2023年7月25日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)7/24の欧米マーケット影響
欧州・英国PMI速報値の弱い数値でリスクオフ円買いによりドル円下落し、日銀の物価見通し大幅上方修正によって下落後押し。
米国PMI速報値は総じて弱い数値。初動は5月度・6月度発表と同じくサービス業と総合の弱い数値でドル円下落で反応。しかし、今回は製造業の強い数値が材料視され全戻しからドル円上昇継続。

【米国市況】株は上昇、中銀決定と決算控え-円は141円台半ばに上昇(Bloomberg

(2)経済指標
・米国住宅価格指数
・米国S&Pケースシラー住宅価格
・米国コンファレンスボード消費者信頼感指数
・米国リッチモンド連銀製造業指数
・米国5年債入札

米住宅市場の回復、FOMCのインフレとの闘いを複雑に(Bloomberg

(3)要人発言
・政府日銀の円安牽制発言
・FEDウォッチャーであるWSJ紙のニック・ティミラオス氏(Twitter):ブラックアウト期間のため、いつもの様に発言や記事に要注意。

(4)その他
・日銀金融政策決定会合までのリーク報道
・五十日仲値
・米国主要企業決算
・FOMCとECBは追加利上げへ、日銀は現状維持か-今週の政策決定(Bloomberg

前日は米国PMI速報値はサービス業と総合の弱い数値でドル円下落で反応したが限定的で製造業の強い数値が材料視されドル円上昇。
本日もこの傾向なら、米国経済指標で強い数値なら素直に上昇、弱い数値が出ても下落は一時的で押し目買いの機会になりやすいと推測。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

22:00 経済指標
米国住宅価格指数5月度
前月比:前回0.7%(改定)、予想0.6%、結果0.7%(○)

22:00 経済指標
米国S&Pケースシラー住宅価格4月度
前年比:前回-1.70%(改定-1.69)、予想-1.80%、結果-1.70%(△)

全米の住宅価格指数、4カ月連続で上昇-需要の強さと在庫逼迫で(Bloomberg

23:00 経済指標
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数7月度
米国ミシガン大学消費者信頼感指数と同様、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標。
前回109.7(改定)、予想111.9、結果117.0(△)

23:00 経済指標
米国リッチモンド連銀製造業指数7月度
基準0、前回-7、予想-10、結果-9(○)

26:00 経済指標
米国5年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.019%、結果4.170%(×)

【考察】入札不調で利回り上昇し、ドル円上昇。

29:02 米国主要企業決算
マイクロソフト
売上高:予想555億ドル、結果562億ドル(◎)
EPS:予想2.55ドル、結果2.69ドル(◎)
マイクロソフト、4-6月期は8%増収-クラウド需要減速(Bloomberg

29:05 米国主要企業決算
アルファベット
売上高:予想728億ドル、結果746億ドル(◎)
EPS:予想1.34ドル、結果1.44ドル(◎)
アルファベット4-6月、売上高が市場予想上回る-広告収入堅調(Bloomberg

<まとめ>
東京マーケット:
FOMCや日銀会合前で材料乏しくドル円乱高下のレンジ推移。

きょうの国内市況(7月25日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州オープンからも乱高下継続。米国経済指標は総じて強く初動ドル円上昇したものの、即全戻し。明日のFOMC公表を控えた調整も交錯したためか、乱高下。

【欧州市況】株は6日続伸、ドイツ債下げ埋める-IMFが厳しい予想(Bloomberg
【米国市況】株続伸、決算期待からハイテク買い-円は一時140円86銭(Bloomberg

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

米国債イールドカーブ

7/25(火)は7/24(月)に対しベア(短期金利上昇、長期金利上昇)、逆イールド縮小。ドル買い材料(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
7月度:据え置き0.0%、25bps引き上げ98.9%、50bps引き上げ1.1%
9月度:据え置き0.2%、25bps引き上げ81.1%、50bps引き上げ18.7%

米短期金融市場、来週の0.25ポイント利上げを完全に織り込む(Bloomberg

テクニカル分析

トレード

  • 月足:7月陰線形成中。レンジ内の上昇トレンド。
  • 週足:7/24週、陽線形成中。
  • 日足:7/24下ヒゲピンバー。20MA付近で揉み合い。7/24週は戻り売りが入りやすいか。
  • 4H足:上昇トレンド。
  • 1H足:下降トレンドからレンジ推移。
  • 15M足:上昇チャネル。

【シナリオ】

①ロング
(A)1H足トレンドライン付近まで下落→1H足レジスタンス141.461をダウ上昇→目標1H足レジスタンス141.919

②ショート
(B)1H足レジスタンス141.919付近まで上昇→1H足サポート141.461をダウ下落→目標4H足サポート140.987
(C)4H足サポート140.987をダウ下落→目標1H足サポート140.465

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

7月通算:5勝8敗、勝率38.5%、平均RR 2.70、獲得Pips +53.4

(Trading View)

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