ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)9/1の欧米マーケット影響
米国雇用統計発表直前から弱い数値を警戒してかドル円下落。実際には強弱入り交じる数値であったが、失業率大幅悪化はサプライズで日足安値144.40まで急落。
しかしながら、「米利上げ期待後退→リスクオン売り」、「OPECプラス供給量削減→エネルギー価格上昇→日本貿易収支悪化懸念→円売り」でドル円急反発。
更に、米国雇用統計を受けてFRB要人のタカ派発言、米国PMI確報値と米国ISM製造業景気指数が強い数値になったことで、「米国債利回り急騰→ドル買い」も加わり、日足安値144.40から日足高値146.29へと短時間で暴騰。
日足終値146.23。
(2)経済指標
・特になし。
(3)要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
(4)その他
・米国レイバーデイ(祝日休場)
・来週のドル・円は底堅い推移か、日米金利差やリスクオンの円売り支え(Bloomberg)
先週末の米国雇用統計後の急騰を引き継いでドル円上昇しやすいが、本日は注目度の高い材料なく米国も祝日休場。よって、突発的なサプライズや閑散相場を狙った投機筋の仕掛けが無ければ、欧州マーケット序盤以降は大きな動きになりにくいと推測。
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
<まとめ>
東京マーケット:
日足始値146.23。
日足安値146.02を付けてからは、「株先物・株価指数上昇→リスクオン円売り」であったが、米国祝日休場の手控えのため、方向感ない動き。
きょうの国内市況(9月4日):株式、債券、為替市場(Bloomberg)
欧米マーケット:
欧州オープンから「リスクオン円売り」継続しドル円上昇したものの、ここでも米国祝日休場の手控えのためか日足高値146.50付近で小幅推移。
日足終値146.49。
【欧州市況】株ほぼ変わらず、英・独債は下落-米国は祝日で休場(Bloomberg)
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
米国債イールドカーブ
9/4(月)はレイバーデーのため債券市場も休場。
FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool)
9月公表:据え置き93.0%、25bps引き上げ7.0%、50bps引き上げ0.0%
テクニカル分析
トレード
- 月足:8月陽線確定。レンジ内の上昇トレンド。
- 週足:8/28週、陰線。
- 日足:9/1下長ヒゲ陽線。上昇チャネル。
- 4H足:レンジ。
- 1H足:上昇トレンド。
- 15M足:上昇トレンドからレンジ推移中。
【シナリオ】
①ロング
(A)4H足サポート145.871付近まで下落→ダウ転換上昇→目標日足レジスタンス146.232
(B) (A)後、日足レジスタンス146.232をダウ上昇→目標4H足レジスタンス146.524
②ショート
(C) (A)後、4H足サポート145.871をダウ下落→目標4H足サポート145.567
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
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