2022年6月24日(金)ドル円初心者戦略と結果

ファンダメンタルズ分析
テクニカル分析
1. ドル円チャート

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

注目材料

1. 経済指標・要人発言
6/22は、日本要人の円安牽制発言、米国要人のタカ派発言、米国経済指標の弱い数値に反応することが多かった日でした。
6/23も日米要人発言、米国経済指標も予定されており、発言内容や指標結果が6/22と同様であれば、ドル円は下落継続か。また、週末であることから、NYマーケット中にショート勢の利確が入れば急激なドル円上昇の可能性にも注意したい。

①日米金融政策差→米国金融引き締め・日本金融緩和継続→ドル買い円売り→ドル円上昇
②米国金融当局者タカ派発言→米国債利回り上昇ならドル買い→ドル円上昇
③日本要人からの強い円安牽制発言→円買い→ドル円下落→下げ止まりから押し目買い勢によるドル円上昇
④-1 リセッション懸念→株先物・株価指数下落→リスクオフドル買い円買い（通貨強弱「円＞ドル」なら）→ドル円下落
④-2 リセッション懸念→米国債価格上昇→米国債利回り低下→リスクオフドル売り→ドル円下落
⑤リスクオフ後退→株先物・株価指数上昇（通貨強弱「ドル＞円」なら）→ドル円上昇
⑥-1 米国経済指標結果が強い数値→ドル買い→ドル円上昇
⑥-2 米国経済指標結果が弱い数値→ドル売り→ドル円下落

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)

東京マーケット前

8:30 経済指標
日本消費者物価指数5月度
前年比：前回2.5%、予想2.5%、結果2.5%（○）
コア前年比：前回2.1%、予想2.1%、結果2.1%（○）

東京マーケット(9:00~15:00)

15:41 要人発言
日銀雨宮副総裁
「賃金上昇を伴う物価目標を実現できるように金融緩和を実施」
「資源・エネルギー価格の上昇は信用コストに影響を与える可能性」(Bloomberg)

【考察】金融緩和継続の円安容認発言

欧州マーケット(16:00~25:00)

20:42 要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「年末までに3.50％まで利上げする可能性」
「利上げ前倒しは良い考え」
「リセッションについて論じることは時期尚早」(Bloomberg)

【考察】タカ派発言

NYマーケット(22:30~29:00)

23:00 経済指標
米国新築住宅販売件数 05月5月度
前回59.1万件（改定62.9）、予想59.3万件、結果69.6（◎）(Bloomberg)

23:00 経済指標
米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値6月度
前回50.2、予想50.2、結果50.0（✕）(Bloomberg)

25:00 欧州クローズ

26:28 要人発言
米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし）
「バランスシート縮小終了の検討開始は時期尚早」(Reuters)

28:30 経済指標
IMM通貨先物
6/21時点、ショート縮小（ポジション推移）

29:00 NYクローズ

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

AUD(資源国リスクオン通貨)：前日7位。
CAD(資源国リスクオン通貨)：前日6位。
NZD(資源国リスクオン通貨)：前日5位。
CHF(リスクオフ通貨)：前日2位。
EUR(リスクオン通貨)：前日8位。
GBP(リスクオン通貨)：前日3位。
USD(基軸通貨)：前日4位。
JPY(リスクオフ通貨)：前日1位。

米国債イールドカーブ

6/24(金)は6/23(木)に対して、ベア・スティープニング（短期金利上昇、長期金利上昇、長短金利差拡大）。

＊ベア・スティープニング：
直近の景気良好→景気過熱抑制のために政策金利上げの可能性浮上→長短金利上昇→長期金利高く将来も利上げ見込み→好景気継続→リスクオン→ドル買い示唆

ドルインデックス：日足陰線。レンジ推移。
米国債2年利回り：日足下ヒゲ陽線で20MAから反発。
米国債10年利回り：日足下ヒゲ陽線で20MA付近推移。一旦、ネックライン3.190%やボリンジャーバンド+1σ付近の戻り高値3.274%まで上昇の可能性あり。