ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)4/18の欧米マーケット影響
米利上げ期待と、米国債利回りツイスト・逆イールド拡大・リスクオフによる景気後退懸念の材料交錯のためか、NY引けに掛けて方向性なく上下に振れて引け。
(2)経済指標
・米国ベージュブック(地区連銀経済報告)
(3)要人発言
・FRB当局者
(4)その他
・米国主要企業決算
4/19もスタートもドル円の方向性が見えにくく乱高下もしくは小幅推移の可能性あり。
注目は特に米国ベージュブック。インフレや景気後退に関する内容で、リスクオフが更に強まりドル円下落になるか、リスクオフ後退でドル円上昇するか確認したい。
(ドル円動き例)
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
18:53 報道
日銀YCC早期修正否定(Bloomberg)
【考察】円売り材料でドル円上昇継続。だが、上昇は一瞬。報道直前には約1か月ぶりの高値を付けて利食いの材料探しとなっていたためか、Sell the factのような反応でドル円下落。
20:49 米国主要企業決算
モルガン・スタンレー(Bloomberg)
売上高:予想140億ドル、結果145億ドル(◎)
EPS:予想1.67ドル、結果1.70ドル(◎)
26:00 経済指標
米国20年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.909%、結果3.920%(×)
【考察】入札不調でドル円上昇。
27:00 要人発言
米国ベージュブック(地区連銀経済報告)(Bloomberg)
FOMC開催の2週間前に公表。米国金利決定の材料とされるため注目度大。
「個人消費は物価の緩やかな上昇」
「賃金は若干緩和を示しているものの、依然として上昇している」
「全体的に物価は緩やかに上昇したが鈍化」
【考察】以前よりインフレ懸念が緩和されており、ややハト派寄りの内容でドル円下落。
29:06 米国主要企業決算
テスラ(Bloomberg)
売上高:予想233.6億ドル、結果233.3億ドル(×)
EPS:予想0.85ドル、結果0.85ドル(○)
東京マーケット:オープン前後は前日NYマーケットを引き継いで乱高下。仲値を過ぎてから特に材料ない中、急激な円売りでドル円急騰。
欧米マーケット:日銀YCC早期修正否定報道で一時135.14円と3月10日以来の高値。しかし、それまで材料なく急上昇してきたことから利確も入ったためか急落。その後、NYマーケットに入ってから再び上昇したが135円台に乗せられず。注目の米国ベージュブックはややハト派寄りでドル円下落したが動きは小さく134.70付近で引け。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- GBP(リスクオン通貨):英国消費者物価指数・生産者物価指数の強い数値で買い。
- USD(基軸通貨):
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- EUR(リスクオン通貨):
- CHF(リスクオフ通貨):
- AUD(資源国リスクオン通貨):
- CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
- JPY(リスクオフ通貨):
米国債イールドカーブ
4/19(水)は4/18(火)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、逆イールド拡大)でドル買い・ドル売り材料交錯。
ドルインデックス日足陽線は金利上昇の影響と推測。
*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg)
5月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置きが13.3%、25bpsが86.7%。(CME FedWatch Tool)
テクニカル分析
トレード
- 月足:4月陽線形成中。
- 週足:4/17週、陽線形成中。
- 日足:4/18陰線。戻り高値越え押し目を作ったと見れば強い上昇の可能性あり。
- 4H足:レンジ。
- 1H足:下降チャネル。チャネルを上抜ければ日足上昇に乗る可能性あり。
- 15M足:レンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)4H足レジスタンス134.200かつ20MAをダウ上昇→目標日足レジスタンス134.488
(B)4H足サポート133.758又は20MA付近まで下落→1H足チャネル抜けてダウ上昇→目標4H足レジスタンス134.200
②ショート
(C)日足レジスタンス134.488付近まで上昇→ダウ転換下落→目標1H足サポート134.200
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
トレード1
134.200をダウ上昇→(A)ロング
ロング:134.324
T/P:134.488
獲得pips:+16.4
4月通算:11勝11敗、勝率50.0%、平均RR 2.08、獲得Pips +187.8
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