2023年4月26日(水)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)4/25の欧米マーケット影響
米国金融システム不安再燃、米消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数の弱い数値による景気後退懸念のリスクオフでドル円急落。
しかし、NYマーケットクローズ後のアルファベットとマイクロソフト決算が良好でリスクオフ後退しドル円上昇し、133.72で引け。

(2)経済指標
・米国卸売在庫速報値
・米国耐久財受注速報値
・米国5年債入札

(3)要人発言
・FEDウォッチャーであるWSJ紙のニック・ティミラオス氏(Twitter):ブラックアウト期間のため、いつもの様に発言や記事に要注意。

(4)その他
・米国主要企業決算(メタプラットフォームズ)

4/26はアルファベットとマイクロソフト好決算を受けてドル円上昇しやすいが、米国金融システム不安再燃、景気後退懸念が払拭されたわけではない為、戻り売りに押されやすいと推測。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

金融システム不安や米景気懸念で上値重くスタート(Bloomberg

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

20:44 報道
「ファーストリパブリック銀行の民間救済」(Bloomberg

【考察】サプライズ報道でリスクオフ後退しドル円上昇。しかし、本質的に欧米金融システム不安が解消されたわけではない為、直ぐにリスクオフへ回帰しドル円下落継続

21:30 経済指標
米国卸売在庫速報値3月
前月比:前回0.1%(改定)、予想0.1%、結果0.1%(○)

21:30 経済指標
米国耐久財受注速報値3月度(Bloomberg
前月比:前回-1.0%(改定-1.2)、予想0.8%、結果3.2%(◎)
コア前月比:前回-0.1%(改定-0.3)、予想-0.2%、結果0.3%(◎)

22:23 報道
「米国当局、ファースト・リパブリックに関する介入に消極的」(Bloomberg

【考察】米国金融不安のリスクオフ加速しドル円急落。

24:00 月末ロンドンフィックス

26:00 経済指標
米国5年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.665%、結果3.500%(◎)

【考察】入札好調でドル円下落

27:41 報道
「ファースト・リパブリック銀行、FRB連銀窓口貸出へのアクセス制限の可能性」(Bloomberg

【考察】米国金融不安のリスクオフ継続しドル円急落。

29:13 米国主要企業決算
メタプラットフォームズ(Bloomberg
売上高:予想276.5億ドル、結果286.5億ドル(◎)
EPS:予想2.03ドル、結果2.20ドル(◎)

【考察】注目度の高い決算良好でリスクオフ後退しドル円上昇。

東京マーケットオープン前:
始値133.72。前日の景気後退懸念のリスクオフを引き継ぎドル円下落推移。

東京マーケット:
始値133.71。リスクオフでドル円下落継続したものの、引けに掛けてリスクオフ後退し、終値133.64で引け。

欧州マーケット:
始値133.67。景気後退懸念のリスクオフが優勢となり133.27まで下落。
ファーストリパブリック銀行の民間救済のサプライズ報道によりリスクオフ後退、更に米国経済指標の強い数値で133.95まで上昇。
しかし、134台に乗る材料にはならず。かつ米国当局のファースト・リパブリックに関する介入に消極的との報道で再びリスクオフ強まり133.09まで急落。

NYマーケット:
始値133.14。景気後退懸念のリスクオフを引き継ぎ日足安値133.02を付けた。
しかしながら、現在の金融システム不安材料では133.00を下抜けることできず。133.00下抜けには追加の強い材料必要の様子。よって下値133.00が固いと判断したショート勢の利確も一気に入ったためか133.84まで急騰。
その後、ファースト・リパブリック銀行のFRB連銀窓口貸出へのアクセス制限の可能性報道で再び133.48まで下落。NY終値133.63。

NYクローズ後のメタプラットフォームズ決算良好でリスクオフ後退し133.58まで上昇し、終値133.68で引け。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. EUR(リスクオン通貨):
  2. GBP(リスクオン通貨):
  3. CHF(リスクオフ通貨):
  4. JPY(リスクオフ通貨):景気後退懸念のリスクオフで買い。
  5. USD(基軸通貨):景気後退懸念のリスクオフで買い。
  6. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
  7. NZD(資源国リスクオン通貨):
  8. AUD(資源国リスクオン通貨):

米国債イールドカーブ

4/26(水)は4/25(火)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、逆イールド拡大)でドル買い・ドル売り材料交錯。
ドルインデックス日足陰線は逆イールド拡大やリスクオフドル買いの影響と推測。

*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg

5月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置きが29.9%、25bpsが70.1%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

トレード

  • 月足:4月陽線形成中。
  • 週足:4/24週、陰線形成中。
  • 日足:4/25大陰線。チャネル下限や20MA付近まで下落すれば一時的に上昇優位と推測。
  • 4H足:レンジ。
  • 1H足:下降チャネル。
  • 15M足:上昇チャネル。

【シナリオ】
①ロング
(A)日足チャネル下限かつ20MA付近まで下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス133.500
(B)1H足レジスタンス133.500かつ20MAをダウ上昇→目標1H足レジスタンス133.967

②ショート
(C)1H足レジスタンス133.967や20MA付近まで上昇→ダウ転換下落→目標1H足サポート133.500
(D)日足チャネル下限かつ20MAをダウ下落→目標日足サポート132.587

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
133.500をダウ下落→(B)ショート
ショート:133.501
S/L:133.653
獲得pips:-15.2
考察:サプライズのリスクオフ後退報道あり。これは仕方なし。

4月通算:13勝13敗、勝率50.0%、平均RR 2.02、獲得Pips +189.7

(Trading View)

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