ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
注目材料
1. 経済指標・要人発言
9/22は政府・日銀の為替介入が最大の材料でした。しかし、政府・日銀は円安容認で円安トレンドは止まらないはず。止めたいのは投機筋が引き起こす「急激な変動」のみ。
(政府・日銀が引き起こす急激なドル円上昇は容認で、投機筋が引き起こす「急激な変動」は許容しないのはどうなのか?)。
本日、日本は祝日休場ですが引き続き為替介入の可能性ありですが、政府・日銀として緩やかなドル円上昇であれば為替介入なしの姿勢ならロング優先で考えたい。
注目材料は、米国PMIとFRB当局者発言。
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)、秋分の日で休場
欧州マーケット(16:00~25:00)
22:45 経済指標(Bloomberg)
米国製造業PMI速報値9月度:基準50、前回51.5、予想51.2、結果51.8(◎)
米国サービス業PMI速報値9月度:基準50、前回43.7、予想45.0、結果49.2(◎)
米国総合PMI速報値9月度:基準50、前回44.6、予想46.1、結果49.3(◎)
【考察】全て強い数値→米国債利回り上昇→ドル買い・円売り→ドル円上昇
NYマーケット(22:30~29:00)
27:04 要人発言
米国パウエルFRB議長
「FRB有効なツールを採用することを決定」
「FRBは異常な混乱に対処している」
【考察】イベントの開会挨拶のみで金融政策のコメントなし。
28:30 経済指標
IMM通貨先物
円ショート拡大(ポジション推移)
米国PMIは全て強い数値でドル円上昇加速する可能性ありましたが、9/22の政府・日銀の為替介入が引き続き実施される懸念(実施された可能性もあり)や英国トラス政権発表の大規模減税案・国債増発計画による財政悪化懸念が世界中のリスクオフに発展して円買いが発生したことで、ドル買い円買いが交錯し、ドル円は上下に変動して緩やかに上昇する展開となりました。結果的には、政府・日銀の期待通り緩やかなドル円上昇で終えたと考えます。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- USD(基軸通貨):米国タカ派姿勢で買い。
- CHF(リスクオフ通貨):スイス・ジョーダン中銀総裁のタカ派発言で買い。
- JPY(リスクオフ通貨):政府・日銀介入警戒で買い。「主要中銀の金融引き締め→世界景気後退懸念→リスクオフ」で買い。
- CAD(資源国リスクオン通貨):
- EUR(リスクオン通貨):
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- AUD(資源国リスクオン通貨):
- GBP(リスクオン通貨):英国トラス政権発表の大規模減税案・国債増発計画により財政悪化懸念で売り。
米国債イールドカーブ
9/23(金)は9/22(木)に対してツイスト(短期金利上昇、長期金利低下、長短金利差拡大)。
リセッション懸念増大。
テクニカル分析
ドル円トレード
- 月足:ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク。
- 週足:ボリンジャーバンド+2σバンドウォーク終了。
- 日足:9/22上下長ヒゲ陰線。20MAで支えられており直近はレンジ。
- 4H足:レンジから下降トレンドへ転換中。
- 1H足:ボリンジャーバンドスクイーズしレンジ。
- 15M足:ボリンジャーバンドスクイーズしレンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス143.202上抜け→レジサポ→目標日足レジスタンス144.010
②ショート
(C)4H足サポート141.533下抜け→レジサポ→目標4H足サポート140.727
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー
・143.202上抜けてレジサポのタイミングが週末深夜帯となり、値動きが鈍いか不規則なる恐れがあるためエントリー見送り。
9月通算:6勝7敗1分、勝率46.2%、平均RR2.26
9月獲得pips:+106.5
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