ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)3/22の欧米マーケット影響
FOMC公表・パウエル議長発言が総じてハト派でドル円急落。米国イエレン財務長官発言で欧米金融システム不安再燃しリスクオフのドル円下落継続。
(2)経済指標
・米国新規失業保険申請件数、失業保険継続申請件数
・米国経常収支
・米国新築住宅販売件数
(3)要人発言
・米国政府やFRB当局者からサプライズの発言に警戒。
(4)その他
・欧米金融システム不安の影響:やはり払拭できていない問題。引き続き突発的なヘッドラインでリスクオフによるドル円急落には注意したい。
3/23は、FOMC公表・パウエル議長発言が総じてハト派、欧米金融システム不安の影響継続を受けて、ドル円下落優勢の想定。
(ドル円動き例)
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
欧州マーケット(17:00~25:30)
NYマーケット(22:30~29:00)
21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg)
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回19.2万件(改定)、予想19.9万件、結果19.1万件(◎)
米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回168.4万件(改定168.0)、予想168.9万件、結果169.4万件(×)
21:30 経済指標
米国経常収支 第4四半期(Bloomberg)
前回-2171億ドル(改定-2190)、予想-2132億ドル、結果-2068億ドル(◎)
24:00 経済指標
米国新築住宅販売件数2月度(Bloomberg)
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として中古住宅販売件数とともに重要。
件数:前回67.0万件(改定63.0)、予想65.5万件、結果64.0万件(△)
前月比:前回7.2%(改定1.8)、予想-3.0%、結果1.1%(○)
28:01~要人発言
米国イエレン財務長官(Bloomberg)
「正当化される場合、追加の預金措置の準備」
「預金の安全を確保するために、強力な措置を講じる」
【考察】前日同様、米国金融システム不安解消に繋がる発言で、リスクオフ後退しドル円上昇。
東京マーケット:FOMC・パウエルFRB議長発言を受けて利上げ期待が後退しドル円下落。
欧米マーケット:欧州オープン前からリスクオフ後退でドル円上昇。しかし、NYマーケットからは再び前日のFOMC・パウエルFRB議長発言の影響引き継ぎと金融システム不安リスクオフでドル円下落。
しかし、引け間際の米国イエレン財務長官の発言でリスクオフ後退しドル円上昇。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- JPY(リスクオフ通貨):欧米金融システム不安のリスクオフで買い。
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- CHF(リスクオフ通貨):
- GBP(リスクオン通貨):
- CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
- USD(基軸通貨):FOMC公表・パウエル議長が総じてハト派で売り継続。
- AUD(資源国リスクオン通貨):
- EUR(リスクオン通貨):
米国債イールドカーブ
3/23(木)は3/22(水)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下、逆イールド縮小)でドル売り・買い材料交錯。
ドルインデックス日足陽線は逆イールド縮小の影響あり。
*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg)
5月FOMCの利上げ幅市場コンセンサスは、利上げ据え置きが68.0%、25bpsが32.0%。(CME FedWatch Tool)
テクニカル分析
ドル円トレード
- 月足:3月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。三尊の右肩形成しつつあり。
- 週足:3/20週、陽線形成中。ボリンジャーバンド-1σかつ押し安値付近まで下落したことで上昇優勢か。
- 日足:3/22大陰線。下降トレンド推進波。
- 4H足:レンジ。
- 1H足:下降トレンド。
- 15M足:下降トレンド。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足サポート131.619をダウ上昇→目標4H足レジスタンス132.315
②ショート
(B)1H足サポート131.186をダウ下落→目標日足サポート130.641
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
トレード1
131.186をダウ下落→(B)ショート
ショート:130.873
T/P:130.640
獲得pips:+23.3
3月通算:10勝3敗、勝率76.9%、平均RR1.99 、獲得Pips +334.3
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