経済指標は予想より結果が強ければ買い材料、予想より結果が弱ければ売り材料、予想と結果が同じ場合は買い材料に統一。
予想がない場合、前回より結果が強ければ買い材料、前回より結果が弱ければ売り材料、前回と結果が同じ場合は買い材料に統一。
ドル(USD)
ドル買い材料
- 金融政策
- 米国FOMC政策金利5月度:0.75-1.00%(0.50%利上げ)
- 米国FOMC声明5月度:「バランスシート縮小するため、6月1日から米国債およびエージェンシーローン担保証券の保有を削減する」「今回の決定は全会一致」(Bloomberg)
- 政治、経済
- 米経済回復による原油需要拡大→原油価格上昇→インフレ高進→ドル建て決済のために他国のドル需要増
- 6/1 米国ISM製造業景気指数5月度:基準、前回かつ予想より強い数値
- 6/1 米国JOLT労働調査4月度:予想と同じ
- 6/2 米国チャレンジャー人員削減5月度:前回より強い数値
- 6/2 米国新規失業保険申請件数:前回かつ予想より強い数値
- 6/2 米国失業保険継続申請件数:前回かつ予想より強い数値
- 6/2 米国非農業部門労働生産性指数確報値第1四半期:前回かつ予想より強い数値
- 6/2 米国非農業部門単位労働コスト確報値第1四半期:前回かつ予想より強い数値
- 6/2 米国雇用統計5月度:非農業部門雇用者数が予想より強い数値、平均時給の前年比が予想と同じ
- 6/7 米国貿易収支4月度:前回かつ予想より強い数値
- 6/7 米国3年債入札 :入札不調→利回り上昇→ドル買い
- 6/7 米国消費者信頼残高:予想より強い数値
- 6/8 米国卸売在庫確報値4月度:前回かつ予想より強い数値
- 6/8 米国週間石油在庫統計 :原油在庫は前回かつ予想より弱い数値→在庫減→原油価格上昇→ドル買い
- 6/8 米国10年債入札:入札不調→利回り上昇→ドル買い
- 6/9 米国失業保険継続申請件数:予想より強い数値
- 6/10 米国消費者物価指数5月度:前月比・前年比は前回かつ予想より強い数値、コア前月比・コア前年比は予想より強い数値
- 6/10 米国月次連邦財政収支5月度:予想より強い数値
- 要人発言
- 米国バイデン大統領
- 6/10「インフレ低下のためやるべきことをする」(Bloomberg)
- 米国イエレン財務長官
- 米国アデエモ財務副長官
- 米国パウエルFRB議長
- 米国ブレイナードFRB副議長
- 6/2「最大の課題はインフレの低下」「9月の利上げ休止は非常に難しい」「インフレを下げるために必要なことをする」「かなりの不確実性がある」「金融政策の浸透は需要を減らし、インフレが低下する」「時間の経過とともに経済がある程度冷えると予想」「6月と7月に0.50%の利上げは合理的」「インフレ低下しない場合、追加で0.50%利上げが適切」「バランスシート縮小は2~3回利上げに値し得る」(Bloomberg)
- 米国ウォラーFRB理事(2022年FOMC投票権あり)
- 米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 6/2「インフレの高さは容認できない」「9月会合までにインフレ低下の証拠がある場合、利上げペースを落とすことはあり得る」「インフレ低下していない場合、利上げペースを上げることが必要かもしれない」「利上げによって失業率が一時的に上昇する痛みを伴うが、高インフレも痛みを伴う」「景気後退のリスクは高まったが景気の急激な減速は避けられる」(Bloomberg)
- 米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 米国ジョージ・カンザスシティー連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 米国エバンズ・シカゴ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
- 米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
- 米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
- 米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
- 米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
- 6/1「政策金利を中立水準にする必要がある」「年内に2.50%に引き上げたい」「インフレを下げるために必要なことは何でもする」「賃金スパイラルの兆候は見られない」「景気後退を見込んでいない」(Bloomberg)
- 米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁
- 米国バーFRB副議長候補
- 米国バイデン大統領
- 地政学リスク
- ウクライナへロシア侵攻による制裁→ロシア産原油のドル建て決済不可→エネルギー・穀物価格急騰→インフレ加速
- 米国がロシア産エネルギー輸入禁止→原油先物価格上昇→インフレ加速
- ウクライナ情勢悪化で有事のドル買い
ドル売り材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 6/1 米国MBA住宅ローン申請指数:前回より弱い数値
- 6/1 米国製造業PMI確報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 6/1 米国建築支出4月度:予想より弱い数値
- 6/2 米国ADP雇用者数5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 6/2 米国製造業受注指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 6/2 米国週間石油在庫統計:原油在庫とガソリン在庫が前回かつ予想より弱い数値
- 6/3 米国雇用統計5月度:失業率と平均時給前月比が予想より弱い数値
- 6/3 米国サービス業PMI確報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 6/3 米国総合PMI確報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 6/3 米国ISM非製造業景気指数5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 6/8 米国MBA住宅ローン申請指数: 前回より弱い数値
- 6/8 米国週間石油在庫統計 :ガソリン在庫は前回かつ予想より強い数値→在庫増→原油価格低下→ドル売り
- 6/9 米国新規失業保険申請件数:前回かつ予想より弱い数値
- 6/9 米国30年債入札: 入札好調→利回り低下→ドル売り
- 6/10 米国ミシガン大学消費者信頼感指速報値6月度:前回かつ予想より弱い数値
- 要人発言
- 米国バイデン大統領
- 米国イエレン財務長官
- 米国パウエルFRB議長
- 米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 米国エバンス・シカゴ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
- 米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
- 6/1「支出意欲後退で年内にインフレ低下する可能性」「利上げ一時停止はFRBプットを意味しない」(Bloomberg)
- 米国地区連銀経済報告(ベージュブック)
- 6/1 「4地区は成長のペースが前期から鈍化していることを明確に指摘」「ほとんどの地区は製造業の継続的な成長を報告」「小売業は消費者が物価上昇に直面したことで若干の落ち込みが見られ、住宅用不動産業は消費者が物価高と金利上昇による弱さを報告」「金利上昇、一般的なインフレ、ロシアのウクライナ侵攻、および新型コロナによる混乱は、家計およびビジネスプランに影響を与える主要な懸念事項」「8地区は将来の成長に対する期待が低下、3地区は特に不況について懸念表明」「ほとんどの地区は労働市場がタイトと指摘」「多数の地区で企業は強い賃金の伸びを、その他の企業は中程度の伸びを報告」(Bloomberg)
- 経済協力開発機構(OECD)経済見通し
- 6/8「2022年米国成長率見通しを前回+3.7%から+2.5%へ、2023年を+2.4%から+1.2%へ下方修正
- 新型コロナ
- 地政学リスク
- 台湾情勢を巡る米中関係悪化
- ウクライナ情勢緊迫化
- ロシア制裁でドル決済が使えなくなったら、ロシアはドル売り中国人民元買いの可能性
- 安全資産米国債買い→米国債利回り低下
米利上げ期待・リスクオフドル買い、リスクオフ米国債利回り低下によるドル売り材料が交錯。方向性が分かりにくい状況。
円(JPY)
円買い材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 6/7 日本景気動向指数速報値4月:景気先行指数は前回かつ予想より強い数値
- 6/8 日本GDP2次速報値第1四半期:前期比と前期比年率は前回かつ予想より強い数値
- 6/8 日本国際収支4月度:経常収支(季節調整済み)と貿易収支は予想より強い数値
- 要人発言
- 岸田首相
- 松野官房長官
- 6/7「為替の安定は重要、急速な変動は望ましくない」「円安で輸出企業の収益改善、消費者には負担増」
- 磯崎官房副長官
- 鈴木財務相
- 6/7「為替相場は安定的な推移が重要であり、急速な変動は望ましくない」「円急落の影響を、米当局と連携して注視する」
- 6/8「円安は賃上げの力が弱い状況下ではマイナス面ある」
- 6/10「為替の安定が重要」「急速な変動は望ましくない」
- 神田財務官
- 6/10「為替の急速な変動は望ましくない」「為替相場はファンダメンタルズに沿って安定的に推移することが重要」「急速な円安進行を踏まえ3者会合を実施した」
- 黒田日銀総裁
- 6/7「円安は家計の実質所得にマイナス」「為替はファンダメンタルズを反映し安定推移が重要」「短期間の大幅な為替変動、望ましくない」「急激な円安について様々な批判や不満が表明されているのは承知」(Bloomberg)
- 若田部日銀副総裁
- 6/1「現時点で追加緩和の必要性、それほど高くない」「為替の急激な変動は望ましくない」「為替レートを目標とした政策発動は望ましくない」
- 内田日銀理事
- 財務省・日銀・金融庁の三者会合声明
- 6/10「為替相場、ファンダメンタルズに沿って安定推移が重要」「為替相場、急速な変動は望ましくない」「 政府・日銀、緊密に連携しつつ為替市場の動向や経済・物価への影響をいっそうの緊張感持って注視」(Bloomberg)
- 地政学リスク
- 台湾情勢を巡る米中関係悪化
- 北朝鮮の軍事行動:
- ウクライナ情勢悪化
- 日本は世界最大の対外純資産保有国(財務省統計):円売り→外貨買い→海外資産買い。リスクオフで、海外資産売り→外貨売り→円買い
- サル痘ウイルス
- IMM通貨先物
- 6/7時点、ショート縮小(シカゴ投機筋IMMポジション推移)
- 台湾情勢を巡る米中関係悪化
円売り材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 日本以外でテーパリングや利上げ実施する国が増加→円を売って海外通貨買って利回りが良い海外国債などに投資した方が良い。
- エネルギー・穀物価格高騰→輸入物価上昇→資源輸入への支払い増→日本の経常収支悪化(貿易赤字拡大)
- 6/7 日本景気動向指数速報値4月: 景気一致指数は予想より弱い数値
- 6/8 日本GDP2次速報値第1四半期:GDPデフレータ前年比は前回かつ予想より弱い数値
- 6/10 日本国際収支4月度:経常収支は前回かつ予想より弱い数値
- 6/10 日本国内企業物価5月:前回かつ予想より弱い数値
- 要人発言
- 岸田首相
- 鈴木財務相
- 6/8「円安方向の動きにはプラス、マイナス両面がある」
- 黒田日銀総裁
- 6/3「金融緩和で賃金上昇しやすい環境を作り出すことが大切」(Bloomberg)
- 6/6「強力な金融緩和粘り強く続ける必要ある」「金融引き締め行う状況には全くない」「持続的な物価上昇へ揺るぎない姿勢で金融緩和を継続していく方針」「交易条件悪化、主因はドル建ての資源価格の上昇であり円安ではない」(Bloomberg)
- 6/7「YCCを軸とする強力緩和を続ける」「円安は輸出採算を向上」「円安は海外子会社の配当にプラス」(Bloomberg)
- 6/8「円安の日本経済への影響、プラス」「緩和継続で経済を支える必要」「日本経済はまだパンデミックからの回復途上にある」「為替レートは日銀の政策目標ではない」「金融緩和はまだ半ば」「安定的な物価目標を達成していない」(Bloomberg)(Bloomberg)
- 雨宮日銀副総裁
- 6/1「経済下振れすれば躊躇なく追加的措置講じること排除すべきでない 」
- 若田部日銀副総裁
- 6/1「経済下振れすれば躊躇なく追加的措置講じること排除すべきでない 」「引き続き金融緩和必要」
- 内田日銀理事
- 安達日銀審議委員
- 6/2「2%の物価安定の目標の達成は、現時点では依然として道半ば」「物価安定の目標の達成に向けて、緩和的な金融政策を続ける」金融政策を引き締め方向に修正するのは時期尚早」(Bloomberg)
- ラニル・サルガド国際通貨基金
- 6/9「最近の円安は、日米金融政策の先行き予想などファンダメンタルズを反映している」「円安は日本経済への影響は良いものと悪いものある」「日銀が金融緩和を継続するのは適切と認識している」
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化:日本企業のロシア離れ加速
日米金融政策差で円売り優勢。突発的なウクライナ情勢悪化や要人の円安牽制発言で一時的な円買いも生じやすいですが押し目の機会になりやすい状況は変わらず。
ユーロ(EUR)
ユーロ買い材料
- 金融政策
- ECB政策金利6月度:前回かつ予想通り。
- ECB声明
- 6/9「資産購入プログラム(APP) 7月1日付けで終了」「7月会合で主要金利を25bp引き上げる予定」「9月に主要金利を再び引き上げる見込み、上げ幅はインフレ見通し次第」「9月以降、持続的な追加利上げが適切」
- 政治、経済
- 6/1 独製造業PMI確報値5月度:前回かつ予想より強い数値
- 6/1 欧製造業PMI確報値5月度:前回かつ予想より強い数値
- 6/1 欧雇用統計4月度:前回かつ予想と同じ数値
- 要人発言
- ラガルドECB総裁
- 6/9「高いインフレ率が主要な課題」「インフレ率は目に見えて高く、インフレ圧力は拡大した」「エネルギーコスト高により短期的な経済活動が抑制」「戦争は成長への大きな下振れリスク」「必要に応じて既存の政策手段または新たな措置を取る」「今回の決定は全会一致」「引き続き経済データを重視」
- デギンドスECB副総裁
- シュナーベルECB専務理事
- レーンECB専務理事
- エルダーソンECB専務理事
- ナーゲル・ドイツ連銀総裁
- 6/10「ユーロ圏のインフレ率は自然に低下しない、断固とした行動が必要」「22年の独インフレ率を従来3.6%から7.1%へ修正」「23年の独インフレ率予測2.2%から4.5%に上方修正」
- クノット・オランダ中銀総裁
- バスレ・スロベニア中銀総裁
- ホルツマン・オーストリア中銀総裁
- レーン・フィンランド中銀総裁
- シムカス・リトアニア中銀総裁
- ミュラー・エストニア中銀総裁
- 6/7「エネルギーと食料のコストが低下すると考える理由はない」「インフレ率は鈍化するものの、引き続き高止まりする見込み」
- カザークス・ラトビア中銀総裁
- 6/10「漸進的な利上げは、ゆっくりという意味ではない」(Bloomberg)
- ベルギー・ウンシュ中銀総裁
- デコス・スペイン中銀総裁
- ビスコ・イタリア中銀総裁
- ビルロワドガロー・フランス中銀総裁
- 6/2「ECBの政策正常化は必要」(Bloomberg)
- 6/10「インフレは高すぎるだけでなく、広範囲にわたっている」
- バスレ・スロベニア中銀総裁
- マクルーフ・アイルランド中銀総裁
- センテノ・ポルトガル中銀総裁
- カジミール・スロバキア中銀総裁
- ラガルドECB総裁
- IMM通貨先物
- 6/7時点、ロング縮小(シカゴ投機筋IMMポジション推移)
ユーロ売り材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 英国とEUの北アイルランド議定書議論難航
- 6/1 独小売売上高4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 6/1 ロシア、ドイツへのガス供給一部停止
- 6/2 欧生産者物価指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 6/3 独貿易収支4月度:予想より弱い数値
- 6/3 独非製造業PMI確報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 6/3 欧非製造業PMI確報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 6/3 欧小売売上4月度:予想より弱い数値
- 6/7 独製造業新規受注4月度:前月比は予想より弱く、前年比は前回かつ予想より弱い数値
- 6/10 独経常収支4月度:前回より弱い数値
- 要人発言
- フォンデアライエン欧州委員長
- EU理事会常任議長
- ドムブロフスキス欧州委員会副委員長
- ラガルドECB総裁
- パネッタECB専務理事
- ナーゲル・ドイツ連銀総裁
- 6/10「22年の独GDP見通しは従来4.2%から1.9%に引き下げ、2023年は2.4%成長見込み」
- ビルロワドガロー・フランス中銀総裁
- レーン・フィンランド中銀総裁
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化
- ウクライナとロシア停戦交渉進展なし
- エネルギー・穀物価格急騰→物価上昇→欧州経済悪化→スタグフレーション懸念
- ウクライナ情勢悪化
- IMM通貨先物
- 6/7時点、ロング縮小(シカゴ投機筋IMMポジション推移)
利上げやタカ派発言でユーロ買い。しかし、ウクライナ情勢悪化の継続や利上げによる景気悪化でユーロ売り優勢。
ポンド(GBP)
ポンド買い材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 6/1 英国ネーションワイド住宅価格指数5月度:前回かつ予想より強い数値
- 6/1 英国製造業PMI確報値5月度:前回かつ予想と同じ数値
- 6/6 英国ジョンソン首相を信任、保守党-賛成211、反対148(Bloomberg)
- 6/7 英国非製造業PMI確報値5月度:前回かつ予想より強い数値
- 要人発言
- 英国ジョンソン首相
- イングランド銀行(英中銀、BOE)
- 6/10「今後1年間のインフレ予想の中央値は、22年2月予想の4.3%から4.6%に上昇」
- ベイリー英中銀(BOE)総裁
- ラムスデン英中銀副総裁
- サンダース英中銀金融政策委員会(MPC)委員
- マン英中銀委員
- ピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員兼チーフエコノミスト
- IMM通貨先物
- 6/7時点、ショート縮小(シカゴ投機筋IMMポジション推移)
ポンド売り材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 北アイルランド議定書の効力停止懸念
- 6/9 英国RICS住宅価格指数5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 要人発言
- 英国ジョンソン首相
- ベイリー英中銀総裁
- カンリフ英中銀副総裁
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化
- ロシア産原油輸入削減→インフレ加速→スタグフレーション懸念
- ウクライナ情勢悪化
利上げ期待の買いと景気後退懸念の売りが綱引き状態。
豪ドル(AUD)
豪ドル買い材料
- 金融政策
- 6/7 豪中銀政策金利6月度:前回かつ予想上回る利上げ(Bloomberg)
- 6/7 豪中銀(RBA)声明
「オフィシャルキャッシュレートを 0.35%から0.85%に引き上げ」「インフレ率を目標に戻すため、必要なことは何でもやる」「将来の利上げは、今後のデータと中銀のインフレ・労働市場の見通し次第」
- 政治、経済
- 6/1 豪実質GDP第1四半期:予想より強い数値
- 6/2 豪貿易収支4月度:前回かつ予想より強い数値
- 要人発言
- ロウ豪中銀総裁
- ケント豪準備銀行(RBA)総裁補佐
- チャーマーズ豪財務相
- 6/7「生活費が急騰している中で、住宅保有者にとっては難しいニュース」
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化
- 小麦やトウモロコシ等の農作物と液化天然ガス等の資源を、ウクライナやロシア産から豪州産への代替需要高まり。
- ウクライナ情勢悪化
- IMM通貨先物
- 6/7時点、ショート縮小(シカゴ投機筋IMMポジション推移)
豪ドル売り材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 要人発言
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化:世界中の株下落の影響でリスクオフ
追加利上げ期待とウクライナ情勢悪化によるエネルギーや穀物の需要急増で豪ドルは買い材料が優勢と推測します。
ニュージーランドドル(NZD)
ニュージーランドドル買い材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 要人発言
- ニュージーランド・アーダーン首相
- ニュージーランド・オア準備銀行総裁
- ニュージーランド・ロバートソン財務相
- 6/1「NZ準備銀行(RBNZ)はインフレと戦う」
- 地政学リスク
- IMM通貨先物
- 6/7時点、ショート拡大(シカゴ投機筋IMMポジション推移)
ニュージーランドドル売り材料
- 金融政策
- 政治、経済
追加利上げ期待、ウクライナ情勢悪化による食料需要急増、新型コロナ対策で実施していた入国制限撤廃でニュージーランドドルは買い材料が優勢と推測します。
カナダドル(CAD)
カナダドル買い材料
- 金融政策
- 6/1 カナダ中銀(BOC)政策金利:予想と同じ数値
- カナダ中銀声明
- 6/1「量的金融引き締めを継続」「4月のCPIインフレ率は6.8%に達し、予測をはるかに上回っている」「インフレ上昇が定着するリスクが高まっている」(Bloomberg)
- 政治、経済
- 6/7 カナダIvey購買担当者景況感指数5月度:前回より強い数値
- 6/10 カナダ雇用統計5月度:前回かつ予想より強い数値
- 要人発言
- マックレムBOC総裁
- 6/7「最優先事項はインフレを目標に戻すこと」
- ビュードライBOC副総裁
- 6/1「インフレ高進を定着させないために政策金利を3%、もしくはこれを超える水準まで引き上げる必要性が高まっている」
- コジッキBOC副総裁
- マックレムBOC総裁
- 新型コロナ
- 地政学リスク
- IMM通貨先物
- 6/7時点、ショート縮小(シカゴ投機筋IMMポジション推移)
カナダドル売り材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 6/2 カナダ住宅許可4月度:予想より弱い数値
- 6/7 カナダ国際商品貿易4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 6/10 カナダ設備稼働率第1四半期:予想より弱い数値
- 要人発言
- カナダ政府
- 新型コロナ
追加利上げ期待とウクライナ情勢悪化による原油価格急騰からカナダドルは買い材料優勢と推測します。
人民元(CNH)
人民元買い材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 6/9 中国貿易収支5月度:前回かつ予想より強い数値
- 要人発言
- 中国政府
- 中国李首相
- ロシア・シルアノフ財務相
- 新型コロナ
- 6/1 中国上海封鎖2カ月ぶり解除
- 地政学リスク
- ウクライナへロシア侵攻で各国制裁→ロシア産原油のドル建て決済不可→ロシアが友好的国の中国人民元買いに向かう
人民元売り材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 6/1 中国財新製造業PMI5月度:予想より弱い数値
- 6/6 中国財新サービス業PMI5月度:予想より弱い数値
- 6/10 中国生産者物価指数5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 6/10 中国消費者物価指数5月度:予想より弱い数値
- 要人発言
- 中国李首相
- 中国陳人民銀行副総裁
- 6/2「穏健な金融政策を強化」(Reuters)
- 中国国家発展改革委員会
- 中国外務省報道官
- 6/2「米国と台湾の貿易巡る計画に反対」
- 新型コロナ
- 6/9 上海が閔行区を再び封鎖(Bloomberg)
- 地政学リスク
- ウクライナ・ロシア紛争の後は、中国・台湾紛争による経済悪化危機感が増加。
- 台湾情勢を巡る米中関係悪化
中国経済悪化により人民元は売り材料優勢と推測します。
原油
原油買い材料
- 政治、経済
- 6/1 ロシア、ドイツへのガス供給一部停止
- 要人発言
- 新型コロナ
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化:需要増、供給不安→原油価格高騰
原油売り材料
- 政治、経済
- 6/2 OPECプラス:7月と8月の供給量を日量64.8万バレルに拡大で合意(Bloomberg)
- 新型コロナ
- IMM通貨先物
- 6/7時点、ロング縮小(ネット +332,976 → +328,256 、前週比 -4,720 )
米国・中国の需要増から原油買い、欧州スタグフレーション懸念から売り。総じて買い優勢と推測します。
金
金買い材料
- 政治、経済
- 世界的なインフレ高進:インフレヘッジ資産の金買い増加
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化:安全資産の金買い増加
- IMM通貨先物
- 6/7時点、ロング拡大(ネット +172,589 → +175,268 、前週比 +2,679 )
金売り材料
- 政治、経済
- 米国利上げ期待による米国債利回り上昇:金利がつかない金価値低下
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化:有事の金売り(日経新聞)
ウクライナ情勢悪化による安全資産の金買い優勢と推測します。
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