2023年5月22日(月)~5月28日(日)ドル円注目材料まとめ(5/28更新)

ドル(USD)

経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

2023/5/22(月)

20:07~要人発言
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg
「6月FOMCでの利上げする否かのは五分五分」
「インフレとの戦いは終了していない」

【考察】タカ派発言でドル円上昇。

21:39~要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「今年、あと2回利上げを考えている」

【考察】タカ派発言でドル円上昇。

23:09 報道
「米国防総省(ペンタゴン)近くで大規模爆発が発生」

【考察】地政学リスクオフ円買いでドル円急落。しかし、SNS上のデマであることが分り直ぐに全戻し。

23:25 要人発言
米国防総省
「防総省付近で爆発なし」

【考察】爆発情報はSNS上のデマであり、ドル円全戻し。

24:14~要人発言
米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Reuters
「6月FOMCまでにデータを収集する時間はある」
「データに依存する必要ある」

【考察】利上げに関する発言なし。

24:53~要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「6月FOMCの政策決定はまだ判断しない」

【考察】利上げに関する発言なし

24:56~要人発言
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
「6月FOMCでの金利据え置き支持」

【考察】ハト派発言でドル円下落。

25:23 要人発言
米国共和党パトリック・マクヘンリー下院金融委員長
「債務上限交渉の主要項目、合意に至っていない」

【考察】交渉難航でドル円下落。

2023/5/23(火)

7:22~要人発言
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)
「FRBがデフォルトによる悪影響から経済を守る方法はない」
「インフレ抑制が使命」
「利上げが終わったとは言えない」

【考察】タカ派発言

8:02~要人発言
米国共和党マッカーシー下院議長
「債務上限協議、合意なし」

【考察】協議難航だがドル円上昇。

9:03~要人発言
米国バイデン大統領
「債務不履行の選択肢ない」

【考察】協議難航が嫌気されたためかドル円下落に転換。

21:09~要人発言
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg
「インフレが高止まりした場合、追加利上げが必要」

【考察】タカ派発言でドル円上昇

22:17 報道
「米国財務省、支払いを遅らせることができるか政府機関に確認」(ワシントンポスト)

【考察】債務上限交渉の難航が続いていることが嫌気されリスクオフ株先物下落のドル円急落。

22:45 経済指標
米国PMI速報値5月度
(過去の速報値発表日:10/2411/2312/161/242/213/244/21, 5/23)(Bloomberg
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
製造業:前回50.2、予想50.0、結果48.5(×)
サービス業:前回53.5、予想52.6、結果55.1(◎)
総合:前回53.4、予想53.0、結果54.5(◎)

【考察】製造業がサプライズの50割れ。強弱入り交じり初動ドル円乱高下。

23:00 経済指標
米国新築住宅販売件数4月度(Bloomberg
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として中古住宅販売件数とともに重要。
件数:前回68.3万件(改定65.6)、予想66.2万件、結果68.3万件(◎)
前月比:前回9.6%(改定4.0)、予想-2.8%、結果4.1%(◎)

【考察】強い数値でドル円上昇。

23:00 経済指標
米国リッチモンド連銀製造業指数5月度
基準0、前回-10、予想-9、結果-15(×)

26:00 経済指標
米国2年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.969%、結果4.300%(◎)

【考察】入札好調でドル円下落。

2023/5/24(水)

15:00 経済指標
英国消費者物価指数4月度(Bloomberg)(Bloomberg
前月比:前回0.8%、予想0.6%、結果1.2%(◎)
前年比:前回10.1%、予想8.2%、結果8.7%(○)
コア前年比:前回6.2%、予想6.1%、結果6.8%(◎)

【考察】英国の強い数値が米国インフレ長期化懸念に波及して米国債利回り上昇からドル円上昇。

23:14~要人発言
米国イエレン財務長官(Bloomberg
「6月初旬に資金が枯渇する可能性が高い」

【考察】従来の発言と変わらずサプライズなし。交渉難航でドル売り材料であるが、6月FOMC利上げ織り込み(Bloomberg)が市場の注目材料となっており、ドル円上昇継続。

24:43~要人発言
米国共和党マッカーシー下院議長(Bloomberg
「多くの点で依然として隔たりがある」
「今日、進展させることができる」

【考察】前日と状況変わらず。材料視されずドル円上昇継続。

25:10~要人発言
米国ウォラーFRB理事(Bloomberg
「6月か7月会合での利上げ支持の可能性」
「インフレ抑制まで利上げ停止しない」

【考察】タカ派発言でドル円上昇継続

26:00 経済指標
米国5年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.500%、結果3.749%(◎)

【考察】入札好調でドル円下落。

27:00 経済指標
米国FOMC議事要旨5月度(過去の発表日:8/1710/1211/231/42/22, 4/12, 5/24)
Bloomberg
「追加利上げ支持に関して意見は分かれた」
「2023年は緩やかな景気後退の可能性」
「利下げの可能性低い」

【考察】主にタカ派内容であったが利上げに関する意見の相違がハト派として材料視されたことや景気後退懸念のためかドル円下落。

27:37~要人発言
米国ホワイトハウス報道官
「債務上限を巡る交渉は生産的」

【考察】リスクオン円売りと米国債利回り上昇ドル買いでドル円上昇

2023/5/25(木)

6:39~要人発言
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
「インフレ目標2%を達成できないことは問題」
「最良のシナリオは24年まで利下げを検討しないこと」

【考察】タカ派発言

7:39 要人発言
格付け会社フィッチ(Bloomberg
「米国格付けAAAを引き下げの可能性」

【考察】債務上限問題懸念でドル円急落(Bloomberg

21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回24.2万件(改定22.5)、予想24.7万件、結果22.9万件(○)

米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回179.9万件(改定)、予想180.1万件、結果179.4万件(◎)

21:30 経済指標
米国実質GDP改定値第1四半期(過去の速報発表日:8/259/2910/2711/3012/221/262/233/304/27)(Bloomberg
速報値は改定値に比べて注目度高い。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
実質GDP:前回1.1%、予想1.1%、結果1.3%(◎)
個人消費:前回3.7%、予想3.7%、結果3.8%(◎)
GDPデフレータ:前回4.0%、予想4.0%、結果4.2%(◎)
PCEコアデフレータ:前回4.9%、予想4.9%、結果5.0%(◎)

【考察】全て強い数値でドル円急騰

21:37~要人発言
米国共和党マッカーシー下院議長(Bloomberg
「債務上限交渉、問題が残っている」

【考察】米国格付けAAAからの引き下げ可能性が出たなかで交渉難航は嫌気されドル上昇ストップ。

22:08 要人発言
格付け会社DBRSモーニングスター(Reuters
「米国格付けAAAを引き下げ方向で見直し」

【考察】債務上限問題懸念でドル円下落だが既にフィッチ格下げの可能性を示しておりサプライズないことから反応薄か。

22:59~要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Reuters
「利上げと信用逼迫は需要減に寄与」

【考察】利上げに繋がる発言なし。

23:00 経済指標
米国中古住宅販売成約指数4月度
売買契約が結ばれているものの、最終引渡しが行われていない物件の指数。引き渡しが済んだ中古住宅販売件数の先行指標として注目されます。
前月比:前回-5.2%(改定)、予想0.9%、結果0.0%(△)
前年比:前回-23.3%(改定)、予想-20.1%、結果-22.6%(△)

23:30~要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「利上げ一時停止またはそれに近い状況」
「インフレは高すぎるが緩和の兆しが見える」

【考察】ハト派発言だがドル円上昇継続。

26:00 経済指標
米国7年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.563%、結果3.827%(◎)

【考察】好調でドル円下落だが、直前までの上昇勢い強く全戻し上昇。

27:00~要人発言
米国バイデン大統領(Bloomberg
「歳出増の2年凍結案を提示」
「交渉は合意すると信じている」

【考察】今までより踏み込んだ債務上限交渉の進展でドル円上昇。

29:15 報道
「ニューヨーク市、キャピタルワンとキーバンクの預金を凍結」(ニューヨーク市銀行委員会

【考察】凍理由は銀行が差別撤廃計画の書類を怠ったためのようだが、金融システム不安再燃が意識されたのかドル円下落。

2023/5/26(金)

20:38~要人発言
米国アディエモ財務次官
「債務上限協議は進展している」

【考察】債務上限交渉の進展はドル買い材料だが、直前に注目度の高い米国経済指標を控えて反応薄。

21:30 経済指標
米国PCEデフレータ4月度(過去の発表日:8/269/3010/2812/112/231/272/243/31, 4/28, 5/26)(Bloomberg
強い数値なら、「インフレへの警戒感が高まり→FF金利のターミナルレート上昇する可能性→ドル買いドル円上昇」
前年比:前回4.2%(改定)、予想4.3%、結果4.4%(◎)
前月比:前回0.1%(改定)、予想0.4%、結果0.4%(○)
コア前年比:前回4.6%(改定)、予想4.6%、結果4.7%(◎)
コア前月比:前回0.3%(改定)、予想0.2%、結果0.4%(◎)

【考察】強い数値でドル円急騰し再び140円台乗せ。
FRB利上げ姿勢維持の見方(Bloomberg

21:30 経済指標
米国個人所得4月度:前回0.3%(改定)、予想0.4%、結果0.4%(○)
米国個人支出4月度:前回0.0%(改定0.1)、予想0.4%、結果0.8%(◎)

21:30 経済指標
米国耐久財受注速報値4月度:設備投資の先行指標
前月比:前回3.2%(改定3.3)、予想-1.0%、結果1.1%(○)
コア前月比:前回0.2%(改定0.3)、予想-0.1%、結果-0.2%(×)

21:30 経済指標
米国卸売在庫速報値4月
前月比:前回0.0%(改定-0.3)、予想0.2%、結果-0.2%(△)

【考察】注目度の高い米国PCEデフレータは強くドル円急騰し再び140円台乗せ。

23:00 経済指標
米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値5月度(過去の速報値発表日;9/1610/1411/1112/91/132/103/174/145/12)(Bloomberg
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数に先行して発表されるため注目度は高い。米国GDPの約70%を占める個人消費の動向を確認できる。
前回57.7、予想57.7、結果59.2(◎)

米国ミシガン大学インフレ予測確報値5月度
1年先:前回4.5%、予想4.5%、結果4.2%(×)
5年先:前回3.0%、予想3.1%、結果3.1%(○)

23:34~要人発言
米国共和党マッカーシー下院議長(Bloomberg
「債務上限交渉、進展あった」

【考察】交渉進展はドル買い材料でドル円上昇継続

24:12~要人発言
米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「PCEデータはインフレが高すぎることを示す」
「追加利上げが必要」

【考察】注目度の高い米国経済指標後のタカ派発言でありドル円上昇。

26:05 要人発言
格付け会社ムーディーズ
「6月15日の債務支払いがなかった場合、米国AAAから格下げする」

【考察】ドル売り材料だが、他の格付け会社も格下げを示唆しておりサプライズなし。

26:43~要人発言
米国共和党グレイブス下院議員
「債務上限交渉、大きな課題残り合意なし」

【考察】ドル売り材料だが米国3連休を控えてドル円反応薄。

29:20~要人発言
米国イエレン財務長官(Bloomberg
「債務上限引き上げなければ6月5日にデフォルトに陥る可能性」

2023/5/27(土)

2023/5/28(日)

9:26 要人発言
米国ホワイトハウス
「米国バイデン大統領と共和党マッカーシー下院議長、債務上限引き上げに原則合意」(Bloomberg

【考察】強いリスクオン材料でサンデーダウ上昇。5/29の日経平均先物・株価指数上昇の円売りでドル円急騰が生じるか注目したい。

23:51~要人発言
米国グールズビー・シカゴ連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg
「債務上限問題は金融市場に影響を及ぼしている」
「インフレは目標達成できていない」
「インフレは高すぎる」

【考察】タカ派発言

円(JPY)

2023/5/22(月)

8:50 経済指標
日本機械受注3月度(日本経済新聞
設備投資の先行指標。
前月比:前回-4.5%、予想0.4%、結果-3.9%(△)
前年比:前回9.8%、予想1.4%、結果-3.5%(×)

2023/5/23(火)

2023/5/24(水)

2023/5/25(木)

9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

14:54~要人発言
植田日銀総裁(Bloomberg
「日銀のバランスシート、必ずしも正常なではない」
「金融緩和を続ける」

【考察】タカ派・ハト派発言だが、将来のバランスシート縮小が意識されたためかドル円下落

21:00~要人発言
植田日銀総裁(Bloomberg
「政策変更、賃金よりも物価上昇重視」

【考察】今まで政策変更の前提条件に賃金上昇が含まれていたが、物価上昇だけでも政策変更の可能性が示されたのはサプライズのタカ派発言でドル円下落。

2023/5/26(金)

8:30 経済指標
東京消費者物価指数5月度(Bloomberg
全国消費者物価指数の先行指標で日本国内のインフレが進んでいる中で注目度が高まっている。
前年比:前回3.5%(改定)、予想3.4%、結果3.2%(×)
コア前年比:前回3.5%(改定)、予想3.4%、結果3.2%(×)
コアコアCPI前年比:前回3.8%(改定)、予想3.9%、結果3.9%(○)

28:30 経済指標
IMM通貨先物5/23時点(ポジション推移
円ショート拡大

【考察】円売りドル円上昇材料。

2023/5/27(土)

2023/5/28(日)

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