2023年1月10日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

(1)1/9の欧米マーケット影響:1/6米国雇用統計の平均時給低下でインフレ懸念後退、米国ISM非製造業指数が弱く景気減速懸念の影響を引きずりながらも、中国ゼロコロナ政策解除による景気回復期待でリスクオン材料も交錯し、方向性のない動き。

1/10は休場明けの東京マーケットがリスクオンとリスクオンどちらが強いかでドル円の方向性が見えてきそう。その後は、パウエルFRB議長発言で大きな動きが生じる可能性あり。

(2)米国経済指標(⑥):注目度の高い材料なし

(3)米国要人発言(②):パウエルFRB議長

(4)その他:黒田日銀総裁発言

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:30 経済指標
東京消費者物価指数12月度(Bloomberg
コア前年比:前回3.6%、予想3.8%、結果4.0%(◎)

【考察】日銀物価見通しの上方修正の可能性が強まりドル円下落

東京マーケット(9:00~15:00)

9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

16:06   要人発言
中国当局(Bloomberg
「日本人へのビザ手続き停止」

【考察】日中関係悪化→地政学リスクオフ、日本経済悪化材料。ドル買い・円売りでドル円上昇。

欧州マーケット(17:00~25:30)

20:00 経済指標
米国NFIB中小企業楽観指数12月度
前回91.3、予想91.5、結果89.8(×)

23:00 要人発言
米国パウエルFRB議長(Bloomberg
「FRBはインフレと雇用目標の達成に重点を置いている」

【考察】金融政策へのコメントなし。タカ派発言への期待で織り込みドル買いが進んでいたようだが、失望のドル売りでドル円急落。

NYマーケット(23:30~30:00)

24:00 経済指標
米国卸売在庫確報値11月度
前月比:前回1.0%(改定)、予想1.0%、結果1.0%(○)

米国卸売売上高確報値11月度
前月比:前回0.4%(改定)、予想0.5%、結果-0.6%(×)

26:00   要人発言
米国ボウマンFRB理事(Bloomberg
「インフレが高すぎる」

【考察】タカ派発言。しかしドル売り強くドル円下落

27:00 経済指標
米国3年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.093%、結果3.977%(◎)

【考察】入札好調で米国3年債利回り低下。しかし、ドル円への影響なし。

東京マーケット:方向性を決める材料なく上下に変動するのみ。
欧米マーケット:パウエルFRB議長のタカ派発言への期待で織り込みドル買いが進んでいたようだが、金融政策への発言なく失望のドル売りでドル円急落。その後、「ドル>円」の関係は変わらず下落分はほぼ全戻しの上昇。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. EUR(リスクオン通貨):シュナーベルECB専務理事のタカ派発言で買い。
  2. NZD(資源国リスクオン通貨):
  3. USD(基軸通貨):
  4. CHF(リスクオフ通貨):
  5. JPY(リスクオフ通貨):
  6. GBP(リスクオン通貨):
  7. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
  8. AUD(資源国リスクオン通貨):

米国債イールドカーブ

1/10(火)は1/9(月)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、逆イールド縮小)でドル買い材料。ドルインデックスは小幅変動であり、金利や逆イールドの動きと不一致。つまり、ドル円上昇の主因は円売り。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:12月大陰線で引け。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。
  • 週足:1/9週、コマ足形成中。
  • 日足:1/9十字線。チャネル内で逆三尊形成しつつあり。
  • 4H足:レンジ。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)15M足レジスタンス132.004上抜け→1H足20MA上、レジサポ→目標4H足レジスタンス132.423

②ショート
(B)1H足サポート131.349下抜け→レジサポ→目標4H足サポート130.982


【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

トレード1
五十日仲値に向けて強い上昇→131.961上抜け→レジサポ→(A)ロング

ロング:132.089
S/L:131.918
獲得pips:-17.1

トレード2
131.961上抜け→レジサポ→(A)ロング

ロング:132.066
S/L:131.885
獲得pips:-18.2

トレード3
131.961上抜け→レジサポ→(A)ロング

ロング:132.059
T/P:132.442
獲得pips:+38.3

1月通算:5勝5敗、勝率50.0%、平均RR 2.05、獲得Pips +79.4

(Trading View)

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