2023年1月30日(月)~2月5日(日)ドル円注目材料まとめ(2/5更新)

ドル(USD)

経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

2023/1/30(月)

TOM(Turn of the Month)効果
株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。
月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中しやすい。株式購入で株高・円売り→ドル円上昇材料、株式売りで株安・円買い→ドル円下落材料になり得る。

24:30 経済指標
米国ダラス連銀製造業活動指数1月度
基準0、前回-18.8(改定-20.0)、予想-15.0、結果-8.4(◎)

25:00 月末ロンドンフィックス
月末・期末・年末はリバランス(大口投資家のポートフォリオ調整)で為替取引が活発になり旧変動しやすい。

29:43 報道
イスラエル無人機、イラン武器施設を攻撃

【考察】地政学リスクオフ材料→「円買い>ドル買い」→ドル円下落。

2023/1/31(火)

TOM効果

20:43 米国主要企業決算
ゼネラルモーターズ(Bloomberg
売上高:予想406.2億ドル、結果431.1億ドル(◎)
EPS:予想1.68ドル、結果2.12ドル(◎)

21:12 米国主要企業決算
エクソンモービル(Bloomberg
売上高:予想949.1億ドル、結果954.3億ドル(◎)
EPS:予想3.28ドル、結果3.40ドル(◎)

21:34 米国主要企業決算
キャタピラー(相場の先行指標として重要な企業)(Bloomberg
売上高:予想165.2億ドル、結果166.0億ドル(◎)
EPS:予想4.03ドル、結果3.86ドル(×)

22:30 経済指標
米国雇用コスト指数 第4四半期(Bloomberg
指数の上昇は消費者物価指数や個人所得の増加につながる可能性が高い。最近はFRBも注目している指標と明言
前期比:前回1.2%、予想1.2%、結果1.0%(×)

【考察】サプライズの弱い数値でドル円急落。

23:00 経済指標
米国住宅価格指数11月度
前月比:前回0.0%、予想-0.5%、結果-0.1%(○)

23:00 経済指標
米国S&Pケースシラー住宅価格11月度
前年比:前回8.64%(改定)、予想6.90%、結果6.77%(×)
前月比:前回-0.52%(改定)、予想-0.60%、結果-0.50%(◎)

23:45 経済指標
米国シカゴ購買部協会景気指数1月度
米国ISM製造業景気指数の前営業日に発表される同指標の先行指標。
基準50、前回44.9(改定45.1)、予想45.0、結果44.3(×)

24:00 経済指標
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数1月度(Bloomberg
米国ミシガン大学消費者信頼感指数と同様、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標。
前回108.3(改定)、予想109.0、結果107.1(×)

25:00 月末ロンドンフィックス
月末・期末・年末はリバランス(大口投資家のポートフォリオ調整)で為替取引が活発になり旧変動しやすい。

2023/2/1(水)

TOM効果

21:00 経済指標
米国MBA住宅ローン申請指数:住宅販売数件数や住宅着工件数の先行指標
前週比:前回7.0%、結果-9.0%(×)

22:15 経済指標
米国ADP雇用者数1月度(過去の発表日:8/3110/511/211/30, 1/5)(Bloomberg
前月比:前回23.5万人(改定25.3)、予想17.9万人、結果10.6万人(×)

23:45 経済指標
米国PMI確報値1月度
基準50。景気先行性高いため注目度高い。確報値は速報値より注目度低い。
製造業:前回46.8、予想46.8、結果46.9(◎)

24:00 経済指標
米国建設支出12月度
前月比:前回0.2%(改定0.5)、予想0.0%、結果-0.4%(×)

24:00 経済指標
米国JOLT求人労働異動調査12月度(Bloomberg
前回1045.8万件(改定)、予想1020.0万件、結果1101.2万件(◎)

24:00 経済指標
米国ISM製造業景気指数1月度(過去の発表日; 8/19/110/311/112/1, 1/4)(Bloomberg
景気の先行指標として注目度大。
基準50、前回48.4、予想48.1、結果47.4(×)

24:30 経済指標
米国週間石油在庫統計
「在庫増→需要低迷・供給過多→原油・ガソリン売り材料→ドル売り材料」、「在庫減→需要増・供給不足→原油・ガソリン買い材料→ドル買い材料」
原油在庫:前回53.3万バレル、予想-19.8万バレル、結果414.0万バレル(◎)
ガソリン在庫:前回176.3万バレル、予想111.0万バレル、結果257.6万バレル(◎)

28:00 経済指標
米国FRB政策金利2月度(過去の発表日; 6/157/279/2111/2, 12/14
(Federal Open Market Committee)(Bloomberg
前回4.25-4.50%、予想4.50-4.75%、結果4.50-4.75%(○)

28:00 要人発言
米国FOMC声明(Bloomberg
「インフレは低下したが、まだ高すぎる」

【考察】声明文は12月会合から大きな変更無し。変更ないことが利上げ継続の方は発言と見なされドル円上昇。

28:30 要人発言
米国パウエルFRB議長(Bloomberg
「インフレ2%達成にコミットする」
「引き締め継続必要」
「ディスインフレが進行中」
「引き締め過ぎは望まない」
「十分なレベルに達するために、あと2回の利上げは必要」

【考察】タカ派発言で初動ドル円上昇。しかし、「ディスインフレ」や「利上げ停止後の再開は未検討」発言がサプライズのハト派で一転ドル円急落。

30:06 米国主要企業決算
メタ(Bloomberg
売上高:予想315.3億ドル、結果321.7億ドル(◎)
EPS:予想2.26ドル、結果1.76ドル(×)

2023/2/2(木)

TOM効果

21:00 経済指標
BOE(英国中銀)政策金利2月度(Bloomberg
前回3.50%、予想4.00%、結果4.00%(○)

21:30 経済指標
米国チャレンジャー人員削減1月度(Bloomberg
米国雇用統計の2日前に発表。「前回より高い数値→ドル売り材料」、「前回より低い数値→ドル買い材料」
前年比:前回129.1%(改定)、予想-、結果440.0%(×)

22:15 経済指標
ECB政策金利2月度(Bloomberg
前回2.50%、予想3.00%、結果3.00%(○)

22:30 経済指標
米国非農業部門労働生産性指数速報値第4四半期
農業部門を除いたモノとサービスを生産する労働者の生産性を把握する指標。
前期比:前回0.8%(改定1.4)、予想2.5%、結果3.0%(◎)

米国単位労働コスト速報値第4四半期
前期比:前回2.4%(改定2.0)、予想1.5%、結果1.1%(×)

22:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回18.6万件(改定)、予想19.4万件、結果18.3万件(◎)

米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回167.5万件(改定166.6)、予想168.5万件、結果165.5万件(◎)

24:00 経済指標
米国耐久財受注確報値12月度
前月比:前回5.6%(改定)、予想5.6%、結果5.6%(○)
コア前月比:前回-0.1%(改定)、予想-0.1%、結果-0.2%(○)

24:00 経済指標
米国製造業新規受注12月度
前月比:前回-1.8%(-1.9)、予想2.2%、結果1.8%(△)

30:02 米国主要企業決算
アマゾン(Bloomberg
売上高:予想1,454.2億ドル、結果1,492.0億ドル(◎)
EPS:予想0.18ドル、結果1.39ドル(◎)

30:05 米国主要企業決算
アルファベット(Bloomberg
売上高:予想765.3億ドル、結果760.5億ドル(×)
EPS:予想1.18ドル、結果1.05ドル(×)

30:30 米国主要企業決算
アップル(Bloomberg
売上高:予想1216.5億ドル、結果1171.5億ドル(×)
EPS:予想1.94ドル、結果1.88ドル(×)

2023/2/3(金)

TOM効果

22:30 経済指標
米国雇用統計1月度(過去の発表日;9/2, 10/7, 11/4, 12/2, 1/6)(Bloomberg
非農業部門雇用者数:前回22.3万人(改定26.0)、予想18.5万人、結果51.7万人(◎)
失業率:前回3.5%(改定)、予想3.6%、結果3.4%(◎)
平均時給
前年比:前回4.6%(改定4.8)、予想4.3%、結果4.4%(○)
前月比:前回0.3%(改定0.4)、予想0.3%、結果0.3%(○)

【考察】サプライズの強い数値→FRB早期利上げ停止期待が後退→ドル円急騰。

23:45 経済指標
米国PMI確報値1月度
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
サービス業:前回46.6、予想46.6、結果46.8(◎)
総合:前回46.6、予想46.6、結果46.8(◎)

24:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数1月度(過去の発表日; 8/39/610/511/3, 12/5, 1/6)(Bloomberg
景気の先行指標として注目度大。
基準50、前回49.6(改定49.2)、予想50.4、結果55.2(◎)

28:31 要人発言
米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「雇用統計の傾向は驚くべきものではない」
「金融政策はインフレ次第」
「インフレ率2%に低下するまでは、制限的な政策スタンスが必要」

【考察】タカ派発言。しかし、ドル円急騰後、かつ週末のNYマーケットクローズ前のためか反応薄。

2023/2/4(土)

2023/2/5(日)

円(JPY)

2023/1/30(月)

TOM効果

9:55 月末五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

10:10 要人発言
日銀
国債買い入れオペ通告

【考察】円売り材料でドル円上昇。

11:58 要人発言
黒田日銀総裁(Bloomberg
「金融緩和で賃金上昇伴う物価目標達成は可能」

【考察】いつも通りのハト派発言。サプライズないこと、退任時期が近づき影響力が薄れているためかドル円上昇なし。

13:09 要人発言
令和国民会議(Bloomberg
2022年6月に発足された企業経営者や学識者が集まって政策提言をする団体。
「政府・日銀が2013年にまとめた共同声明(アコード)の見直し」提言

【考察】日銀政策修正への圧力と判断され、円買い→ドル円急落。しかし政策決定の権限があるわけでなく影響は一時的でクローズに掛けて約半値戻し上昇。

25:00 月末ロンドンフィックス
月末・期末・年末はリバランス(大口投資家のポートフォリオ調整)で為替取引が活発になり旧変動しやすい。

29:43 報道
イスラエル無人機、イラン武器施設を攻撃

【考察】地政学リスクオフ材料→「円買い>ドル買い」→ドル円下落。

2023/1/31(火)

TOM効果

8:30 経済指標
日本雇用統計12月度
完全失業率:前回2.5%、予想2.5%、結果2.5%(○)
有効求人倍率:前回1.35倍、予想1.35倍、結果1.35倍(○)

8:45 要人発言
鈴木財務相(Bloomberg
「政府・日銀共同声明の見直しの是非言及は時期尚早」

【考察】アコード見直し否定→円売り材料だがドル円反応薄。

8:50 経済指標
日本鉱工業生産速報値12月度
前月比:前回0.2%、予想-1.3%、結果-0.1%(◎)
前年比:前回-0.9%、予想-4.1%、結果-2.8%(○)

日銀5年物共通担保資金供給オペレーション実施

25:00 月末ロンドンフィックス
月末・期末・年末はリバランス(大口投資家のポートフォリオ調整)で為替取引が活発になり旧変動しやすい。

2023/2/1(水)

TOM効果

9:55 月初仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

2023/2/2(木)

TOM効果

10:35 要人発言
若田部日銀副総裁(Bloomberg
「引き続き金融緩和を進めていく」

【考察】ハト派発言でドル円上昇。しかしサプライズなく影響薄。

2023/2/3(金)

TOM効果

9:55 実質五十日仲値(2/5休日につき)
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

13:08 要人発言
黒田日銀総裁
「金融緩和継続が適当」

【考察】ハト派発言でドル円上昇。しかしサプライズなく反応薄。

2023/2/4(土)

2023/2/5(日)

26:00 報道
日銀次期総裁、雨宮副総裁に打診 政府・与党が最終調整(日本経済新聞

【考察】日銀政策修正期待の後退で円売り材料

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