2023年3月9日(木)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)3/8の欧米マーケット影響
注目のパウエル議長の議会証言では利上げペースのハト派的発言で一時ドル円急落したものの、タカ派発言が続きドル円上昇。しかし、議会証言2日目であり、1日目のようなサプライズなく急騰なし。

(2)経済指標
・米国新規失業保険申請件数、失業保険継続申請件数

(3)要人発言
・FRB当局者

3/9もドル円上昇継続の可能性高いものの、138円台で安定するようなドル買い材料はないことから、3/10の日銀会合・総裁会見、米国雇用統計まではレジン推移しやすい想定。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:50 経済指標
日本GDP1次速報値 第4四半期(日本経済新聞
前期比:前回果0.2%(改定)、予想0.2%、結果0.0%(×)
前期比年率:前回0.6%(改定)、予想0.8%、結果0.1%(×)
GDPデフレータ前年比:前回1.1%(改定)、予想1.1%、結果1.2%(◎)

東京マーケット(9:00~15:00)

13:00 経済指標
衆議院(Bloomberg
「日銀正副総裁人事案、可決」

欧州マーケット(17:00~25:30)
NYマーケット(23:30~30:00)

21:30 経済指標
米国チャレンジャー人員削減2月度
米国雇用統計の2日前に発表。「前回より高い数値→ドル売り材料」、「前回より低い数値→ドル買い材料」
前年比:前回440.0%(改定)、予想-、結果410.1%(◎)

22:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回19.0万件(改定)、予想19.5万件、結果21.1万件(×)

米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回165.5万件(改定164.9)、予想165.5万件、結果171.8万件(×)

26:05 要人発言
米国バイデン大統領(Bloomberg
2024年会計年度の予算教書提出
「歳出額は6兆8830億ドルで前年度比8%増」
「10年間で計3兆ドル近く財政赤字を削減」

27:00 経済指標
米国30年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.686%、結果3.877%(◎)

【考察】入札好調→30年債利回り急落→ドル売りドル円下落

東京マーケット:前日のパウエル議長のタカ派発言の影響続かず、米国利回り逆イールド急拡大が嫌気された為か「米国債利回り低下→ドル売り」、また明日の日銀金融政策決定会合控えて「サプライズの政策変更警戒→円買い」、によりドル円下落。

欧米マーケット:欧州も東京マーケットの流れ継続、かつ株先物・株価指数下落のリスクオフ円買いでドル円下落。NYマーケットからはリスクオフ円買い・ドル買い交錯してレンジ推移。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. JPY(リスクオフ通貨):株先物・株価指数急落リスクオフで買い。
  2. CHF(リスクオフ通貨):リスクオフで買い。
  3. GBP(リスクオン通貨):
  4. EUR(リスクオン通貨):
  5. USD(基軸通貨):
  6. AUD(資源国リスクオン通貨):株先物・株価指数急落リスクオフで売り。
  7. NZD(資源国リスクオン通貨):リスクオフで売り。
  8. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):前日のカナダ中銀利上げ停止の影響継続で売り。

米国債イールドカーブ

3/9(木)は3/8(水)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下、逆イールド縮小)でドル売り・ドル買い材料交錯。ドルインデックス日足陰線は金利低下の影響大。
また、ドル円日足陽線も金利低下によるドル売りの影響あり。

*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg

3月FOMCの利上げ幅市場コンセンサスは、25bpsが39.8%、50bpsが60.2%。(CME FedWatch Tool)。50bps織り込む余地が広がったことから、強いドル買い材料出ればドル円急騰の可能性あり。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:3月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。三尊の右肩形成しつつあり。
  • 週足:3/6週、陽線形成中。上昇トレンド中。
  • 日足:3/8上下長ヒゲコマ足陽線。上昇チャネル。
  • 4H足:レンジ。
  • 1H足:上昇トレンド。
  • 15M足:上昇トレンド。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足サポート137.292付近まで下落、又は1H足トレンドライン付近で反発→ダウ上昇→目標4H足レジスタンス137.702

②ショート
(B)4H足レジスタンス137.702付近まで上昇→ダウ下落→目標1H足20MA到達
(C)4H足サポート137.043をダウで下抜け→目標1H足サポート136.822


【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

・条件合わずトレードなし
3月通算:3勝1敗、勝率75.0%、平均RR1.84 、獲得Pips +94.1

(Trading View)

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