2023年7月24日(月)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)7/21の欧米マーケット影響
サプライズの日銀YCC修正見送り報道で141.96まで急騰後、神田財務官の強い円安牽制発言で141.22へ下押ししたが、YCC見送り報道は7/18植田日銀総裁のハト派発言を後押ししており、押し目買いで141.88へ再上昇。
その後、週末かつ欧米マーケットの材料不足で引けに掛けて小幅推移し、141.85でクローズ。
142円直前まで上昇したことから、来週も政府・日銀要人からの円安牽制発言に要警戒。

【米国市況】ハイテク株に決算絡みの売り、円は対ドル141円台後半(Bloomberg

(2)経済指標
・米国PMI速報値
・米国2年債入札

(3)要人発言
・政府日銀の円安牽制発言
・FEDウォッチャーであるWSJ紙のニック・ティミラオス氏(Twitter):ブラックアウト期間のため、いつもの様に発言や記事に要注意。

(4)その他
・日銀金融政策決定会合までのリーク報道
・FOMCとECBは追加利上げへ、日銀は現状維持か-今週の政策決定(Bloomberg

先週は米国経済指標で強い数値なら素直に上昇の乗り、弱い数値が出ても下落は一時的で押し目買いの機会となっていた。更に、7/19英国消費者物価指数の弱い数値、連日のECB要人ハト派発言、7/18の植田日銀総裁のハト派発言により、相対的にドルが買われやすい地合い。
しかしながら、今週はFOMC、ECB理事会、日銀金融政策決定会合公表の中銀ウィーク。本日注目の米国PMI速報値通過後は、7/26FOMC公表やパウエル議長会見に向けて大きな動きは出にくいか。

・【債券週間展望】長期金利に上昇圧力、日銀会合に向けて警戒解けず(Bloomberg

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

18:06~報
日銀、23年度物価見通しを2.5%程度に大幅上方修正の公算大-関係者(Bloomberg

【考察】日銀政策修正警戒でドル円下落継続。

22:45 経済指標
米国PMI速報値7月度
(速報値発表日:10/2411/2312/161/242/213/244/215/236/23, 7/24)
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
製造業:前回46.3、予想46.1、結果49.0(◎)
サービス業:前回54.4、予想54.2、結果52.4(×)
総合:前回53.2、予想52.9、結果52.0(×)

米企業活動は減速、7月PMIが5カ月ぶり低水準-需要見通し悪化(Bloomberg

【考察】総じて弱い数値。初動は5月度・6月度発表と同じくサービス業と総合の弱い数値でドル円下落で反応。しかし、今回は製造業の強い数値が材料視され全戻しからドル円上昇継続。

24:02
首相官邸
北朝鮮が弾道ミサイル2発を発射 EEZ外に落下か(日本経済新聞

【考察】地政学リスクオフ

26:00 経済指標
米国2年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.670%、結果4.823%(×)

【考察】入札不調で利回り上昇に連れて、ドル円上昇。

<まとめ>
東京マーケット:
材料乏しく日経平均株価変動に連れてドル円小幅推移。

きょうの国内市況(7月24日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州・英国PMI速報値の弱い数値でリスクオフ円買いによりドル円下落し、日銀の物価見通し大幅上方修正によって下落後押し。
米国PMI速報値は総じて弱い数値。初動は5月度・6月度発表と同じくサービス業と総合の弱い数値でドル円下落で反応。しかし、今回は製造業の強い数値が材料視され全戻しからドル円上昇継続。

【欧州市況】株ほぼ変わらず、決算や金融政策意識-ドイツ債は続伸(Bloomberg
【米国市況】株は上昇、中銀決定と決算控え-円は141円台半ばに上昇(Bloomberg

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

米国債イールドカーブ

7/24(月)は7/21(金)に対しツイスト(短期金利低下、長期金利上昇)、逆イールド縮小。ドル売り・買い材料交錯(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
7月度:据え置き0.0%、25bps引き上げ98.9%、50bps引き上げ1.1%
9月度:据え置き0.2%、25bps引き上げ81.1%、50bps引き上げ18.7%

米短期金融市場、来週の0.25ポイント利上げを完全に織り込む(Bloomberg

テクニカル分析

トレード

  • 月足:7月陰線形成中。レンジ内の上昇トレンド。
  • 週足:7/17週、大陽線。
  • 日足:7/21大陽線。20MAまで急騰。7/24週は戻り売りが入りやすいか。
  • 4H足:上昇トレンド。
  • 1H足:上昇チャネル。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】

①ロング
(A)1H足サポート140.465付近まで下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス140.371
(B) (A)後、1H足レジスタンス140.371をダウ上昇→目標1H足レジスタンス140.919

②ショート
(C)1H足サポート141.371かつ20MAをダウ下落→目標1H足サポート140.465

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
(C)ショート:141.102
S/L:141.414
獲得pips:-31.2

7月通算:5勝8敗、勝率38.5%、平均RR 2.70、獲得Pips +53.4

(Trading View)

コメント

タイトルとURLをコピーしました