2025年11月21日(金)ドル円戦略

ファンダメンタルズ
テクニカル
1. トレードシナリオと結果

ファンダメンタルズ

注目材料

１．経済指標
・日本消費者物価指数（CPI）
・日本通関ベース貿易収支
・米国PMI速報値
・米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、インフレ予測

２．要人発言
・日銀、政府円安牽制
・米国トランプ大統領
・FRB

３．その他
・地政学リスクオフ（日中、ウクライナ・ロシア）

マーケット動向

経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)

東京マーケット前

8:00～要人発言
米国グールズビー・シカゴ連銀総裁（2025年FOMC投票権あり）
：政策スタンスはハト派

【考察】

8:30 経済指標
日本消費者物価指数（CPI）（政府統計の総合窓口）
日銀物価目標2.0%。日銀政策金利0.25%
前年比：前回2.9%、予想3.0%、結果3.0%（○）
コア前年比：前回2.9%、予想3.0%、結果3.0%（○）
コアコア前年比：前回3.0%、予想3.1%、結果3.1%（○）
全国消費者物価は2カ月連続で伸びが拡大、3カ月ぶり3%台－予想と一致（Bloomberg）

8:39～要人発言
片山財務相：日米財務相共同声明に沿って適切に対応する－為替（Bloomberg）

【考察】為替介入選択肢

8:45～要人発言
米国ポールソン・フィラデルフィア連銀総裁（2025年FOMC投票権なし）
フィラデルフィア連銀総裁、12月のFOMCに慎重に臨む－雇用の弱さ懸念（Bloomberg）

【考察】雇用悪化懸念発言

8:50 経済指標
日本通関ベース貿易収支（輸出額から輸入額を差し引いた収支）
貿易赤字拡大は実需の円売り材料。
季調前：前回-2346億円（改定-2374）、予想-2900億円、結果-億円（）
季調済：前回-3143億円（改定-）、予想-1295億円、結果-億円（）

東京マーケット(9:00~15:30)

9:12～要人発言
木原官房長官

【考察】為替介入選択肢

9:19～要人発言
米国ベッセント財務長官

【考察】ハト派発言

9:29～要人発言
米国ミランFRB理事
：政策スタンスはハト派

【考察】ハト派発言

9:55～要人発言
植田日銀総裁

【考察】円安牽制発言

欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(23:30~30:00)

21:30～要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁（2025年FOMC投票権あり）
：政策スタンスは中立

【考察】

22:30～要人発言
米国バーFRB副議長
：政策スタンスは中立

【考察】

22:45～要人発言
米国ジェファーソンFRB理事
：政策スタンスは中立

【考察】

23:00～要人発言
米国ローガン・ダラス連銀総裁（2025年FOMC投票権なし）
：政策スタンスはタカ派

【考察】

23:45 経済指標
米国PMI速報値
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
製造業：前回52.5、予想52.1、結果（）
サービス業：前回54.8、予想54.5、結果（）
総合：前回54.6、予想54.4、結果（）

24:00 経済指標
米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数に先行して発表されるため注目度は高い。米国GDPの約70％を占める個人消費の動向を確認できます。
前回50.3、予想50.3、結果（）

米国ミシガン大学インフレ予測
1年先：前回4.6%、予想4.6%、結果%（）
5年先：前回3.9%、予想3.7%、結果%（）

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

通貨強弱

＜ドル＞
買い材料

売り材料
・米国ポールソン・フィラデルフィア連銀総裁：雇用悪化懸念
・米国ベッセント財務長官、米国ミランFRB理事：ハト派発言

＜円＞
買い材料
・木原官房長官、片山財務相：為替介入選択肢
・植田日銀総裁：円安牽制発言

売り材料
・2025年6月調査想定為替レート上期145.87、下期145.56（日本銀行、短観）以上推移→日本企業業績改善（円キャリー促進）
・構造的円売り（日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増）
・その他円売り（航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念）

（Currency Strength Chart）