2023年3月30日(木)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)3/29の欧米マーケット影響
金融システム不安後退のリスクオン円売り続きドル円上昇。

(2)経済指標
・米国実質GDP確報値第4四半期
・米国新規失業保険申請件数、失業保険継続申請件数

(3)要人発言
・米国バーキン・リッチモンド連銀総裁
・米国イエレン財務長官

(4)その他
・欧米金融システム不安の影響:まだ払拭できていない問題。引き続き突発的なヘッドラインでリスクオフによるドル円急落には注意したい。
・月末ロンドンフィックス

3/30も注目は欧米金融システム不安の影響。前日に急速にリスクオフ後退し、この影響を引き継ぎやすい。しかし、その反動で何か大きな悪材料出ればドル円急落しやすいとも言えそう。また、月末ポジション調整による乱高下にも要警戒。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

9:55 月末五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

欧州マーケット(17:00~25:30)
NYマーケット(22:30~29:00)

21:30 経済指標
米国実質GDP確報値第4四半期(過去の発表日:8/259/2910/2711/3012/22, 1/26, 2/23)(Bloomberg
速報値は改定値に比べて注目度高い。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
実質GDP:前回2.7%、予想2.7%、結果2.6%(×)
個人消費:前回1.4%、予想1.6%、結果1.0%(×)
GDPデフレータ:前回3.9%、予想3.9%、結果3.9%(○)
PCEコアデフレータ:前回4.3%、予想4.3%、結果4.4%(◎)

21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回19.1万件(改定)、予想19.5万件、結果19.8万件(×)

米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回169.4万件(改定168.5)、予想169.3万件、結果168.9万件(○)

24:00 月末ロンドンフィックス

24:20 要人発言
ロシア連邦保安庁(Reuters
「スパイ容疑で米国WSJ記者逮捕」

【考察】米露関係悪化の地政学リスクオフ円買いでドル円下落

25:27  要人発言
米国国務省(Reuters
「米国市民、ロシアからの即時退避勧告」

【考察】地政学リスクオフの懸念が強まり円買いでドル円下落

25:42~要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「インフレが続く場合、追加利上げが可能」
「3月FOMCで0.25%利上げ支持」

【考察】タカ派発言。しかし、地政学リスクオフ円買い強くドル円下落継続。

25:45~要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「インフレ抑制のために再び利上げが必要」

【考察】タカ派発言。ドル円下げ止まり。

26:21~要人発言
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)
「インフレを低下させるため金利を高く保つ必要がある」

【考察】タカ派発言。ドル円下げ止まり。

28:45~要人発言
米国イエレン財務長官

東京マーケット:株先物・株価指数下落のリスクオフでドル円下落。

欧米マーケット:欧州オープン前から米国債利回り低下が進みドル円下落。しかし、欧州株価指数上昇のリスクオンと米国債利回り上昇によってドル円上昇し、東京マーケットでの下落を全戻し。
NYマーケットに入ってからは再び米国債利回り低下や地政学リスオフでドル円下落。
総じて、明確な材料なく方向性なし。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. NZD(資源国リスクオン通貨):
  2. GBP(リスクオン通貨):英国TPP加盟による経済回復期待で買い。
  3. EUR(リスクオン通貨):独消費者物価指数の強い数値で買い。ECB当局者のタカ派発言で買い。
  4. CHF(リスクオフ通貨):
  5. AUD(資源国リスクオン通貨):
  6. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
  7. JPY(リスクオフ通貨):欧米金融システム不安後退でリスクオンの売り。地政学リスクオフで買い。
  8. USD(基軸通貨):

米国債イールドカーブ

3/30(木)は3/29(水)に対してツイスト(短期金利上昇、長期金利低下、逆イールド拡大)でドル売り材料。
ドルインデックス日足陰線はイールドカーブの関係と一致。

*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg

5月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置きが51.5%、25bpsが48.5%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

トレード

  • 月足:3月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。三尊の右肩形成しつつあり。
  • 週足:3/27週、陽線形成中。
  • 日足:3/29大陽線。レンジから上昇トレンドに推移中。
  • 4H足:上昇トレンド。
  • 1H足:上昇トレンド。
  • 15M足:上昇チャネル。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス132.877をダウ上昇→目標日足レジスタンス133.226
(B)日足足サポート132.371付近まで下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス132.877

②ショート
(C)日足レジスタンス133.226付近まで上昇→ダウ転換下落→目標1H足サポート132.371
(D)1H足サポート132.371をダウ下落→目標1H足サポート131.991

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

条件合わずトレードなし
3月通算:12勝4敗、勝率75.0%、平均RR2.01 、獲得Pips +387.1

(Trading View)

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