2023年9月12日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)9/11の欧米マーケット影響
欧州オープン直後、日足安値145.90を付けたが、最近の傾向である欧州序盤の「米国債利回り上昇→ドル買い」に支えられて146.99まで上昇。しかし戻り売りも強く再び146.20へ下落。
NYマーケットに入ると、「株先物・株価指数上昇→リスクオン円売り」も生じて揉み合いながらもドル円上昇。
日足終値146.59。

(2)経済指標
・米国10年債入札

(3)要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
・中国人民銀行の元安牽制(元買いドル売り材料)
・FEDウォッチャーであるWSJ紙のニック・ティミラオス氏(Twitter):ブラックアウト期間のため、いつもの様に発言や記事に要注意。

(4)その他
・中国人民元基準値(引き上げなら元買いドル売り材料)
・【債券週間展望】長期金利は上昇か、国債入札低調の警戒感続く(Bloomberg
・来週のドル・円は底堅いか、日米金利差が背景-当局のけん制は重し(Bloomberg

本日注目材料ないが、前日の日銀金融政策観測、円安・元安牽制、FRBハト派姿勢でドル円下落の可能性あるものの、日米金利差に大きな変化はないため材料交錯しやすい。また、明日の米国消費者物価指数公表を控えて方向感出にくい展開を想定。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

10:10 要人発言
日本銀行
臨時国債買い入れオペ実施なし

【考察】事実上の日本国債金利利回り上昇容認→円買い→ドル円下落

10:15 経済指標
中国人民銀行
人民元基準値引き上げ

【考察】人民元買いドル売りとなったが、前日のようなドル円下落なし。サプライズなしのためか。

12:35 経済指標
日本5年国債入札(財務省
前回0.189%、結果0.291%(◎)

【考察】入札低調との懸念のなかで無難な結果→日本国債利回り低下→円売り→ドル円上昇継続。

13:33 要人発言
植田日銀総裁インタビュー、緩和継続する趣旨と理解=自民・世耕氏(Reuters

【考察】ハト派発言でドル円上昇継続

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

26:00 経済指標
米国10年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.999%、結果4.289%(◎)

【考察】入札好調→ドル売り。しかしリスクオン円売りが強くドル円上昇継続。

<まとめ>
東京マーケット:
日足始値146.59。
マーケットオープン直後、「株先物・株価指数下落→リスクオフ円買い」、「中国人民元基準値引き上げ→ドル売り」で日足安値146.44を付けたが、その後は「株先物・株価指数上昇→リスクオン円売り」、日本5年国債入札好調、世耕自民参院幹事長のハト派発言にょり、高値警戒感で揉み合いながら上昇し東京高値146.86を付けた。

きょうの国内市況(9月12日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州オープン直後は一旦下押ししたものの、最近の傾向である欧州序盤の「米国債利回り上昇→ドル買い」に支えられて、「株先物・株価指数上昇→リスクオン円売り」も止まらず上昇継続。
NYマーケットでラウンドナンバー147.00付近に差し掛かると、高値警戒感かつ、明日の米国消費者物価指数公表を控えて材料不足で揉み合い。「原油先物価格上昇→インフレ懸念かつ日本貿易収支悪化懸念→ドル買い・円売り」もドル円上昇に寄与。
日足終値147.08。

【米国市況】ハイテク売りで株反落、アップル安い-ドル147円台前半(Bloomberg

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

米国債イールドカーブ

9/12(火)は9/11(月)に対しツイスト(短期金利上昇、長期金利低下)、逆イールド拡大。ドル売り材料(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
9月公表:据え置き93.0%、25bps引き上げ7.0%、50bps引き上げ0.0%

テクニカル分析

トレード

  • 月足:9月陽線形成中。レンジ内の上昇トレンド。
  • 週足:9/11週、陰線形成中。上昇トレンド。
  • 日足:9/11陰線。上昇チャネル下限かつ20MA付近。9/12は一旦上昇しやすいと推測。
  • 4H足:下降トレンド。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】

①ロング
(A)1H足20MAかつ三角持ち合い上限をダウ上昇→目標1H足レジスタンス147.135
(B)1H足レジスタンス147.135をダウ上昇→目標4H足レジスタンス147.797

②ショート
(C) 15M足サポート145.943をダウ下落→目標日足サポート145.560

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
(A)ロング:146.739
S/L:146.500
獲得pips:-23.9

トレード2
(A)ロング:146.699
T/P:147.136
獲得pips:+43.7

9月通算:3勝2敗、勝率60.0%、平均RR 2.04、獲得Pips +67.1

(Trading View)

コメント

タイトルとURLをコピーしました