2023年11月6日(月)ドル円初心者戦略と結果

ファンダメンタルズ分析
テクニカル分析
1. トレード

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

＜注目材料＞
（１）11/3の欧米マーケット影響
米国雇用統計は総じて弱い数値で149.20へ急落。米国ISM非製造業景気指数も弱い数値だったが基準50以上キープ、中身の物価指数が予想より強いためかドル円上昇。引けに掛けては週末持越しを避けるための決済も交錯し方向感なし。日足終値149.37。

（２）経済指標
・日銀、政策委員会・金融政策決定会合議事要旨（9月21・22日）

（３）要人発言
・政府日銀の円安牽制
・植田日銀総裁発言
・FRB要人

（４）その他
・中東情勢の地政学リスクオフ
・米国冬時間移行（11/5 26:00～)

本日は注目度の高い材料なし。週末に懸念された中東情勢の急速な悪化もなかったことから、まずは11/3米国雇用統計の弱いい影響を引き継いでドル円下落スタートしやすいと推測。
一方で、３営業日連続でドル円急落しており、日足押し安値付近の切り番149.00からは押し目買いも入りやすいことから、ドル円下落しても一時的な急騰・揉み合いになりそう。

また、中東情勢悪化が中東全域に波及するリスクも続いておりヘッドラインに要注意。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)

東京マーケット前

8:50 経済指標
政策委員会・金融政策決定会合議事要旨（9月21・22日分）
出口への準備、環境整備進めることが重要と１委員－９月日銀会合（Bloomberg）

【考察】ハト派内容→ドル円上昇

東京マーケット(9:00~15:00)

10:08～要人発言
植田日銀総裁
（過去の発言：7/18, 7/28, 8/22, 9/8, 9/22, 9/25, 10/20, 10/31, 11/6）
植田日銀総裁、年内に物価目標実現を判断できる可能性低いと示唆（Bloomberg）

【考察】ハト派発言→ドル円上昇

欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(23:30~30:00)

25:00～要人発言
米国クックFRB理事
（過去の発言：11/6）
クックＦＲＢ理事が警告、銀行以外の金融機関が市場ストレス増幅も（Bloomberg）

【考察】追加利上げに関するコメントなし

＜まとめ＞
東京マーケット：
日足始値149.37。
日足安値149.34を付けてからは、「11/3米雇用統計の弱い数値→米追加利上げ観測後退→米国債利利回り低下→ドル売り」、「米追加利上げ観測後退→株先物・株価指数上昇→リスクオン円売り」。「9月日銀会合議事要旨のハト派内容、植田日銀総裁のハト派発言→円売り」。
ドル売り円売り交錯ながらも、円売り強く東京高値149.68を付けた。

きょうの国内市況（11月６日）：株式、債券、為替市場（Bloomberg）

欧米マーケット：
欧州オープン直後、先週NYマーケットの戻り高値149.73付近でロング勢の利確が入ったためか149.38へ下落するも、日足安値149.34には届かず。
今週の米国社債大量発行や米国債入札を意識した織り込みが入った様で、「米国債利回り再上昇→ドル買い」が強くドル円急騰。日足高値150.08を付けた。11/3米国雇用統計のドル円下落をほぼ全戻し。
日足終値150.06。

【米国市況】国債利回り再び上昇、需給を意識－ドル150円台に上昇（Bloomberg）