ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
注目材料
1. 経済指標・要人発言
本日の注目材料は米国実質GDP改定値。しかし、速報値よりも影響度は小さいため、下記①と②ともに、大きな動きにはなりにくいと推測します。
①結果が強い数値→ドル買い→ドル円上昇
②結果が弱い数値→ドル売り→ドル円下落
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
9:55 五十日仲値
10:35 要人発言
日銀中村審議委員
「強力な金融緩和粘り強く続ける」
「日本の物価上昇、欧米の物価上昇とは大きく異なる」
【考察】サプライズなしのハト派発言。
欧州マーケット(16:00~25:00)
18:31 要人発言(Bloomberg)
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「0.50%と0.75%利上げのいずれかを支持」
「データが強くインフレが軟化しなければ0.75%利上げの可能性」
【考察】タカ派発言。
20:31 要人発言(Bloomberg)
米国ジョージ・カンザスティ連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「政策金利4%以上は問題外ではない」
「インフレ低下の証拠が出るまで利上げすべき」
「9月FOMCの予測は時期尚早」
「9月FOMC前にインフレと労働市場に関する重要指標が控えている」
【考察】タカ派発言。
21:30 経済指標(Bloomberg)
米国新規失業保険申請件数
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回25.0万件(改定24.5)、予想25.2万件、結果24.3万件(◎)
米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回143.7万件(改定143.4)、予想144.2万件、結果141.5万件(◎)
21:30 経済指標
米国実質GDP改定値第2四半期
速報値に比べて注目度は低い。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
実質GDP:前回-0.9%、予想-0.7%、結果-0.6%(◎)
個人消費:前回1.0%、予想1.5%、結果1.5%(○)
GDPデフレータ:前回8.7%、予想8.7%、結果8.9%(◎)
PCEコアデフレータ:前回4.4%、予想4.4%、結果4.4%(○)
NYマーケット(22:30~29:00)
23:04 要人発言(Bloomberg)
米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「政策金利3.4%を超えたらしばらく様子を見たい」
「インフレ制御が最優先」
「次のインフレデータを見て、9月FOMCで0.50%か0.75%利上げ支持を決める」
「好調な労働市場からリセッションリスクを感じない」
【考察】タカ派発言。
24:00 経済指標
米国カンザスシティ連銀製造業総合指数8月度
前回13、予想9、結果3(✕)
26:00 経済指標
米国7年債入札
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回2.730%、結果3.130%(◎)
27:03 要人発言(Reuters)
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「インフレは予想以上に長期化するリスクがある」
「年内の政策金利目標は3.75-4.00%」
「利上げ局面は長引く必要があるかもしれない」
「利上げ前倒しという概念は好ましい」
「景気後退のリスクはある」
【考察】タカ派発言。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- AUD(資源国リスクオン通貨):
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- JPY(リスクオフ通貨):
- CAD(資源国リスクオン通貨):
- CHF(リスクオフ通貨):
- GBP(リスクオン通貨):
- EUR(リスクオン通貨):「オランダTTF天然ガス先物の急騰→欧州景気後退懸念」で売り。ECB議事要旨で理事会メンバーの意見割れ判明で売り。
- USD(基軸通貨):米国新規失業保険申請件数・米国失業保険継続申請件数・米国実質GDP改定値第2四半期の強い数値で買い。米国7年債入札の強い需要で売り。
米国債イールドカーブ
8/25(木)は8/24(水)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下、長短金利差拡大)。2年と10年利回りの逆イールド継続。
*債券ブル:「安全資産債券買い→債券利回り低下」、「リスク資産売り(株式等)→安全資産債券買い」、景気後退
・ドルインデックス:日足下長ヒゲ陰線。高値利下げてトレンドライン下抜けつつあり。引き続き下落の可能性あり。
・米国債2年利回り:日足コマ足陰線。直近レンジ上限抜けたことで3.434%まで上昇の可能性あり。
・米国債10年利回り:日足陰線。陰線包み足のため、引き続き下落の可能性あり。
テクニカル分析
ドル円チャート
- 月足:ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク終了し、+2σ~+1σ間を推移。
- 週足:ボリンジャーバンド+1σ上抜け。
- 日足:8/24下長ヒゲ陽線。ボリンジャーバンド+1σ~+2σ間を推移。
- 4H足:ボリンジャーバンドスクイーズでレンジ。
- 1H足:レンジ内の上昇トレンド。
- 15M足:ボリンジャーバンドスクイーズでレンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス137.133上抜け→レジサポ→目標1H・4H足レジスタンス137.512。
②ショート
(B)1H足サポート136.702下抜け→レジサポ→目標1H足サポート136.468。
【考察】
前提:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
トレード1
11:00 136.702下抜け→レジサポ→(B)ショート
11:15 S/L 136.836到達→(B)ショート失敗
ショート:136.716
目標利益:(136.716-136.468)×100=24.8 pips
S/L :136.716+0.12=136.836
RR: 24.8/12=2.07
結果:-12.0 pips
8月通算:10勝13敗1分、勝率43.5%
8月獲得pips:+110.8
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