2022年8月31日(水)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

注目材料

1. 経済指標・要人発言
本日も注目度の高い米国経済指標や米国金融当局者発言が相次ぎます。今週は下記②, ⑥で素直なドル円の動きになることが多いことから、本日も同じような反応を示すと推測します。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:30 経済指標
日本鉱工業生産速報値7月度
前月比:前回9.2%、予想-0.5%、結果1.0%(○)
前年比:前回-2.8%、予想-2.8%、結果-1.8%(◎)

東京マーケット(9:00~15:00)

10:34 要人発言(Bloomberg)(Bloomberg)
日銀中川審議委員
「金融緩和を継続する」
「賃金と物価が持続的に上昇する好循環を目指す」
「コストプッシュによる値上げが続く可能性が高い」

【考察】 急激な円安に対する牽制なく、従来通りのハト派発言。

11:16 要人発言(日本経済新聞)
岸田首相
「9月7日から入国者数上限を1日2万人から5万人に引き上げ」

【考察】 「海外旅行者増→外貨・円両替→円買い材料」、「国内景気向上期待→日本株買い→円売り材料」で材料交錯。早朝に報道あったためか、サプライズもなくドル円への影響なし。

欧州マーケット(16:00~25:00)

20:00 経済指標
米国MBA住宅ローン申請指数:住宅販売数件数や住宅着工件数の先行指標
前週比:前回-1.2%、結果-3.7%(✕)

21:00 要人発言(Reuters)
米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「リセッションに陥ってもインフレ抑制が必要」
「FRBは目標インフレ2%への回帰にコミット」
「来年の利下げを予想しない」
「年末までに失業率4%を超えると予想」
「2023年初めに政策金利4%以上を支持」
「インフレがピークに達したと結論づけるのは時期尚早」
「政策金利のピークはインフレ次第」

【考察】タカ派発言

21:15 経済指標(Bloomberg)
米国ADP雇用者数8月度
統計手法変更後の初の発表。
前月比:前回-、予想29.5万人、結果13.2万人(✕)

【考察】
発表前:15M足レンジ推移。直前はやや上値重い。
発表後:予想より弱い数値で下落。しかし、長い下ヒゲピンバーで上昇し後、全戻し下落で方向感なし。統計手法変更後の初の発表で、市場がデータの信頼性を判断しかねているのか。

弱い数値→米国債利回り上昇低下→ドル売り・円買い→ドル円下落。しかし、下落後の押し目買い狙い勢も多かったようで直ぐに全戻し上昇。その後は再びドル円下落へ。

NYマーケット(22:30~29:00)

22:45 経済指標
米国シカゴ購買部協会景気指数8月度
米国ISM製造業景気指数の前営業日に発表される同指標の先行指標。
基準50、前回52.1、予想52.0、結果52.2(◎)

23:30 経済指標
米国週間石油在庫統計
「在庫増→需要低迷・供給過多→原油・ガソリン売り材料→ドル売り材料」、「在庫減→需要増・供給不足→原油・ガソリン買い材料→ドル買い材料」
原油在庫:前回-328.2万バレル、予想-93.3万バレル、結果-332.6万バレル(✕)
ガソリン在庫:前回-2.7万バレル、予想-146.4万バレル、結果-117.2万バレル(○)

24:00 月末ロンドンフィックス

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. EUR(リスクオン通貨):欧州消費者物価指数速報値の強い数値で買い。ECB金融当局者のタカ派発言で買い。
  2. USD(基軸通貨):米国ADP雇用者数の弱い数値で売り。米国シカゴ購買部協会景気指数の強い数値で買い。
  3. JPY(リスクオフ通貨):
  4. AUD(資源国リスクオン通貨):
  5. NZD(資源国リスクオン通貨):
  6. CAD(資源国リスクオン通貨):
  7. GBP(リスクオン通貨):
  8. CHF(リスクオフ通貨):

米国債イールドカーブ

8/31(水)は8/30(火)に対してツイスト(短期金利低下、長期金利上昇、長短金利差縮小)。2年と10年利回りの逆イールド継続。

・ドルインデックス:日足コマ足。方向性なく直近はレンジ推移。
・米国債2年利回り:日足小陽線。トレンドラインに沿って上昇しており、3.541%目指す流れ。
・米国債10年利回り:日足大陽線。レンジ上限3.202%直前まで上昇。

日足レベルでは、米国債利回りとドルの連動が低下しておりドルの動きが分かりにくい環境です。

(Trading View)

テクニカル分析

ドル円チャート

  • 月足:ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク。
  • 週足:ボリンジャーバンド+1σ~+2σ推移。
  • 日足:8/30下長ヒゲ陽線。直近は上昇トレンドですが、直近高値到達かつ日足トレンドラインから乖離しているためか方向性に乏しい動き。
  • 4H足:上昇トレンド継続
  • 1H足:ボリンジャーバンドスクイズしレンジ。
  • 15M足:ボリンジャーバンドスクイズしレンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス138.868上抜け→レジサポ→目標日足ヒゲ先139.394

②ショート
(B)1H・4H足サポート138.191下抜け→レジサポ→目標1H・4H足サポート137.721

【前提】
リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

・138.868上抜け→NYマーケットクローズ時に上抜けのため(A)ロング見送り。

8月通算:11勝16敗1分、勝率40.7%
8月獲得pips:+56.8

(Trading View)

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