ドル(USD)
経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
- 2022/9/5(月)
- 20:46 要人発言(Bloomberg)
OPECプラス、10月の日量10万バレル減産支持
【考察】 増産要望が上がっていたなかでの減産はサプライズ。最近の中国ロックダウンも含め、世界的な景気減速懸念が要因。「減産発表→一時的に原油先物WTI上昇→ドル買い→ドル円上昇」。しかし、中長期的には「景気減速懸念→原油需要減→原油先物WTI下落→ドル売り→ドル円下落」の可能性あり。 - 米国祝日:レイバーデイで休場
- 20:46 要人発言(Bloomberg)
- 2022/9/6(火)
- 22:45 経済指標
米国サービス業PMI確報値8月度:基準50、前回44.1、予想44.1、結果43.7(✕)
米国総合PMI確報値8月度:基準50、前回45.0、予想45.0、結果44.6(✕)
【考察】弱い数値でしたが、直後の米国ISM非製造業景気指数の注目度がより高いことに加え、悪材料は売り材料になりにくい地合いになっている可能性が考えれます。
- 23:00 経済指標(Bloomberg)
米国ISM非製造業景気指数8月度:景気の先行指標として注目度大。
基準50、前回56.7、予想55.1、結果56.9(◎)
【考察】9/1米国ISM製造業景気指数と同様に、「強い数値→ドル買い・円売り」でドル円上昇継続。
- 22:45 経済指標
- 2022/9/7(水)
- 13:24 要人発言(Reuters)
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「実質金利がゼロ%上回るよう金融政策引き締め必要」
【考察】 タカ派発言
- 20:00 経済指標
米国MBA住宅ローン申請指数:住宅販売数件数や住宅着工件数の先行指標
前週比:前回-3.7%、結果-0.3%(◎)
【考察】強い数値→ドル買い円売り→ドル円上昇 - 20:40 報道(Bloomberg)
米国ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)
「9月FOMC会合でパウエルFRB議長は0.75%利上げ支持の見通し」
【考察】毎度のリーク情報。米国債利回り上昇→ドル買い・円売り→ドル円上昇 - 21:00 (Bloomberg)
世界的なリセッション懸念・急速なドル高懸念→原油先物WIT急落→ドル売り→ドル円下落
- 21:30 経済指標(Bloomberg)
米国貿易収支7月度:貿易収支はGDPの構成要素。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
前回-796億ドル(改定-809)、予想-701億ドル、結果-707億ドル(△) - 23:01 要人発言(Bloomberg)
米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「動労市場は依然として良好」
「インフレ期待の指標を注視」
「2023年利下げは想定せず」
「リセッションは予想せず」
「将来のMBS売却を協議することを支持」
「2023年早々、4%超の政策金利支持」
【考察】タカ派発言であるものの、サプライズではないためか、ドル円145円手前の揉み合いをブレイクするドル買い材料にはならず。 - 25:14 要人発言(Reuters)
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「インフレは高すぎる」
「9月FOMC政策金利の予測は時期尚早」
「インフレ2%回帰がFRBの最優先事項」
【考察】タカ派発言ですが、米国メスター・クリーブランド連銀総裁発言と同様の動き。 - 25:40 要人発言(Bloomberg)
米国ブレイナードFRB副議長(2022年FOMC投票権あり)
「リスクはある時点で二面的な側面を強める」
「インフレ抑制のため必要な対応続ける」
「政策金利はさらに上昇する必要がある」
「インフレ抑制効果を確認するには数カ月のデータが必要」
「インフレ抑制への決意は固く目標は明確」
「強いドルがインフレ鎮静化に影響する可能性」「住宅市場の冷え込んでいる」
【考察】タカ派発言。WTI急落の一服と重なり、「米国債利回り上昇→ドル買い・円売り→ドル円上昇」
- 27:00 要人発言(Bloomberg)
米国ベージュブック(米地区連銀経済報告)
FOMC開催の2週間前に公表。米国金利決定の材料とされるため注目度大。
「住宅ローンの需要は低調」
「将来の経済成長の見通しは弱くさらに弱まる予想」
「物価水準は引き続き非常に高い水準」
「ほとんどの地区で少なくとも年末まで価格圧力が続くと予想」
【考察】予想よりハト派内容ですがドル円反応薄。 - 27:35 要人発言
米国バー・FRB副議長(2022年FOMC投票権あり)
「インフレは高すぎるため、インフレ抑制に注力している」
【考察】タカ派発言。
- 13:24 要人発言(Reuters)
- 2022/9/8 (木)
- 12:22 要人発言
米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「インフレを抑制するため景気を減速させる必要がある」
【考察】タカ派発言ですが、この程度の内容は織り込み済でドル買い材料になりにためか、ドル円への影響なし。 - 21:30 経済指標(Bloomberg)
米国新規失業保険申請件数
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回23.2万件(改定22.8)、予想24.0万件、結果22.2万件(◎)
米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回143.8万件(改定143.7)、予想143.5万件、結果147.3万件(✕)
【考察】 米国失業保険申請件数の強い数値に反応し「ドル買い→ドル円急騰」。米国失業保険継続申請件数の弱い数値の影響が見られなかったことから、悪材料はスルーされ、好材料が意識される地合いのよう。
- 22:09 要人発言(Bloomberg)
米国パウエルFRB議長
「Covid-19拡大がこれほどまでに高いインフレを引き起こした」
「Covid-19拡大が供給抑制の一因」
「インフレ低下するまで利上げ継続する」
「早急な緩和のリスクを歴史が警告」
「インフレを抑えることに強くコミット」
「インフレ期待が固定されたままであることが非常に重要」
「労働力は依然として極めて強い」
「財政政策は持続可能な軌道に回帰する必要がある」
【考察】 予想通りのタカ派発言。「米国債利回り上昇→ドル買い・円売り→ドル円上昇」。サプライズないためか4Hレンジ144.300付近を超える材料にはならず、「米国債利回り急落→ドル売り・円買い→ドル円下落」 - 24:00 経済指標
米国週間石油在庫統計
「在庫増→需要低迷・供給過多→原油・ガソリン売り材料→ドル売り材料」、「在庫減→需要増・供給不足→原油・ガソリン買い材料→ドル買い材料」
原油在庫:前回-328.2万バレル、予想-665.9万バレル、結果884.5万バレル(◎)
ガソリン在庫:前回-117.2万バレル、予想-184.0万バレル、結果33.3万バレル(◎)
- 24:44 要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「FRB目標はインフレ率2%」
【考察】タカ派発言 - 25:16 要人発言(Reuters)
米国エバンズ・シカゴ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「インフレは非常に高く労働市場は強い」
「景気後退を避けられる見込み」
「2022年GDP成長率は0.5%程度の見込み」
「世界的な景気減速を懸念」
「目標インフレ2%達成が最優先」
「9月FOMC会合で0.75%利上げの可能性が高い」
【考察】タカ派発言 - 28:00 経済指標
米国消費者信頼残高7月度
クレジットカードやローンに関する消費者負債の増減を示す指標。個人消費や消費者信頼感指数とも相関性あるものの変動が大きい。
前回401.5億ドル、予想330.0億ドル、結果238.1億ドル(✕)
- 12:22 要人発言
- 2022/9/9 (金)
- 22:25 要人発言(Bloomberg)
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「2022年末まで政策金利3.75-4%が望ましい」
「労働市場は逼迫し賃金圧力が強い」
「9月FOMCでは0.75%利上げにより傾いている」
「市場は長期金利を過小評価している」
「来週の米国消費者物価指数は9月FOMCには影響しない」
【考察】タカ派発言。米国債利回り上昇→ドル買い→ドル円上昇 - 23:00 経済指標
米国卸売在庫確報値7月度
前月比:前回0.8%、予想0.8%、結果0.6%(✕)
【考察】弱い数値→米国債利回り低下→ドル売り→ドル円下落
- 25:00 要人発言(Reuters)
米国ジョージ・カンザスシティ連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「利上げ幅と最終的な金利見通しは不明」
「持続的な高インフレ対応が重要」
「利上げによって需給バランスと取り戻すことができる」
「明確なバランスシート縮小計画によって市場のボラティリティは減少」
【考察】タカ派発言。米国債利回り上昇→ドル買い→ドル円上昇 - 25:04 要人発言(Bloomberg)
米国ウォラーFRB理事(2022年FOMC投票権あり)
「9月FOMCでは大幅利上げを支持」
「インフレは高過ぎる。ピークの判断は時期尚早。」
「堅調な労働市場でリセッション懸念は後退」
「インフレが突然減速した場合、金利は4%を下回る可能性」
「物価が下がらなければ、金利は4%超の可能性」
「2023年序盤まで、利上げ継続が好ましい」
【考察】タカ派発言。米国債利回り上昇→ドル買い→ドル円上昇 - 25:05 要人発言
米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「1つのインフレデータでは見通し変更に不十分」
「エネルギー価格によってインフレ減速がみられるものの変わり得るデータ」
「2023年序盤の政策金利は4%を僅かに上回る見込み」
「9月FOMCでは利上げ幅50ベーシスポイントか75ベーシスポイントかを議論する」
「2024年まで目標インフレ2%は達成不可」
【考察】タカ派発言
- 22:25 要人発言(Bloomberg)
- 2022/9/10(土)
- 2022/9/11(日)
円(JPY)
- 2022/9/5(月)
- 9:55 五十日仲値
- 15:42 要人発言(Reuters)
経団連 十倉会長
「今の円安は投機的な動きが多い」
「投機的な円安で金融政策の方向性を議論するのはなじまない」
「インフレが持続的なら金融・財政政策を議論すべき」
【考察】円安容認発言。金融当局関係者でもないことからドル円への影響なし。
- 21:48 要人発言(日本経済新聞)
ウクライナ国営原子力企業エネルゴアトム
「砲撃により、ザポロジジア原子力発電所の原子炉が電力システムから切断された」
【考察】 「地政学リスクオフ→円買い」「ドル売り」でドル円下落。しかし、OPECプラス発表の影響が大きいためか、直ぐに「ドル買い・円売り」でドル円上昇へ転換。
- 9:55 五十日仲値
- 2022/9/6(火)
- 2022/9/7(水)
- 10:13 要人発言(Bloomberg)
日銀、国債買い入れオペ増額通達
【考察】 急激なドル円急騰に対して、円安牽制発言が警戒されている中での金融緩和。「買いオペ→市場から国債買い→市場への円流通量増加→円売り材料」でドル上昇。 - 10:59 要人発言(Bloomberg)
鈴木財務相
「最近の為替の動きはやや不安定」
「為替の急速な変動は望ましくない」
「為替レートはファンダメンタルズを反映すべき」
【考察】 円安牽制発言。しかし、口先だけでは押し目を狙った買い場を提供するだけにすぎなくなっている様子。 - 11:13 要人発言(Bloomberg)
松野官房長官
「水際対策緩和は円安を生かせると想定している」
「為替の急速な変動は望ましくない」
「為替、高い緊張感をもって注視」
「急速な為替変動が継続するなら必要な対応とる」
【考察】円安牽制だけでなく円安容認発言もあったためか、強いドル円上昇。 - 14:00 経済指標
日本景気動向指数速報値7月度
景気先行指数:前回100.9(改定100.3)、予想100.3、結果99.6(✕)
景気一致指数:前回98.6(改定99.2)、予想100.0、結果100.6(◎) - 15:40 要人発言(Bloomberg)
鈴木財務相
「高い緊張感を持って為替市場動向に注視」
「為替の急速な変動は望ましくない」
「為替はファンダメンタルズに沿って安定的に推移することが重要」
【考察】 円安牽制発言が続いたためか円売り一服でドル円レンジ推移へ。
- 10:13 要人発言(Bloomberg)
- 2022/9/8(木)
- 8:50 経済指標
日本GDP2次速報値 第2四半期
前期比:前回0.5%、予想0.7%、結果0.9%(◎)
前期比年率:前回2.2%、予想2.9%、結果3.5%(◎)
GDPデフレータ前年比:前回-0.4%、予想-0.4%、結果-0.3%(◎)
- 8:50 経済指標
日本国際収支7月度
経常収支:前回-1324億円、予想7960億円、結果2290億円(✕)
経常収支(季調済):前回8383億円、予想199億円、結果-6290億円(✕)
貿易収支:前回-11140億円、予想-11374億円、結果-12122億円(✕)
【考察】貿易収支が弱数値→円売り材料 - 14:50 報道
財務省・日銀・金融庁会合開催予定(16:45~)
【考察】前回6/10以来の三者会合。強い円安牽制発言を警戒してか、「ドル売り・円買い→ドル円下落」 - 16:38 要人発言
木原官房長官
「急速で一方的な動きが継続する場合には必要な対応を取る」
「ファンダメンタルズに沿った安定推移が重要」
【考察】円安牽制発言ですが、三者会合後の会見待ちのためかドル円動きなし。 - 17:25 要人発言(Bloomberg)
神田財務官
「急速な円安進行受けて三者会合を開催」
「過度な変動はファンダメンタルズだけでは正当化できない」
「過度な変動、継続すればあらゆる措置排除せず必要な対応とる」
【考察】円安牽制発言で「円買い→ドル円下落」。しかしながら、円安を止めるような明確な方針が打ち出されないことで、直ぐに「円売り→ドル円上昇」へ転換。やはり実効性のない口先介入だけと見透かされているようです。
- 8:50 経済指標
- 2022/9/9(金)
- 9:55 休日前、実質五十日仲値
- 11:45 要人発言
松野官房長官
「為替の急速な動きが継続する場合あらゆる措置を排除せず必要な対応とる」 - 11:46 報道
岸田首相と黒田日銀総裁の会談予定 - 11:49 要人発言
鈴木財務相
「為替はファンダメンタルズに沿って安定な推移が重要」
「急速な変動は望ましくない」
「ファンダメンタルズより投機的が背景に急速で一方的な変動」
「過度な変動に憂慮している」
「あらゆる手段を排除せず必要に応じて対応」
「為替動向、高い緊張感をもって注視」 - 12:13 要人発言(Bloomberg)
黒田日銀総裁
「岸田首相から特別な指示や要望はなし」
「急激な為替の変動は企業の経営方針を不安定にするので好ましくない」
「為替市場の動向、今後とも十分に注視」
「1日に為替が2円も3円も急激な変動と認識」
【考察】立て続けに円安牽制発言→ドル売り・円買い→ドル円下落
- 28:30 経済指標
IMM通貨先物
円ショート拡大(ポジション推移)
- 9:55 休日前、実質五十日仲値
- 2022/9/10(土)
- 2022/9/11(日)
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