ドル(USD)
経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
2022/11/7(月)
29:00 経済指標
米国消費者信頼残高9月度
前回322.4億ドル、予想330.0億ドル、結果249.8億ドル(×)
2022/11/8(火)
9:00 要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「インフレを抑えるための努力を続けるべき」
「インフレ抑制に対して時期尚早に勝利宣言すべきではない」
【考察】タカ派発言
20:00 経済指標
米国NFIB中小企業楽観指数10月度
前回92.1、予想91.3、結果91.3(○)
27:00 経済指標
米国3年債入札
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.318%、結果4.605%(◎)
【考察】入札好調で3年債利回り低下しドル円下落。
米国中間選挙投開票(日本経済新聞)
2022/11/9(水)
17:00 要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Bloomberg)
「国民の多くがデフレを予想」
「インフレは明らかに長期目標を上回っている」
「インフレ目標2%に戻すことが極めて重要」
「インフレを巡る不確実性が高まっている」
【考察】タカ派発言。ドル円上昇に転換。
21:00 経済指標
米国MBA住宅ローン申請指数:住宅販売数件数や住宅着工件数の先行指標
前週比:前回-0.5%、結果-0.1%(◎)
24:00 経済指標
米国卸売在庫確報値9月度
前月比:前回0.8%(改定)、予想0.8%、結果0.6%(△)
取引前月比:前回0.1%(改定)、予想0.3%、結果0.4%(◎)
24:30 経済指標
米国週間石油在庫統計
「在庫増→需要低迷・供給過多→原油・ガソリン売り材料→ドル売り材料」、「在庫減→需要増・供給不足→原油・ガソリン買い材料→ドル買い材料」
原油在庫:前回-311.5万バレル、予想-7.0万バレル、結果392.5万バレル(◎)
ガソリン在庫:前回-125.7万バレル、予想-108.0万バレル、結果万バレル()
25:00 要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「インフレ抑制のためにリセッションをいとわない」
「インフレ悪化やインフレ期待上昇は放置できない」
【考察】タカ派発言、リセッション容認発言。リセッションを容認する発言が強かったためかドル円下落。
27:00 経済指標
米国10年債入札
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.930%、結果4.140%(×)
【考察】入札不調でドル円上昇。
米国中間選挙投開票(日本経済新聞)(Bloomberg)
・下院:共和党優勢
・上院:民主党48 vs 共和党48
・残り4議席:ネバダ、アラスカ、アリゾナ、ジョージア
【考察】予想外に与党民主党が強く接戦。捻じれ議会や分割政府の懸念後退
2022/11/10(木)
22:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回21.7万件(改定21.8)、予想22.0万件、結果22.5万件(×)
米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回148.5万件(改定148.7)、予想147.5万件、結果149.3万件(×)
22:30 経済指標
米国消費者物価指数10月度(CPI)(Bloomberg)
FRBが金融政策を決定する上で、インフレ変動を把握する重要指標。CPIは米国生産者物価指数(PPI)の川下に相当する指標でPPIより注目度は高い。コア指数が特に重要。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
前月比:前回0.4%、予想0.6%、結果0.4%(△)
前年比:前回8.2%、予想7.9%、結果7.7%(×)
コア前月比:前回0.6%、予想0.5%、結果0.3%(×)
コア前年比:前回6.6%、予想6.5%、結果6.3%(×)
【考察】
発表前:直前から結果への警戒感でロング勢の決済が入ったためかドル円下落。
発表後:注目度の高いコア指数を含め予想より弱い数値。サプライズで「米利上げ期待後退→米国債利回り急落→ドル円暴落」
23:01 要人発言(Bloomberg)
米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「2023 年に 3.5%、2024 年に 2.5% のコア PCE インフレ低下を予想」
「景気抑制的スタンスに近づいており、今後数カ月で利上げペースの減速を予想」
「政策は指標次第で、2023年のどこかで利上げ停止を予想」
「2023年は1.5%の成長予想、失業率は4.5%がピーク」
「50bps利上げは依然として大幅」
「政策金利4.50%で一時停止を望む」
【考察】利上げペース減速はハト派発言でドル円下落継続。
23:40 要人発言
米国ローガン・ダラス連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「金融政策評価のために、利上げペース減速が近く適切になり得る」
「経済の冷却プロセスは始まったばかり」
「消費者物価指数データは歓迎すべきだが先は長い」
「利上げペース減速は一段と緩和的な政策を意味しない」
「景気減速は需要や物価を緩やかにすることに適切」
【考察】ハト派発言、タカ派発言。直前までのドル円下落勢い強くタカ派発言の影響薄。
23:46 要人発言
米国バイデン大統領
「米国はインフレ抑制に向けて前進」
「インフレが通常の水準に戻るには時間が掛かる」
「消費者物価指数は、ホリデー シーズンを前に必要とされているインフレ低下を示す」
25:02 要人発言
米国ホワイトハウス(Bloomberg)
「バイデン大統領と中国・習近平国家主席は11月14日にバリ島で会談する」
【考察】米中関係改善期待のドル買い材料。ドル円急落減速。
25:04 要人発言
米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)(Reuters)
「消費者物価指数が予想より上昇しなかったのは非常に良いニュース」
「一カ月だけの指標結果でインフレへの勝利とは言えない」
「インフレ抑制への固い意思がある」
【考察】タカ派発言でドル円急落止まり。
26:31 要人発言
米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Bloomberg)
「労働市場は依然として非常に逼迫」
「金融政策のラグと累積の影響を考慮する」
「インフレ上振れリスクは残っている」
「経済の強さから利上げを進め方を決める必要がある」
「賃金圧力は高く持続している」
「10月消費者物価指数はインフレ緩和の兆候」
【考察】タカ派発言、ハト派発言。米国消費者物価指数発表から約5円下落していることから発言への反応薄。
27:00 経済指標
米国30年債入札
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.930%、結果4.080%(◎)
【考察】利回り低下でドル円下落。
27:30 要人発言
米国ジョージ・カンザスシティ連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「CPI低下しているが依然として高い」
「労働市場の冷え込みを示唆」
「賃金上昇の鈍化には時間が掛かる」
「必要な引き締めは経済とインフレで決まり予測困難」
【考察】タカ派発言
28:00 経済指標
米国月次連邦財政収支10月度
マイナスは財政赤字、プラスは財政黒字。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
前回-4297億ドル、予想-900億ドル、結果-878億ドル(◎)
2022/11/11(金)
ベテランズデー(退役軍人の日)のため米債券市場は祝日休場、株式市場は通常通り
8:35 要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
18:51 要人発言
米国イエレン財務長官
「FRBは利上げを継続することを明確化」
【考察】タカ派発言でもドル円下落の勢い止められず。
21:32 要人発言
米国イエレン財務長官(Bloomberg)
「住宅、賃貸費用はインフレ継続」
「10月CPIは良好だが、単月インフレデータへの過剰反応は適切でない」
【考察】インフレ改善への過度の期待への注意でタカ派発言でドル円上昇。
24:00 経済指標
米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値11月度(Bloomberg)
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数に先行して発表されるため注目度は高い。米国GDPの約70%を占める個人消費の動向を確認できる指標。
前回59.9、予想59.5、結果54.7(×)
米国ミシガン大学インフレ予測11月度
1年先:前回5.0%、予想5.1%、結果5.1%(○)
5年先:前回2.9%、予想2.90%、結果3.00%(◎)
【考察】数値の強弱交錯。そのためか、それまでの流れを引き継いでドル円下落継続。
26:31 要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「過度の引き締めリスクが高まっている」
【考察】ハト派発言でドル円下落。
2022/11/12(土)
2022/11/13(日)
米国中間選挙(Bloomberg)
「民主党、上院多数派維持の見通し」
【考察】米国政権安定→ドル買い材料
要人発言
米国イエレン財務長官(Bloomberg)
「ドル高が多くの通貨への波及を懸念」
「低所得国債務に深く憂慮」
【考察】今までのドル高容認からドル高牽制への転換で、ドル売り材料。
円(JPY)
2022/11/7(月)
2022/11/8(火)
8:50 経済指標
日銀外貨準備高(10月)(日本経済新聞)
前回1兆2381億ドル、結果1兆1946億ドル(×)
8:54 経済指標
金融政策決定会合における主な意見(10月27・28日分)(日本銀行)
「賃金上昇の実現可能性を高めつつ、物価安定の目標を実現するため、現在の金融緩和を継続することが適当」
「為替水準はファンダメンタルズに沿って決まるべき」
「将来の出口戦略が市場にどのような影響を与えるのか、確認を続けることも重要」
【考察】金融緩和継続。出口戦略への言及あるためか、ドル円下落。
8:58 要人発言
財務省、7-9月の介入実績(日次ベース)公表(日本経済新聞)
「9月22日の介入額は2兆8382億円と1日当たりとして過去最大」
「介入は9月22日のみで覆面介入なし」
14:00 経済指標
日本景気動向指数速報値9月度
景気先行指数:前回101.3、予想97.9、結果97.4(×)
景気一致指数:前回101.8、予想101.2、結果101.1(×)
2022/11/9(水)
8:50 経済指標
日本国際収支9月度
経常収支:前回589億円(改定6942)、予想2495億円、結果9093億円(◎)
経常収支(季調済):前回-5305億円(改定1048)、予想3億円、結果6707億円(◎)
貿易収支:前回-24906億円、予想-16820億円、結果-17597億円(△)
15:38 要人発言
首相官邸(Bloomberg)
「北朝鮮、ミサイル発射」
【考察】地政学リスクでドル円下落。
2022/11/10(木)
9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
10:03 要人発言
黒田日銀総裁(日銀半期報告、参院財政金融委)(Bloomberg)
「金融緩和継続し、日本経済を支える」
「金融・為替市場の動向や経済・物価への影響を十分注視」
「コアCPIは年末にかけてプラス幅縮小と予想」
「消費者物価前年比、2023年度以降は2%下回る見込み」
「急速で一方的な為替変動は好ましくない」
「目標達成が見えれば出口戦略を議論する」
「出口戦略の具体的な手法は時期尚早」
「マイナス金利の引き上げペースは出口戦略の一つ」
【考察】金融緩和継続発言、円安牽制発言、出口戦略発言。特に今までより具体的な出口戦略発言があったためかドル円下落。
16:08 要人発言
黒田日銀総裁(Bloomberg)
「(岸田首相との会談で)賃金上昇ともなうインフレ目標実現目指すと説明」
「国民生活の安定、構造的賃上げに取り組む」
「一方的で急速な円安望ましくない」
【考察】金融緩和発言、円安牽制発言。
2022/11/11(金)
8:23 要人発言
神田財務官
「為替相場を注視し、必要に応じて行動する」
【考察】円安牽制発言でドル円下落。
8:50 経済指標
日本国内企業物価10月度
前月比:前回0.7%(改定1.0)、予想0.6%、結果0.6%(○)
前年比:前回9.7%(改定10.2)、予想8.9%、結果9.1%(○)
9:28 要人発言
鈴木財務相
「為替相場を注視し、必要に応じて行動する」
【考察】円安牽制発言。
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