(Bloomberg)
    • 米国ブレイナードFRB副議長
      • 5/24「インフレを後退させるための強力な行動を取っている」「高インフレはFRBの最も差し迫った課題」「最大雇用の安定と低インフレは特に低所得者にとって重要」
      • 6/2「最大の課題はインフレの低下」「9月の利上げ休止は非常に難しい」「インフレを下げるために必要なことをする」「かなりの不確実性がある」「金融政策の浸透は需要を減らし、インフレが低下する」「時間の経過とともに経済がある程度冷えると予想」「6月と7月に0.50%の利上げは合理的」「インフレ低下しない場合、追加で0.50%利上げが適切」「バランスシート縮小は2~3回利上げに値し得る」(Bloomberg)
    • 米国ウォラーFRB理事(2022年FOMC投票権あり)
      • 5/10「インフレが高すぎる。私の仕事はそれをダウンさせること」「金利引き上げが失業に大きな影響を与えることはない」「経済は金利引き上げに対応できる」(Bloomberg)
    • 米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
      • 5/10「インフレが低下しているという説得力のある証拠が必要」「インフレを減らすために中立金利約2.5%を超えることが必要な場合がある」「FRBが経済を持続的な景気後退に陥れるとは思わない」「失業率は数ヶ月間上昇する可能性あるが持続しない」「0.75%利上げを除外していない」「今年後半、インフレが緩和されない場合、利上げ加速が必要となる可能性がある」(Bloomberg)
      • 5/13「今後2回の会合で0.50%利上げ支持」(Bloomberg)
      • 6/2「インフレの高さは容認できない」「9月会合までにインフレ低下の証拠がある場合、利上げペースを落とすことはあり得る」「インフレ低下していない場合、利上げペースを上げることが必要かもしれない」「利上げによって失業率が一時的に上昇する痛みを伴うが、高インフレも痛みを伴う」「景気後退のリスクは高まったが景気の急激な減速は避けられる」(Bloomberg)
    • 米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
      • 5/10「データ次第で必要なら政策を調整」「今年中にFF金利をより正常な水準に戻すべく迅速に動く」「中立金利がどこかを推測することは困難」「0.50%利上げは合理的」「0.50%利上げがテーブルにあるというパウエル議長に同意」「中立金利を上回る利上げが必要かどうか分からない」(Bloomberg)
    • 米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
      • 5/11「インフレはより広範囲でより持続的」「今後の会合で0.50%利上げは好ましいベンチマーク」「0.75%利上げは私の基本シナリオではない」「個人的に政策金利は年内3.5%に達すると考える」「米国の景気後退リスクは今のところ低い」
      • 5/17 「最も差し迫った問題はインフレ」「労働市場は非常にタイトなまま」「米国見通しに対する最大のリスクは、ヨーロッパと中国の経済状況」「インフレを抑えるために適切な計画を有する」「今後会合で0.50%利上げは好ましい」「バランスシート縮小の影響は明らかでない」(Bloomberg)
      • 5/20「スタグフレーションはシナリオとしてあり得ない」「年内に金利3.5%到達を目指すべき」「0.50%利上げが現時点の良い計画」「インフレ抑制できれば、2023年か2024年に金利を引き下げ可能」「2022年のGDP成長率は2.5%から3.0%の見込み」(Bloomberg)
      • 6/1「現在の米国のマクロ状況はインフレに対するFRBの信頼性を低下させている」「FRBは利上げやコミットメントなど、インフレを2%に戻すための重要な措置を講じている」「各会合での0.50%利上げは良いペース」「バランスシート縮小は長期金利上昇に部分的に成功」「景気後退の可能性が高い確信はない」「インフレ低下の証拠があれば2023年後半または2024年に政策金利引き下げは可能」(Reuters)(Reuters)
    • 米国ジョージ・カンザスシティー連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
      • 5/19「金融政策は株式市場を対象としていない」 「インフレ抑制に向けどの程度の金融引き締めが必要となるかは不明」「現状は0.50%利上げが適切」(Bloomberg)
      • 5/24「インフレ率2%に戻すことが最大の目標」「8月までに政策金利2%前後になると予想」
    • 米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
      • 5/18「6月と7月に0.50%利上げを見込む」「インフレ抑制が最優先事項」「経済は引き締めに耐えうる」「ソフトランディング可能」(Reuters)
    • 米国エバンズ・シカゴ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
      • 5/18「インフレは明らかに高すぎる」「中立金利2.25%~2.50%まで政策金利を迅速に引き上げるべき」「前倒しの利上げを支持」(Bloomberg)
    • 米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
      • 5/6「フォワードガイダンスに従わなければならない」「中立金利の私見は2%のまま」「インフレ2%に下げるために必要なことを実施しなければならない」(Bloomberg)
      • 5/9「インフレ2%の目標に戻すつもり」「インフレが高すぎるためFRBは行動する必要がある」
      • 5/13「インフレは高すぎる」(Reuters)
      • 5/17「今はタカ派に容易になれる」「インフレは適切な状態ではない」(Bloomberg)
      • 5/19「インフレを抑制するために、どの程度の金利引き上げが必要か分からない」「労働市場は完全には回復していない」「持続的なインフレ下にある複数の証拠が見えている」「より強い引き締めが必要かもしれない」(Reuters)
    • 米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
      • 5/6「0.75%利上げは排除していない」(Bloomberg)
      • 5/10「インフレは高く持続的」「インフレを抑えるために必要なことをする」「FRB政策が必ずしも景気後退を引き起こすことはない」(Bloomberg)
    • 米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
      • 5/10「今後2回または3回会合で0.50%利上げ支持」「全てがテーブルの上にある」
      • 5/11「インフレが高すぎることを理解している」「中立金利到達で0.50%利上げ支持」
    • 米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
      • 5/12「今後2会合でそれぞれ0.50%利上げ方針を変える理由は見当たらない」「0.50%か0.75%利上げかは主な検討事項ではない」「年内に中立金利2.5%に到達したい」「4月のCPIデータは特に驚くべきものではない」
      • 5/24「インフレは高すぎる」「経済を刺激も抑制もしない金利に引き上げている」「景気後退を予期しない」「雇用・経済が拡大する間は金利を上げることが可能」
      • 6/1「政策金利を中立水準にする必要がある」「年内に2.50%に引き上げたい」「インフレを下げるために必要なことは何でもする」「賃金スパイラルの兆候は見られない」「景気後退を見込んでいない」(Bloomberg)
    • 米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁
      • 5/18「6月と7月に0.50%利上げを見込む」「インフレ抑制が最優先事項」「経済は引き締めに耐えうる」「ソフトランディング可能」(Reuters)
    • 米国バーFRB副議長候補
      • 5/19「インフレは高すぎる」(Reuters)
  • 地政学リスク
    • ウクライナへロシア侵攻による制裁→ロシア産原油のドル建て決済不可→エネルギー・穀物価格急騰→インフレ加速
    • 米国がロシア産エネルギー輸入禁止→原油先物価格上昇→インフレ加速
    • ウクライナ情勢悪化で有事のドル買い

ドル売り材料

  • 金融政策
    • 米国FOMC議事要旨5月度
      • 5/25「大半のメンバーが次回6月と7月の会合で0.50%利上げ支持」「米国経済は非常に強い、労働市場は逼迫、インフレは非常に高い」「第2四半期のGDPは強い成長となり、年末にかけて状況改善を想定」「迅速に利上げを実施すれば、年内に政策引き締め効果を見極めることができると、多くのメンバーが判断」(Bloomberg): 0.75%利上げ内容なしがハト派的か。
  • 政治、経済
    • 米中貿易戦争:米商務省、「輸出注意リスト」に中国企業・団体追加
    • 5/2 米国製造業PMI確報値4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/2 米国ISM製造業景気指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/2 米国建築支出3月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/4 米国ADP雇用者数4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/4 米国貿易収支3月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/4 米国ISM非製造業景気指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/4 米SEC、JDなど中国企業80社余りを上場廃止警告リストに追加(Bloomberg):米中貿易戦争過熱
    • 5/5 米国チャレンジャー人員削減4月度:前回より弱い数値
    • 5/5 米国非農業部門労働生産性指数速報値第1四半期:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/6 米国雇用統計4月度:平均時給前月比が前回かつ予想より弱い数値
    • 5/12 米国生産者物価指数4月度:注目のコア前月比が前回かつ予想より弱い数値(Bloomberg)
    • 5/13 米国輸入物価指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/13 米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値2011年以来低水準
    • 5/16 米国ニューヨーク連銀製造業景気指数5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/18 米国住宅着工件数4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/19 米国フィラデルフィア連銀景況指数5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/19 米国景気先行指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/19 米国中古住宅販売件数4月度:前回かつ予想より弱い数値。2020年6月以来の低水準
    • 5/24 米国総合PMI、サービス業PMI5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/24 米国新築住宅販売件数4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/24 米国リッチモンド連銀製造業指数5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/25 米国耐久財受注速報値 4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/26 米国GDP改定値第1四半期:実質GDPとPCEコアデフレータが前回かつ予想より弱い数値
    • 5/26 米国中古住宅販売成約指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/26 米国カンザスシティ連銀製造業総合指数5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/27 米国個人所得4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/27 米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/31 米国住宅価格指数3月度:予想より弱い数値
    • 5/31 米国ダラス連銀製造業活動指数5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 6/1 米国MBA住宅ローン申請指数:前回より弱い数値
    • 6/1 米国製造業PMI確報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 6/1 米国建築支出4月度:予想より弱い数値
    • 6/2 米国ADP雇用者数5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 6/2 米国製造業受注指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 6/2 米国週間石油在庫統計:原油在庫とガソリン在庫が前回かつ予想より弱い数値
    • 6/3 米国雇用統計5月度:失業率と平均時給前月比が予想より弱い数値
    • 6/3 米国サービス業PMI確報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 6/3 米国総合PMI確報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 6/3 米国ISM非製造業景気指数5月度:前回かつ予想より弱い数値
  • 要人発言
    • 米国バイデン大統領
      • 5/23「台湾政策は変更していない、台湾の現状への一方的な変更がないことを望む」「中国は力で台湾を奪う権限有さず、台湾防衛へ武力行使する意向ある」(Bloomberg)
    • 米国イエレン財務長官
    • 米国パウエルFRB議長
      • 5/4「今後2会合で0.50%利上げ想定」「0.75%利上げは積極的に検討してない」(Bloomberg)
    • 米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
    • 米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
      • 5/19「2回0.50%利上げ後は0.25%利上げを予想」「マイナス成長のリスクあり」(Reuters)
    • 米国エバンス・シカゴ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
      • 5/19「7月または9月会合に、0.25%利上げ幅への移行を議論」「年内に0.50%利上げ完了し、0.25%利上げへの移行を期待」
    • 米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
      • 5/9「インフレが加速していない兆候が見られる」「0.75%利上げ確率は低いが、状況が変われば必要になる可能性がある」「0.50%の利上げを継続することが望ましい。それより大幅な利上げの必要はない」(Bloomberg)
      • 5/23「インフレが低下なら9月に利上げ停止が決定され得る」(Bloomberg)
      • 6/1「支出意欲後退で年内にインフレ低下する可能性」「利上げ一時停止はFRBプットを意味しない」(Bloomberg)
    • 米国地区連銀経済報告(ベージュブック)
      • 6/1 「4地区は成長のペースが前期から鈍化していることを明確に指摘」「ほとんどの地区は製造業の継続的な成長を報告」「小売業は消費者が物価上昇に直面したことで若干の落ち込みが見られ、住宅用不動産業は消費者が物価高と金利上昇による弱さを報告」「金利上昇、一般的なインフレ、ロシアのウクライナ侵攻、および新型コロナによる混乱は、家計およびビジネスプランに影響を与える主要な懸念事項」「8地区は将来の成長に対する期待が低下、3地区は特に不況について懸念表明」「ほとんどの地区は労働市場がタイトと指摘」「多数の地区で企業は強い賃金の伸びを、その他の企業は中程度の伸びを報告」(Bloomberg)
  • 新型コロナ
    • 5/17 NY市、新型コロナ感染の警戒レベルを「高い」に引き上げ(Bloomberg)
  • 地政学リスク
    • 台湾情勢を巡る米中関係悪化
      • 5/19 中国が台湾巡り「危険な状況」に至ると米国に警告(Bloomberg)
    • ウクライナ情勢緊迫化
      • ロシア制裁でドル決済が使えなくなったら、ロシアはドル売り中国人民元買いの可能性
      • 安全資産米国債買い→米国債利回り低下

米利上げ期待・リスクオフドル買い、リスクオフ米国債利回り低下によるドル売り材料が交錯。方向性が分かりにくい状況。

円(JPY)

円買い材料

  • 金融政策
  • 政治、経済
    • 5/6 東京消費者物価指数4月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/6 政府、外国人観光客の入国を今月にも一部認める方向で検討-報道(Bloomberg):円への両替増加
    • 5/11 景気動向指数速報値3月度:景気先行指数は前回かつ予想より強い数値
    • 5/12 国際収支3月度:経常収支は前回かつ予想より強い数値
    • 5/18 国内企業物価4月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/18 GDP1次速報値第1四半期:GDPデフレータ前年比は前回かつ予想より強い数値
    • 5/19 機械受注3月度:前回かつ予想より強い数値で3年ぶりプラス
    • 5/20 消費者物価指数4月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/31 日本雇用統計4月度:完全失業率は前回かつ予想より強い数値、有効求人倍率は予想と同じ
  • 要人発言
    • 岸田首相
      • 5/20「急速な変化はどういった立場でも好ましくはない」(日本経済新聞
      • 5/24「力による現状変更に強く反対する」(日本経済新聞):地政学リスクオフ
      • 5/26「為替の急激な変動は望ましくない」「円安は事業者、生産者には物価の引き上げによりマイナス」
    • 松野官房長官
      • 5/20「6月から水際措置見直し、入国者上限2万人に引き上げ」
    • 磯崎官房副長官
    • 鈴木財務相
      • 5/10「最近の急速な円安は望ましくない」「為替市場の動向や日本経済への影響を緊張感持って注視」(Bloomberg)
      • 5/13「為替の安定は重要、急激な変動は望ましくない」
      • 5/17「為替相場は経済のファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要」「最近のような急速な為替の変動は望ましくない」
      • 5/20「為替の安定は重要。急激な変動は好ましくない」
    • 黒田日銀総裁
      • 5/13「為替市場の短期間の過度な変動は先行きの不確実性を高め望ましくない」「ファンダメンタルズを反映し、安定推移が極めて重要」「為替相場の短期間での過度な変動は望ましくない」
      • 5/16「為替はファンダメンタルズを反映し、安定推移が重要」「為替の過度の変動は望ましくない」
    • 雨宮日銀副総裁
      • 5/17「短期間での過度な為替変動は望ましくない」「為替はファンダメンタルズを反映し安定推移が重要」
      • 6/1「現時点で追加緩和の必要性、それほど高くない」「為替の急激な変動は望ましくない」「為替レートを目標とした政策発動は望ましくない」
    • 内田日銀理事
      • 5/10「為替相場の短期間の変動、先行き不確実性高め望ましくない」
    • 米国バイデン大統領
      • 5/23「台湾政策は変更していない、台湾の現状への一方的な変更がないことを望む」「中国は力で台湾を奪う権限有さず、台湾防衛へ武力行使する意向ある」(Bloomberg):地政学リスクオフ
  • 地政学リスク
    • 台湾情勢を巡る米中関係悪化
      • 5/19 中国が台湾巡り「危険な状況」に至ると米国に警告(Bloomberg)
    • 北朝鮮の軍事行動:
      • ミサイル発射は2022年に19回
    • ウクライナ情勢悪化
      • 日本は世界最大の対外純資産保有国(財務省統計):円売り→外貨買い→海外資産買い。リスクオフで、海外資産売り→外貨売り→円買い
    • サル痘ウイルス
      • 5/20 WHOがグローバル化について緊急会議を開催(Reuters)
    • IMM通貨先物

円売り材料

  • 金融政策
    • 5/9 金融政策決定会合議事要旨(3月17-18日分):「景気刺激効果を維持する観点から、指値オペを含めた対応により、上昇圧力を抑制し金融市場調節方針を実現することが重要である」(Bloomberg)
    • 5/12 日銀金融政策決定会合における主な意見(4月27-28日分):「為替レートのコントロールを目標とした政策変更は適当でない」「需給ギャップ大きくインフレ基調が低い現状は為替円安がプラスに働く」「物価目標の達成まで金融緩和を持続すべき」(Bloomberg)
    • 5/23 円の実質実効レートが半世紀ぶり低水準、低インフレと円安(Bloomberg)
  • 政治、経済
    • 日本以外でテーパリングや利上げ実施する国が増加→円を売って海外通貨買って利回りが良い海外国債などに投資した方が良い。
    • エネルギー・穀物価格高騰→輸入物価上昇→資源輸入への支払い増→日本の経常収支悪化(貿易赤字拡大)
    • 5/19 通関ベース貿易収支4月度:季節調整済が前回かつ予想より弱い数値。9カ月連続赤字
    • 5/27 東京消費者物価指数4月度:前月比とコアコア前月比が前回かつ予想より弱い数値
    • 5/31 日本鉱工業生産速報値4月度:前回かつ予想より弱い数値
  • 要人発言
    • 岸田首相
      • 5/26「円安は輸出企業、海外に資産を有する企業には追い風」
      • 5/26「外国人観光客の受け入れ、6月10日から再開する」「当初は感染リスクの低い国・地域からの添乗員付きパッケージツアー客に限定」「段階的に対象を拡大」(日本経済新聞
    • 鈴木財務相
      • 5/13「為替はさまざまな要因で市場で決まる」
    • 黒田日銀総裁
      • 5/13「大幅な金融緩和は必要」「金利を上げると景気が悪くなる」「具体的な出口戦略の手法などを論じるのは時期尚早」「私の任期との関係で出口を考えることは適切ではない」(Bloomberg)
      • 5/16「大量の国債購入の副作用はあり得るが、大幅な金融緩和は必要」「金利を上げると景気が悪くなり、銀行の貸出量が減ると銀行収益は増大しない」「具体的な出口戦略の手法などを論じるのは時期尚早」
      • 5/20 「ロシアの行動が大規模なインフレを引き起こしている」「インフレが日本に波及する可能性は低い」「日本のインフレ率2%達成の可能性は高い」「マイナス金利を含めて長短金利操作(YCC、イールドカーブ・コントロール)継続は適当」「持続的なインフレ率2%にはならない」(Bloomberg)
      • 5/30「強力な金融緩和粘り強く続け経済を支えていく」「円安が急速に進んだ時の要因は日銀の金融政策とはみていない」「最近の急速な円安進行は改善されている」(Bloomberg)
    • 雨宮日銀副総裁
      • 5/17「金融緩和を縮小する経済活動に一段と下押し圧力かかかり、企業収益、雇用、賃金、物価の好循環が阻害される」と指摘。「結果的に物価安定目標の持続的、安定的な実現から遠ざかってしまうというリスクがある」(Bloomberg)
      • 6/1「経済下振れすれば躊躇なく追加的措置講じること排除すべきでない 」
    • 内田日銀理事
      • 5/10「長期金利ゼロ% プラスマイナス0.25%の誘導目標、変更することは考えていない」「長期金利の許容変動幅の上限引き上げは事実上の利上げ、日本経済にとって好ましくない」(Bloomberg)
  • 地政学リスク
    • ウクライナ情勢悪化:日本企業のロシア離れ加速

日米金融政策差で円売り優勢。突発的なウクライナ情勢悪化や要人の円安牽制発言で一時的な円買いも生じやすいですが押し目の機会になりやすい状況は変わらず。

ユーロ(EUR)

ユーロ買い材料

  • 金融政策
    • 5/19 ECB理事会議事要旨(4月14日分)「メンバーは高いインフレ率を懸念」「直近のデータは戦争が景気回復を遅らせていることを示唆しているが、回復の路線から外れたわけではない」「7-9月期の成長見通しは依然として比較的良好」(Bloomberg)
  • 政治、経済
    • 5/2 独製造業PMI確報値4月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/2 欧製造業PMI確報値4月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/3 欧生産者物価指数3月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/10 欧ZEW景況感指数5月度:前回より強い数値。しかしマイナス値が嫌気でEUR売りも
    • 5/10 独ZEW景況感指数5月度:前回より強い数値。しかしマイナス値が嫌気でEUR売りも
    • 5/16 欧実質GDP改定値第1四半期:前回より強い数値
    • 5/23 独Ifo景況感指数4月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/24 独製造業PMI速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/25 独実質GDP実質確報値第1四半期:前年比は前回かつ予想より強い数値
    • 5/30 独消費者物価指数速報値5月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/30 独調和消費者物価指数速報値5月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/31 独雇用統計5月度:失業率は予想と同じ
    • 5/31 欧消費者物価指数速報値5月度:前回かつ予想より強い数値
    • 6/1 独製造業PMI確報値5月度:前回かつ予想より強い数値
    • 6/1 欧製造業PMI確報値5月度:前回かつ予想より強い数値
    • 6/1 欧雇用統計4月度:前回かつ予想と同じ数値
  • 要人発言
    • ラガルドECB総裁
      • 5/11「正常化は最初の利上げ後に段階的に行う」「資産買入れは第3四半期の初め頃に終了すべき」「インフレ見通しは中期的に目標を大きく超えている」(Bloomberg)
      • 5/21「7月利上げの可能性あり」「0.50%利上げには現時点で何か言えることではない」(Bloomberg)
      • 5/23「ECBの金融政策は正常化に向かっている」「第3四半期末までにマイナス金利から脱却の見込み」
      • 5/24「ユーロ相場の動向を注視している」「リセッションは想定していない」(Bloomberg)
    • デギンドスECB副総裁
    • シュナーベルECB専務理事
      • 5/3「7月に利上げは可能」「資産購入は利上げ前、おそらく6月末までに終了する必要」(Bloomberg)
      • 5/6「高い金利が必要となりそう」(Bloomberg)
      • 5/11「物価安定のために政策的措置が必要」「高インフレが定着する危険性あり」(Bloomberg)
    • レーンECB専務理事
      • 5/30「ECBは0.25%ごとの利上げをすべき」(Bloomberg)
    • エルダーソンECB専務理事
      • 5/11「政策金正常化の検討を7月に開始可能」「リセッションを予想していない」(Bloomberg)
    • ナーゲル・ドイツ連銀総裁
      • 5/6「ECBは金融正常化を進めるべき」「リセッションではないが、成長率はかなり弱いと予想」「現在の経済状況を理由に金融政策の変更を控えるべきだという考えは受け入れない」(Bloomberg)
      • 5/10「6月末に資産購入プログラム(APP)を終了する必要あり」「遅すぎる行動のリスクは著しく増加」「物価上昇が勢いを増しているとの不穏な証拠がある」「ECBの7月利上げ開始を支持」(Bloomberg)
      • 5/13「7月利上げの可能性あり」「利上げ時は金融安定を考慮する必要」
      • 5/20「ECBは7月に利上げを行う可能性」「インフレと戦うべき時がきた」
      • 5/25「ECB最初の利上げは7月、下半期に追加利上げの見込み」
    • クノット・オランダ中銀総裁
      • 5/17「7月会合での25bpの利上げを支持」「データによって正当化された場合にはより大きく動くことも除外しない」(Bloomberg)
      • 5/25「ECBはエネルギー価格上昇によるインフレは制御できない」「ECB理事会での利上げ協議は6月ではなく7月」「0.50%利上げは議題から外れていない」(Bloomberg)
    • バスレ・スロベニア中銀総裁
    • ホルツマン・オーストリア中銀総裁
      • 5/5「今年利上げを行う予定」「利上げ幅や時期については6月会合で議論」(Bloomberg)
      • 5/24「7月会合で0.5%利上げが適切」「金利がプラス圏で年を越すことが極めて重要」(Bloomberg)
      • 6/1「新たなインフレの記録は0.50%利上げの必要性を支持」(Bloomberg)
    • レーン・フィンランド中銀総裁
      • 5/5「7月と9月に利上げすべき」(Bloomberg)
      • 5/18「マイナス金利からすばやく脱却する必要がある」「最初の利上げは夏に実施される可能性が高い」(Bloomberg)
      • 5/25「インフレ上振れリスクは明らかに高まっている」「7月に0.25%利上げすべき」「政策金利は秋にはゼロに引き上げられるべき」(Bloomberg)
    • シムカス・リトアニア中銀総裁
    • ミュラー・エストニア中銀総裁
      • 5/3「7月に利上げを検討すべき」
      • 5/18「7月会合での25bp利上げを支持」「今年中に金利がゼロ%を超えて上昇したとしても驚きではない」
    • カザークス・ラトビア中銀総裁
      • 5/20「最初の利上げが7月となることを希望」「金融政策だけでは経済を持ち上げることできない」
      • 5/24「0.50%利上げを排除すべきではない」「ECBは7月と9月、10-12月期にも利上げを行うと予想」
    • ベルギー・ウンシュ中銀総裁
    • デコス・スペイン中銀総裁
      • 5/31「中立金利は1%程度かそれを若干上回る水準に」(Bloomberg)
    • ビスコ・イタリア中銀総裁
      • 5/20「マイナス金利の領域から脱却できる状況」「今後数カ月で段階的に金利を引き上げることできる」「7月が利上げを開始する時期」(Bloomberg)
      • 5/31「利上げペースは秩序立ったものとなるべき」「マイナス金利政策から離れるべき」「利上げは緩やかであるべき」
    • ビルロワドガロー・フランス中銀総裁
      • 5/5「ユーロが弱すぎると物価安定の目標を危うくする」「金融政策の正常化は十分に正当化できる」「年末までに金利をプラスに引き上げるのが合理的」
      • 5/11「ECBは今年の夏から利上げを開始するだろう」「金利は徐々に引き上げられるだろう」(Bloomberg)
      • 5/16「経済活動を考慮してさらなる行動を取る可能性がある」「ECBは実効為替レートを注視している」「弱過ぎるユーロはECBの物価安定目標に反する」(Bloomberg)
      • 5/23「欧州の主要問題はインフレ」「金融引き締めではなく、正常化へ」「インフレ率を2%に引き戻す」
      • 5/31「物価は金融政策正常化の必要性を示す」「政策正常化は漸進的で断固たるものに」(Bloomberg)
      • 6/2「ECBの政策正常化は必要」(Bloomberg)
    • バスレ・スロベニア中銀総裁
      • 5/11「さらなる迅速な政策行動を支持」「インフレはより広範になりつつある」
    • マクルーフ・アイルランド中銀総裁
      • 5/12「6月か7月が資産買入れ終了の時」「2023年初頭には金利がプラスになる可能性が高い」「ECBが行動を起こすべき時」(Reuters)
    • センテノ・ポルトガル中銀総裁
      • 5/13「ECBは7月上旬に引き締め開始と予想」(Reuters)
    • カジミール・スロバキア中銀総裁
      • 5/12「7月利上げを支持」(Bloomberg)
      • 5/31「7月に0.25%利上げ見込む」「記録的なインフレで9月に0.50%利上げ検討」(Bloomberg)
    • 独Ifo経済研究所
      • 5/23「今のところ景気後退の兆しはない」「ドイツ経済は引き続き底堅い」「供給のボトルネックが緩和される兆しはない」
  • IMM通貨先物

ユーロ売り材料

  • 金融政策
    • 5/25 ECB金融安定報告書:インフレや低成長受け企業に弱さ(Bloomberg)
  • 政治、経済
    • 英国とEUの北アイルランド議定書議論難航
    • 5/2 独小売売上高3月:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/2 欧消費者信頼感指数確報値4月:前回より弱い数値
    • 5/2 独雇用統計4月度:失業者数が前回かつ予想より弱い数値
    • 5/4 独貿易収支3月:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/4 独非製造業PMI確報値4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/4 欧小売売上高3月:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/5 独製造業新規受注3月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/6 独鉱工業生産指数3月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/12 独経常収支3月度:前回より弱い数値
    • 5/12 ロシアがポーランド経由のドイツ向けガスを停止
    • 5/16 欧州委員会経済見通し:ユーロ圏の成長見通しが下方修正(Reuters)
    • 5/16 欧貿易収支3月度:前回かつ予想より弱い数値。3月は過去最大の赤字
    • 5/18 欧州新車販売4月度:前年同月比20%減。10カ月連続の減少(Bloomberg)
    • 5/18 欧消費者物価指数確報値4月度:前年比が前回かつ予想より弱い数値
    • 5/19 欧経常収支3月度:前回より弱い数値
    • 5/21 ロシアがフィンランドへのガス供給を21日に停止(Bloomberg)
    • 5/24 独非製造業PMI速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/24 欧非製造業PMI速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/24 欧製造業PMI速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/31 独雇用統計5月度:失業数は前回かつ予想より弱い数値
    • 6/1 独小売売上高4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 6/1 ロシア、ドイツへのガス供給一部停止
    • 6/2 欧生産者物価指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 6/3 独貿易収支4月度:予想より弱い数値
    • 6/3 独非製造業PMI確報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 6/3 欧非製造業PMI確報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 6/3 欧小売売上4月度:予想より弱い数値
  • 要人発言
    • フォンデアライエン欧州委員長
      • 5/31「EU)首脳はロシアに対する新たな制裁パッケージを原則合意」
    • EU理事会常任議長
      • 5/16「議定書に関する英国の一方的な行動は明らかに歓迎されない」
    • ドムブロフスキス欧州委員会副委員長
      • 5/24「欧州経済の成長率は鈍化する見込み」
    • ラガルドECB総裁
    • パネッタECB専務理事
      • 5/25「金融緩和の一部を解除することで、金融政策の正常化を継続できる」(Bloomberg)
    • ビルロワドガロー・フランス中銀総裁
      • 5/24「0.50%利上はコンセンサスではない」「来年に中立金利になると見込む」「インフレ率は2年以内に2%に戻ると予想」(Bloomberg)
    • レーン・フィンランド中銀総裁
      • 5/24「来月には経済見通しを下方修正するだろう」
    • フィンランド大統領・首相
      • 5/12「NATO加盟への申請を提出するべき」
  • 地政学リスク
    • ウクライナ情勢悪化
      • ウクライナとロシア停戦交渉進展なし
      • エネルギー・穀物価格急騰→物価上昇→欧州経済悪化→スタグフレーション懸念

要人のタカ派発言でユーロ買い、ウクライナ情勢悪化の継続でユーロ売り優勢。

ポンド(GBP)

ポンド買い材料

  • 金融政策
    • 5/5 英中銀(BOE)政策金利5月度:予想通り0.25%追加利上げ(1.00%)。金融政策委員会(MPC)メンバー9人のうち6人が賛成したが、3人が0.50%の利上げを主張。
    • 5/5 BOE議事要旨5月度:インフレは、4月に約8%まで上昇した後でピークをつけるとの物価見通しを今年第4四半期には10%を超えると上方修正
      「1.00%への引き上げを全会一致で決定」「今後数カ月で更なる緩やかな引き締めが適切かもしれない」(Bloomberg)
  • 政治、経済
    • 5/3 英国製造業PMI確報値4月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/5 英国非製造業PMI確報値4月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/17 英国雇用統計4月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/18 英国生産者物価指数4月度:出荷が前回かつ予想より強い数値
    • 5/18 英国小売物価指数4月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/18 英国消費者物価指数4月度:前回かつ予想より強い数値。前年比9%は40年ぶり高水準
    • 5/20 英国小売売上高4月度:前月比が前回かつ予想より強い数値。サプライズのプラス値。
    • 6/1 英国ネーションワイド住宅価格指数5月度:前回かつ予想より強い数値
    • 6/1 英国製造業PMI確報値5月度:前回かつ予想と同じ数値
  • 要人発言
    • 英国ジョンソン首相
      • 5/16「北アイルランド議定書、北アイルランドのどの政党も好まない」
    • ベイリー英中銀(BOE)総裁
      • 5/23「インフレを抑制するために、必要に応じて再利上げする」
    • ラムスデン英中銀副総裁
      • 5/12「インフレは予想よりも低下しないかもしれない」「インフレリスクはより多くの利上げが必要ということを意味している」(Bloomberg)
    • サンダース英中銀金融政策委員会(MPC)委員
      • 5/16「高いインフレ期待のリスクに強く傾倒する必要」「BOEは中立な政策スタンスに戻るべき」
    • マン英中銀委員
    • ピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員兼チーフエコノミスト
      • 5/20「金融政策引き締めはさらに実行する必要がある」「インフレ率は2桁に上昇すると予測」(Reuters)
  • IMM通貨先物

ポンド売り材料

  • 金融政策
    • 5/5 BOE議事要旨5月度:成長率見通しは、22年3.75%と従来見通しを維持したものの、23年は従来1.25%から-0.25%、24年は1.0%から0.25%に下方修正。23年のリセッション入りを警告(Bloomberg)
  • 政治、経済
    • 北アイルランド議定書の効力停止懸念
    • 5/7 英統一地方選、与党・保守党がロンドンの有力地盤で敗北-首相に痛手(Bloomberg)
    • 5/10 英個人消費、21年1月以来の減少(Reuters)
    • 5/11 英国がNI議定書撤回ならEUは貿易停止用意
    • 5/12 英国実質GDP速報値第1四半期:前期比が前回かつ予想より弱い数値
    • 5/12 英国貿易収支3月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/12 英国製造業生産高3月度:前年比が前回かつ予想より弱い数値
    • 5/18 英国生産者物価指数4月度:出荷が前回かつ予想より弱い数値
    • 5/20 英国GfK消費者信頼感調査5月度:前回かつ予想より弱い数値で1970年代の統計開始以降最低。
    • 5/23 英国製造業PMI速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/23 英国非製造業PMI速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
  • 要人発言
    • 英国ジョンソン首相
      • 5/25「パーティーゲート事件に関しては、全面的に責任がある」
    • ベイリー英中銀総裁
      • 5/5「BOE予測はリセッションの定義に合致しないが、非常に急激な経済成長の減速」「労働市場は非常にタイト」「もっと金利を上げるべきだと考える人々に同意しない」(Bloomberg)
    • カンリフ英中銀副総裁
  • 地政学リスク
    • ウクライナ情勢悪化
      • ロシア産原油輸入削減→インフレ加速→スタグフレーション懸念

利上げ期待の買いと景気後退懸念の売りが綱引き状態。

豪ドル(AUD)

豪ドル買い材料

  • 金融政策
    • 5/3 豪中銀政策金利5月度:予想上回る利上げ、政策金利0.35%-追加の引き締め示唆(Bloomberg)
    • 5/3 豪中銀声明:「オーストラリアのインフレ率が目標内に収まるまで、出来ることは何でもする」「満期償還証券の再投資は行わない」
    • 5/6 豪中銀四半期報告:今後さらなる利上げが必要になるとの見通し(Bloomberg)
    • 5/17 豪準備銀行(RBA)議事要旨:「理事会で15bp、25bp、40bpの利上げを検討」「追加利上げが必要になる可能性が高い」(Bloomberg)
  • 政治、経済
    • 5/4 豪小売売上高3月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/5 豪貿易収支3月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/19 豪雇用統計4月度:失業率が前回かつ予想より強い数値。1974年以来の低水準
    • 5/21 オーストラリア総選挙:野党・労働党が勝利。2013年以来の政権交代の見通し(Bloomberg)→新政権への期待感あり。
    • 6/1 豪実質GDP第1四半期:予想より強い数値
    • 6/2 豪貿易収支4月度:前回かつ予想より強い数値
  • 要人発言
    • ロウ豪中銀総裁
      • 5/3「年末までの金利は1.50-1.75%と予想」「40bp利上げの選択肢も検討」「今後数カ月の間に更なる利上げが必要になる」
    • ケント豪準備銀行(RBA)総裁補佐
      • 5/23「量的引き締めの段階に入った」「予測モデルでは中立金利は2-3%の間」
  • 地政学リスク
    • ウクライナ情勢悪化
      • 小麦やトウモロコシ等の農作物と液化天然ガス等の資源を、ウクライナやロシア産から豪州産への代替需要高まり。

豪ドル売り材料

  • 金融政策
  • 政治、経済
    • 5/11 豪消費者信頼感指数5月度:前回より弱い数値
    • 5/19 豪雇用統計4月度:雇用者数が前回かつ予想より弱い数値
    • 5/24 豪小売売上高4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/31 豪住宅許可件数4月度:予想より弱い数値
    • 5/31 豪経常収支第1四半期:予想より弱い数値
  • 要人発言
    • 豪アルバニージー首相
      • 5/23「中国との関係性は依然として困難」
  • 地政学リスク
    • ウクライナ情勢悪化:米国株下落の影響でリスクオフ
  • IMM通貨先物

追加利上げ期待とウクライナ情勢悪化によるエネルギーや穀物の需要急増で豪ドルは買い材料が優勢と推測します。

ニュージーランドドル(NZD)

ニュージーランドドル買い材料

  • 金融政策
    • ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
      • 5/25 予想通り0.50%利上げ
    • ニュージーランド準備銀行(RBNZ)声明
      • 5/25「政策金利を引き続き引き上げていくことに合意」「政策金利をより大きくより早く引き上げることはインフレが持続的になるリスクを軽減」「政策金利は年内に3.25%と見込む」
  • 政治、経済
    • 5/19 ニュージーランド生産者物価指数第1四半期:前回より強い数値
    • 5/20 ニュージーランド貿易収支4月度:前回より強い数値
  • 要人発言
    • アーダーン首相
      • 5/11「ニュージーランドの国境を7月末から完全再開する」(Bloomberg)
    • ニュージーランド政府
      • 5/19「インフレ上昇の影響を緩和するために10億NZドルを支出」
    • ニュージーランド・オア準備銀行総裁
      • 5/25「中立金利は2-3%」「家計が金利上昇に耐えることができると確信」
      • 5/26「インフレ期待の高まりが続くこと望まない」(Bloomberg)

ニュージーランドドル売り材料

  • 金融政策
  • 政治、経済
    • 5/24 ニュージーランド小売売上高第1四半期:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/31 ニュージーランド住宅許可4月度:前回より弱い数値
    • 5/31 ニュージーランド企業信頼感5月度:前回より弱い数値

追加利上げ期待ウクライナ情勢悪化による食料需要急増、新型コロナ対策で実施していた入国制限前倒し撤廃でニュージーランドドルは買い材料が優勢と推測します。

カナダドル(CAD)

カナダドル買い材料

  • 金融政策
    • 6/1 カナダ中銀(BOC)政策金利:予想と同じ数値
    • カナダ中銀声明
      • 6/1「量的金融引き締めを継続」「4月のCPIインフレ率は6.8%に達し、予測をはるかに上回っている」「インフレ上昇が定着するリスクが高まっている」(Bloomberg)
  • 政治、経済
    • 5/6 OPECプラス:6月生産も小幅引き上げ幅で合意(Bloomberg)
    • 5/6 カナダ雇用統計4月度:失業率は前回より強い数値
    • 5/16 カナダ住宅着工件数4月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/16 カナダ卸売売上高3月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/18 カナダ消費者物価指数4月度:前年比は前回かつ予想より強い数値
    • 5/24 カナダ小売売上高3月度:コア前月比が前回かつ予想より強い数値
    • 5/30 カナダ経常収支第1四半期:前回かつ予想より強い数値
    • 5/31 EUがロシア産石油の一部禁輸で部分合意(Bloomberg)
    • 5/31 カナダ実質GDP3月度:予想より強い数値
  • 要人発言
    • マックレムBOC総裁
    • ビュードライBOC副総裁
      • 6/1「インフレ高進を定着させないために政策金利を3%、もしくはこれを超える水準まで引き上げる必要性が高まっている」
    • コジッキBOC副総裁
  • 新型コロナ
    • 5/16 中国上海市ロックダウンが6月中に解除の見通し→エネルギー需要増の思惑
    • 6/1 中国上海市ロックダウンが6月中に解除
  • 地政学リスク
  • IMM通貨先物

カナダドル売り材料

  • 金融政策
  • 政治、経済
    • 5/6 カナダ雇用統計4月度:雇用者数は前回かつ予想より弱い数値
    • 5/6 カナダIvey購買担当者景況感指数4月度:前回より弱い数値
    • 5/19 カナダ鉱工業製品価格4月度:前回より弱い数値
    • 5/24 カナダ小売売上高3月度:前月比が前回かつ予想より弱い数値
    • 5/31 カナダ実質GDP第1四半期:前回かつ予想より弱い数値
    • 6/2 カナダ住宅許可4月度:予想より弱い数値
  • 要人発言
    • カナダ政府
      • 5/20 ファーウェイとZTEを5Gネットワークから排除
  • 新型コロナ
    • 中国コロナ再拡大でロックダウン⇒原油の世界需要低迷の懸念強まる

追加利上げ期待とウクライナ情勢悪化による原油価格急騰からカナダドルは買い材料優勢と推測します。

人民元(CNH)

人民元買い材料

  • 金融政策
    • 5/27 中国、証券取引所債券市場を外国人投資家に開放(Bloomberg)
  • 政治、経済
    • 5/11 中国消費者物価指数4月度:前回かつ予想より強い数値
    • 5/31 中国製造業PMI5月度:前回かつ予想より強い数値
  • 要人発言
    • 中国政府
      • 5/23「多くの部門に付加価値税控除を適用する予定」「年間減税額を1400億元以上増やし2兆6400億元に」
    • 中国李首相
      • 5/24 経済回復に向けた33施策を指示
    • ロシア・シルアノフ財務相
      • 3/14 「西側諸国の制裁でロシア中央銀行の外貨準備はドルやユーロ建てが凍結。ロシアの外貨準備で中国人民元利用」(Reuters)
    • 米国バイデン大統領
      • 5/23「対中関税の引き下げを検討している」
  • 新型コロナ
    • 5/16 中国上海市、ロックダウンを6月に解除へ
    • 5/17 中国上海市、3日連続で新規市中感染ゼロ、封鎖解除の重要条件達成
    • 6/1 中国上海封鎖2カ月ぶり解除
  • 地政学リスク
    • ウクライナへロシア侵攻で各国制裁→ロシア産原油のドル建て決済不可→ロシアが友好的国の中国人民元買いに向かう

人民元売り材料

  • 金融政策
    • 5/16 政策金利1年物MLF金利据え置きだが緩和期待(Bloomberg)
    • 5/20 中国人民銀、5年物LPRを15bp引き下げ(Bloomberg)
  • 政治、経済
    • 5/4 米SEC、JDなど中国企業80社余りを上場廃止警告リストに追加(Bloomberg):米中貿易戦争過熱
    • 5/5 中国財新サービス部門PMI4月度:前回かつ予想より弱い数値。基準50下回る。
    • 5/11 中国新車販売4月度:47.6%減。(Reuters)
    • 5/13 中国経済のファイナンス活動、4月に大きく落ち込む(Bloomberg)
    • 5/16 中国小売売上高4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 5/16 中国鉱工業生産指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
    • 6/1 中国財新製造業PMI5月度:予想より弱い数値
  • 要人発言
    • 中国李首相
      • 5/7 中国首相、ロックダウン下の「複雑で厳しい」雇用情勢巡り警告(Bloomberg)
      • 5/23 「中国は2020年より厳しい困難に直面している」(Bloomberg)
    • 中国陳人民銀行副総裁
      • 5/12「経済成長の安定を最優先」(Bloomberg)
      • 6/2「穏健な金融政策を強化」(Reuters)
    • 中国国家発展改革委員会
      • 5/17「中国経済は下方圧力が増している」
    • 中国外務省報道官
      • 6/2「米国と台湾の貿易巡る計画に反対」
    • 米国バイデン大統領
      • 5/23「台湾政策は変更していない、台湾の現状への一方的な変更がないことを望む」「中国は力で台湾を奪う権限有さず、台湾防衛へ武力行使する意向ある」(Bloomberg)
  • 新型コロナ
    • 5/4 北京市、労働節休暇後もコロナ規制継続 ひそかに市中感染拡大(Reuters)
    • 5/18 中国天津市、ロックダウン対象拡大(Bloomberg)
  • 地政学リスク
    • ウクライナ・ロシア紛争の後は、中国・台湾紛争による経済悪化危機感が増加。
    • 台湾情勢を巡る米中関係悪化
      • 5/19 中国が台湾巡り「危険な状況」に至ると米国に警告(Bloomberg)

中国経済悪化により人民元は売り材料優勢と推測します。

原油

原油買い材料

  • 政治、経済
    • 5/5 OPECプラス、6月も小幅供給増で合意-ロシアとの連帯示す(Bloomberg)
    • 5/21 ロシアがフィンランドへのガス供給を21日に停止(Bloomberg)
    • 5/26 米国が夏休み期間でガソリン需要の高まり
    • 5/31 EUがロシアへの追加制裁として石油輸入を禁止することで合意
    • 6/1 ロシア、ドイツへのガス供給一部停止
  • 要人発言
    • フォンデアライエン欧州委員長
      • 5/4「秩序ある形での、ロシア産の原油輸入禁止を提案する」(Bloomberg)
    • IEA事務局長
      • 5/23 石油価格はさらに上昇も、景気後退リスク高める恐れ(Bloomberg)
  • 新型コロナ
    • 5/16 中国上海市、ロックダウンを6月に解除へ→エネルギー需要増の思惑
  • 地政学リスク
    • ウクライナ情勢悪化:需要増、供給不安→原油価格高騰

原油売り材料

  • 政治、経済
    • 5/12 石油輸出国機構(OPEC)月報:2022年世界石油需要の増加を日量336万バレルとし、前回予想から下方修正。2カ月連続引き下げ
    • 5/12 国際エネルギー機関(IEA):必要に応じ石油追加放出の可能性(Reuters)
    • 6/2 OPECプラス:7月と8月の供給量を日量64.8万バレルに拡大で合意(Bloomberg)
  • 新型コロナ
    • 5/8 サウジ、アジア向け原油を4カ月ぶり値下げ-中国ロックダウンの中(Bloomberg)
  • IMM通貨先物
    • 5/31時点、ロング縮小(ネット +334,761 → +332,976 、前週比 -1,785 )

中国ロックダウン解除と米国需要増から、原油買い優勢と推測します。

金買い材料

  • 政治、経済
    • 世界的なインフレ高進:インフレヘッジ資産の金買い増加
  • 地政学リスク
    • ウクライナ情勢悪化:安全資産の金買い増加

金売り材料

  • 政治、経済
    • 米国利上げ期待による米国債利回り上昇:金利がつかない金価値低下
  • 地政学リスク
    • ウクライナ情勢悪化:有事の金売り(日経新聞)
  • IMM通貨先物
    • 5/31時点、ロング縮小(ネット +183,813 → +172,589 、前週比 -11,224 )

ウクライナ情勢悪化による安全資産の金買い優勢と推測します。

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