ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
注目材料
1. 経済指標・要人発言
本日の注目材料は米国小売売上高と米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値。
7/14に米国ウォラーFRB理事が「7月FOMCで75bsp利上げ支持」「データ次第で大幅な利上げあり得る」「7月FOMC前の重要なデータは小売売上高と住宅指標」と発言していることから、特に米国小売売上高に注目したい。
ウォラーFRB理事の発言に従えば、
(1)「米国小売売上高が強い数値→100bsp利上げの可能性あり→米国債利回り強い上昇→強いドル買い→ドル円急騰」
(2)「米国小売売上高が弱い数値→75bsp利上げコンセンサス維持→米国債利回り低下→ドル売り→ドル円低下→しかし、75bsp利上げすることに変わりはないためドル円低下は一時的。138円を下抜ける程の下落は生じにくい」
と、推測します。
①日米金融政策差→米国金融引き締め・日本金融緩和継続→ドル買い円売り→ドル円上昇
②-1 米国金融当局者タカ派発言→米国債利回り上昇ならドル買い→ドル円上昇
②-2 米国金融当局者ハト派発言→米国債利回り下落ならドル売り→ドル円下落
③-1 日本要人からの強い円安牽制発言→円買い→ドル円下落→下げ止まりから押し目買い勢によるドル円上昇
③-2 日本要人からの円安容認発言→円売り→ドル円上昇
④-1 リセッション懸念→株先物・株価指数下落→リスクオフドル買い円買い(通貨強弱「円>ドル」なら)→ドル円下落
④-2 リセッション懸念→急速な米国利上げ警戒後退→米国債利回り低下→ドル売り→ドル円下落
④-3 リセッション懸念→急速な米国利上げ警戒後退→株先物・株価指数上昇(通貨強弱「ドル>円」なら)→ドル円上昇
⑤リスクオン→株先物・株価指数上昇(通貨強弱「ドル>円」なら)→ドル円上昇
⑥-1 米国経済指標結果が強い数値→ドル買い→ドル円上昇
⑥-2 米国経済指標結果が弱い数値→ドル売り→ドル円下落
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
9:55 五十日仲値
欧州マーケット(16:00~25:00)
18:53 鈴木財務相
「高い緊張感をもって為替市場の動向を注視」
「戦争の責任はすべてロシアにある」
「為替の急速な変動、緊張感持って注視」
「投機的な動きの急速な円安に憂慮」
「為替の円安、必要な場合に適切な対応をとる」
「過度な変動や無秩序な動き、金融経済に悪影響」
【考察】 円安牽制発言
21:11 米国企業第2四半期決算
シティグループ
売上:予測184.03億ドル、結果196.4億ドル(◎)
EPS:予測1.68ドル、結果2.19ドル(◎)(Bloomberg)
21:30 経済指標
米国小売売上高6月度
前月比:前回-0.3%(改定-0.1)、予想0.9%、結果1.0%(◎)
コア前月比:前回0.5%(改定0.6)、予想0.8%、結果1.0%(◎)(Bloomberg)
【考察】
発表前:15M足下降チャネル推移。チャネル抜けで大きく伸びる期待あり。
発表後:強い数値。ドル円上昇したものの、チャネル抜ける材料にならずチャネル内推移継続。
21:41 要人発言
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁
「劇的な動きは経済を弱体化させ不確実性が増す可能性」
「インフレ率が高すぎるため下げる必要」
「75bps利上げは過去に比べて大きな動き」(Bloomberg)
【考察】タカ派発言ですが、100bps利上げに否定的でハト派発言
21:30 経済指標
米国ニューヨーク連銀製造業景気指数7月度
前回-1.2、予想-1.9、結果11.1(◎)(Bloomberg)
21:30 経済指標
米国輸入物価指数6月度
前月比:前回0.6%(改定0.5)、予想0.7%、結果0.2%(✕)
前年比:前回11.7%(改定11.6)、予想11.4%、結果10.7%(✕)
22:06 要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「年内に政策金利を3.75%から4%にする必要」
「リセッションに陥ることには懐疑的」
「コアPCEインフレはまだピークに達していない可能性」
「ドル高は米国のインフレ率低下を意味する」
「7月FOMCで100bspと75bps利上げに大きな違いはない」
「米国労働市場は強い」(Bloomberg)
【考察】 ドル高容認発言。タカ派発言
22:15 経済指標
米国鉱工業生産指数6月度
鉱工業生産指数:前回0.2%(改定0.1)、予想0.1%、結果-0.2%(✕)
設備稼働率:前回79.0%(改定80.8)、予想80.1%、結果80.0%(△)(Bloomberg)
NYマーケット(22:30~29:00)
23:00 経済指標
米国企業在庫5月度:前回1.2%(改定1.3)、予想1.1%、結果1.4%(◎)
23:00 経済指標
米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値7月度:前回50.0、予想49.9、結果51.1(◎)
米国ミシガン大学インフレ期待
1年先:前回5.3%、結果5.2%(✕)
5年先:前回3.1%、結果2.8%(✕)(Reuters)
【考察】
発表前:15M足下降チャネル推移。チャネル抜けで大きく伸びる期待あり。直前はチャネル上限。
発表後:強弱入り混じる数値でしたが、インフレの注目度が高い環境のためインフレ期待か材料視されて下落。しかし、チャネル下限抜けるほどの材料ではなくチャネル内推移継続。
23:42 要人発言
米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「インフレは高すぎる」
「労働市場は引き続き堅調」
「経済を停滞させることなくインフレ抑制に取り組んでいる」
「金融引き締めが行き過ぎは気にいない」
【考察】タカ派発言
28:30 経済指標
IMM通貨先物
7/12時点、円ショート拡大(ポジション推移)


ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- CAD(資源国リスクオン通貨):前日7位
- AUD(資源国リスクオン通貨):前日2位。
- CHF(リスクオフ通貨):前日5位。
- EUR(リスクオン通貨):前日4位。「辞任表明したイタリア・ドラギ首相をマッタレッラ大統領が慰留→政情不安後退」で買い。
- NZD(資源国リスクオン通貨):前日3位。
- GBP(リスクオン通貨):前日6位。
- JPY(リスクオフ通貨):前日8位。
- USD(基軸通貨):前日1位。米国小売売上高、米国ニューヨーク連銀製造業景気指数、米国企業在庫と米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が強い数値で買い。米国ブラード・セントルイス連銀総裁のタカ派発言で買い。米国輸入物価指数と米国鉱工業生産指数が弱い数値で売り。米国ボスティック・アトランタ連銀総裁のハト派発言で売り。

米国債イールドカーブ
7/15(金)は7/14(木)に対して、ブル(短期金利低下、長期金利低下、長短金利差拡大)。2年と10年利回りの逆イールド継続。
*債券ブル:「安全資産債券買い→債券利回り低下」、「リスク資産売り(株式等)→安全資産債券買い」、景気後退
・ドルインデックス:日足大陰線。
・米国債2年利回り:日足十字線。
・米国債10年利回り:日足陰線。
各日足はトレンドライン付近で下げ止まっており、7/18は弱いながらも上昇しやすいと考えます。



テクニカル分析
ドル円チャート
- 月足: ボリンジャーバンド+2σをバンドウォークし強い上昇トレンド。
- 週足:ボリンジャーバンド+1σ~+2σ間の上昇トレンド。
- 日足:7/14大陽線。上昇チャネルかつボリンジャーバンド+2σ大きく上抜け。7/14も上昇継続の可能性高い。
- 4H足:上昇トレンド。ボリンジャーバンド+2σバンドウォーク終了。
- 1H足:ボリンジャーバンドスクイーズでレンジ。
- 15M足:ボリンジャーバンドスクイーズでレンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス138.941上抜け→レジサポ→目標1H足戻り高値139.236。
②ショート
(B)1H・4H足サポート138.608下抜け→レジサポ→目標1H足押し安値138.006。

【考察】前提:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上
トレード1
7:45 138.941上抜け→レジサポ→(A)ロング
9:00 S/L 138.931到達→(A)ロング失敗
ロング:139.031
目標利益:(139.236-139.031)×100=20.5 pips
S/L :139.031-0.10=138.931
RR: 20.5/10=2.05
結果: -10 pips
トレード2
22:15 138.608下抜け→レジサポ→(B)ショート
25:30 週末で値動きが小さくなり、週跨いだポジション保有の可能性があるため、138.612終了→(B)ショート中止
ショート:138.612
目標利益:(138.612-138.006)×100=60.6 pips
S/L :138.612+0.30=138.912
RR: 60.6/30=2.02
結果:0 pips(建値終了)
7月通算:6勝8敗1分、勝率42.9%
7月獲得pips:+79.2

コメント