2023年6月28日(水)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)6/27の欧米マーケット影響
欧州マーケット中にリスクオフでドル円急落あったものの、米国経済指標が強い数値でドル円急騰。

(2)経済指標
・米国卸売在庫速報値
・米国7年債入札

(3)要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
・ECBフォーラム(6/26~28, 主要中銀関係者が出席:本日植田日銀総裁、パウエルFRB議長発言予定。)
・FRB要人

(4)その他
・FRBの銀行ストレステスト結果発表
・TOM(Turn of the Month)効果(アノマリー)
株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。
月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中しやすい。株式購入で株高・円売り→ドル円上昇材料、株式売りで株安・円買い→ドル円下落材料になり得る。
・ウクライナ情勢緊迫化(地政学リスクオフ)

144円台に乗せたことで、6/28も政府日銀要人の円安牽制発言に注目。今まで強い表現で口先介入の可能性があり警戒感が高まる。特に、ECBフォーラムで植田日銀総裁とパウエルFRB議長の発言の注目度が高い。

来週のドル・円はじり高か、金融政策の違いに焦点当てた円売りが継続(Bloomberg
FRBの銀行ストレステスト結果発表へ-今年は第一関門に過ぎず(Bloomberg
ドル・円が144円付近、経済指標堅調で米金利上昇-円安けん制に警戒(Bloomberg

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:00~要人発言
行き過ぎた動きがあれば適切に対応、足元の円安進行受け-神田財務官(Bloomberg

【考察】円安牽制発言でドル円下落

東京マーケット(9:00~15:00)

14:57~要人発言
鈴木財務相
「行き過ぎた為替の動きには適切に対応」

【考察】円安牽制発言だが影響薄。比較すると、神田財務官発言の影響が大きい。

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

21:30 経済指標
米国卸売在庫速報値5月
前月比:前回-0.1%(改定-0.3)、予想-0.2%、結果-0.1%(○)

22:44~要人発言
米国パウエルFRB議長
パウエル議長、連続利上げ排除せず-7月と9月に動く可能性示唆(Bloomberg

【考察】タカ派発言でドル円上昇。

22:50~要人発言
植田日銀総裁
日銀の緩和政策、コアインフレの弱さで正当化される-植田総裁(Bloomberg

【考察】円安牽制発言もあり一時失速したが、総じてハト派発言でドル円上昇。

26:00 経済指標
米国7年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.827%、結果3.839%(◎)

【考察】入札不調で利回り低下だが、ドルより円が弱くドル円上昇。

29:32 経済指標
米国FRB銀行ストレステスト結果
FRB、対象の大手23行全てが今年のストレステスト通過(Bloomberg

【考察】金融システムの解消のドル買い材料

<まとめ>
東京マーケット:
オープン前の神田財務官による円安牽制発言でドル円下落したものの、ほぼ全戻し上昇。その後、口先介入警戒感から揉み合い。鈴木財務相の円安牽制発言は影響薄。
口先介入があっても押し目買いの好機となる展開が続いている。

きょうの国内市況(6月28日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州序盤はドル円乱高下。高値警戒感と緩和継続する日銀と海外中銀との金融政策格差を意識した円売り圧力が交錯。
パウエルFRB議長のタカ派発言、植田日銀総裁のハト派発言で、日米金融政策の違いが改めて明確になり、一時144.62円と2022年11月以来の高値を付けた。その後、政府・日銀為替介入への警戒から下落したが、押し目買いにより全戻し上昇。口先介入や警戒感あっても押し目買いが入る展開が継続中。

【欧州市況】国債が上昇、追加利上げ観測で景気先行き懸念-株は続伸(Bloomberg
【米国市況】株は四半期末控え売買交錯、円は連日の年初来安値更新(Bloomberg

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

米国債イールドカーブ

6/28(水)は6/27(火)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下)、逆イールド拡大のドル売り材料。(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
7月度:据え置き18.2%。25bps引き上げ81.8%。

テクニカル分析

トレード

  • 月足:6月陰線形成中。
  • 週足:6/26週、陽線形成中。上昇トレンド。
  • 日足:6/27陽線。上昇トレンド。
  • 4H足:上昇トレンド。
  • 1H足:上昇トレンド。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】

①ロング
(A)日足サポート143.512やチャネル下限付近まで下落→ダウ転換上昇→目標4H足レジスタンス143.861
(B)4H足サポート143.094付近まで下落→ダウ転換上昇→目標日足サポート143.512

②ショート
(B)4H足サポート142.862をダウ下落→目標1H足サポート142.247

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

条件合わずトレードなし

6月通算:8勝7敗、勝率53.3%、平均RR 2.12、獲得Pips +91.4

(Trading View)

コメント

タイトルとURLをコピーしました