TOEICテスト公式問題集の究極活用法:トレーニングPart4

パート別トレーニング最後のPart4の方法です。

④Part4

・今までと同じく、まず設問と選択肢をディクテーションします。10回程聴いても全て書き取ることができなければ、解説を見て文字と音声を結びつけてください。1問あたりの分量が多く、正直内容も面白いとは思いませんが、ここが踏ん張りどころです。一日一問は、ディクテーションしましょう。どうしても分量が多いと感じるなら、パラフラグ毎に分けて、ディクテーションと以下のトレーニングを実施して下さい。

2016年5月から、Part3と同様に英文中の音声変化が増えました。音声変化が多いと、文字を見れば判るのに音声では全くわからない箇所が増えます。英文の音声変化を理解することが、リスニングの点数アップに欠かせません。しっかりディクテーションに取り組んでください。

・ディクテーションを終えたら、音声を聴いて、設問と選択肢の意味をイメージして理解するようにします。イメージする際、チャンクでイメージしてください。チャンクでイメージしなければ、Part4の意味処理は間に合いません。

・聴いてイメージ出来るようになったら、音声変化、アクセントとイントネーションを意識して、意味をイメージしながら、オーバーラッピングします。最初はスクリプトを見ながらで、慣れたらスクリプトを見ずにオーバーラッピングしましょう。ここでも、『必ず』自分の音声を録音してください。

・録音した自分の音声を聴いて、音声変化、アクセントとイントネーションが公式問題集の音声と同じように出来ているか確認してください。そして、音声変化とアクセントが公式問題集の音声に近づけることを意識して、オーバーラッピングと録音音声のチェックを繰り返してください。

・オーバーラッピングが出来るようになったら、シャドーイングします。音声変化とアクセントを意識して、意味をイメージしながら、音声に合わせてシャドーイングです。Part4は一人が情報を伝える形式で、淡々と話が進められる場合が多いです。Part3に比べて感情移入しにくいかもしれませんが、自分が情報を伝えていると意識しながらシャドーイングだけでもイメージの助けになると思います。まずはスクリプトを見ながらで構いませんが、慣れたら、スクリプトを見ずにシャドーイングしましょう。

・次に音読を実施します。Part3と同じく、オーバーラッピングやシャドーイングの時に、Part1やPart2より、公式問題集の音声スピードについていくのは難しくなります。音読を上手く組み合わせて、スピードに慣れてください。目標の音読スピードは公式問題集の音声スピードです。音読の音声を録音し、音声変化ができているか、アクセントがずれていないか確認してください。

・最後に設問と選択肢を暗唱します。一日一問でも構いませんので、暗唱できる問題を増やしてください。暗唱してパターンのストックができると、試験本番の音声を聴いた瞬間に、内容の流れを推測できるようになります。推測できるようになれば、判らない表現がでてきても心に余裕ができます。特に、設問はワンパターンですので、一瞬で設問の意味が理解できれば、余裕を持って先読みできますので、正解率も上がります。とにかく、表現を多くインプットし続けましょう。

・Part4全問暗唱できるようになったら、全問通して、毎日シャドーイングもしくは音読してください。ディクテーション、オーバーラッピング、暗唱は毎日続ける必要はありません。リスニングが苦手な方や時間がない方は、前回述べたように各パートのいずれかでも構いません。

ここまでパート毎にリスニングのトレーニング法を紹介してきました。次回は、各パートのトレーニング法のまとめと、その他のリスニングトレーニング法を紹介します。

以上

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