ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)3/17の欧米マーケット影響
クレディ・スイス株急落、SVBファイナンシャルの連邦破産法11条適用申請、クレディ・スイスとの取引制限報道のリスクオフ、米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値・インフレ予測の弱い数値でドル円急落。
(2)経済指標
・特になし。
(3)要人発言
・FEDウォッチャーであるWSJ紙のニック・ティミラオス氏(Twitter):ブラックアウト期間のため、いつもの様に発言や記事には要警戒。
(4)その他
・前週に引き続き、欧米金融不安の波及。
3/20の最大の注目材料も、欧米金融不安の波及。
(ドル円動き例)
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
6:03 要人発言
日米欧6中央銀行(日本経済新聞)
「米ドル流動性供給改善の中央銀行協調行動」
【考察】欧米金融システム不安後退材料→リスクオフ後退でドル円上昇。しかし、実際に市場へドル供給強化されればドル売り材料となりドル円下落の可能性あり。
8:50 要人発言
日銀金融政策決定会合の主な意見(3月9、10日分)(日本銀行)
「金融緩和継続」
【考察】サプライズなしのハト派発言
東京マーケット(9:00~15:00)
9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
欧州マーケット(17:00~25:30)
NYマーケット(22:30~29:00)
東京マーケット:マーケットオープン前にスイスUBSグループがクレディ・スイス・グループ買収で合意、日米欧6中央銀行発言でリスクオフ後退しドル円上昇。しかし、五十日仲値以降は再びリスクオフが強まりリスクオフ円買いでドル円急落し、全戻しの下落。
欧米マーケット:東京マーケットからのリスクオフドル円下落が、欧州オープンで加速。しかし、徐々にリスクオフ後退し、巻き戻しの円売りでドル円上昇。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- GBP(リスクオン通貨):
- EUR(リスクオン通貨):
- CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
- JPY(リスクオフ通貨):リスクオフ再燃で買い。リスクオフ後退で売り。
- AUD(資源国リスクオン通貨):
- USD(基軸通貨):
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- CHF(リスクオフ通貨):
米国債イールドカーブ
3/20(月)は3/17(金)に対してブル(短期金利上昇、長期金利上昇、逆イールド拡大)でドル買い・売り材料交錯。
ドルインデックス日足陰線は金利低下の逆イールド拡大の影響あり。
*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg)
3月FOMCの利上げ幅市場コンセンサスは、利上げ据え置きが25.5%、25bpsが74.5%。(CME FedWatch Tool)
テクニカル分析
ドル円トレード
- 月足:3月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。三尊の右肩形成しつつあり。
- 週足:3/13週、陰線。上昇トレンドからレンジに移行し、20MAからボリンジャーバンド-1σへ下落中。
- 日足:3/17大陰線。下降トレンド。
- 4H足:下降チャネル。
- 1H足:下降トレンド。
- 15M足:下降チャネル。
【シナリオ】
①ロング
(A)日足サポート131.424付近まで下落→上昇転換→1H足レジスタンス131.659をダウ上昇→目標4H足レジスタンス132.302
②ショート
(B)1H足サポート131.659をダウ下落→目標日足サポート131.424
(C)4H足チャネル又は1H足レジスタンス132.302付近へ上昇→ダウ下落→目標1H足サポート134.659
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
トレード1
132.302をダウ下落→(B)ショート
ショート:132.087
T/P:131.658
獲得pips:+42.9
3月通算:8勝1敗、勝率88.9%、平均RR1.97 、獲得Pips +307.0
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