ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)9/15の欧米マーケット影響
9/8(金)から続く欧州序盤の「欧州国債利回り上昇→米国債利回り上昇へ波及→ドル買い」かつ植田日銀総裁インタビュー否定報道が材料視され「日銀ハト派姿勢継続→円売り」によって日足高値147.95まで上昇。
米国経済指標は強い数値で上昇しても日足高値147.95を超えられず、弱い数値で146.61で下げ止まりとなり、方向感のない動き。
「米国経済指標強弱入り交じり」、「大型ハイテク株下落主導の株先物・株価指数下落→リスクオフ円買い」、「原油先物価格上昇→インフレ懸念・日本貿易収支悪化懸念→ドル買い・円売り」が交錯して引けに掛けて揉み合い。
日足終値147.85。
(2)経済指標
・注目材料なし。
(3)要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
・中国人民銀行の元安牽制(ドル売り材料)
・FEDウォッチャーであるWSJ紙のニック・ティミラオス氏(Twitter):ブラックアウト期間のため、いつもの様に発言や記事に要注意。
(4)その他
・日本祝日休場(敬老の日)
・中国人民元基準値
・米自動車スト、2日目も舌戦-UAWが提案拒否とステランティス幹部(Bloomberg)
本日は東京マーケットは祝日休場かつ注目経済指標なし。先週は注目の米国消費者物価指数と米国生産者物価指数が強い数値だったにも関わらずドル円上昇が続かず方向感なし。
下値147.50~上値147.95付近が強い抵抗となっており、サプライズ材料が出ない限りは動きは限定的か。
但し、9/8(金)からの傾向として欧州オープン付近からの「米国債利回り上昇→ドル買い→ドル円上昇」が続いていることから、今週もこの傾向が続くか要注目。
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
9/17(日)要人発言
中国当局、中国恒大のウェルス部門の従業員を拘束(Bloomberg)
【考察】週明けの中国株下落→リスクオフ円買い→ドル円下落
東京マーケット(9:00~15:00)
12:44 要人発言
台湾周辺に中国軍機延べ103機、近年では最多-米当局者の訪台相次ぐ(Bloomberg)
【考察】台中関係悪化、米中関係悪化→地政学リスクオフ→ドル円下落
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
23:08~要人発言
米経済に下降の兆候なし、政府機関閉鎖は失速リスク=財務長官(Reuters)
【考察】インフレ低下達成のハト派発言、景気後退否定の材料交錯でドル円乱高下。
<まとめ>
東京マーケット:
日足始値147.85。
日本祝日休場だが、中国関連のリスクオフ材料で東京安値147.64を付けた。
欧米マーケット:
欧州オープン直前に日足安値147.56を付けたが、9/8(金)からの傾向続き欧州オープン付近から147.76まで上昇。だが「米国債利回り軟調」、「株先物・株価指数下落→リスクオフ円買い」で全戻し下落。
「原油先物価格上昇→インフレ懸念・日本貿易収支悪化懸念→ドル買い・円売り」で日足高値147.77を付けたが、本日注目度の高い材料なく、今週注目のFOMCを控えて方向感ない動き。
日足終値147.61。
【欧州市況】株下落、米英金融当局の発表控えリスクオフ-国債下落(Bloomberg)
【米国市況】株は小幅高、「タカ派的な米利上げ見送り」に市場身構え(Bloomberg)
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
米国債イールドカーブ
9/18(月)は9/15(金)に対しツイスト(短期金利上昇、長期金利低下)、逆イールド拡大。ドル売り材料(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)
FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool)
9月公表:据え置き99.0%、25bps引き上げ1.0%、50bps引き上げ0.0%
11月公表:据え置き69.1%、25bps引き上げ30.6%、50bps引き上げ0.3%
テクニカル分析
トレード
- 月足:9月陽線形成中。レンジ内の上昇トレンド。
- 週足:9/11週、陽線。上昇トレンド。
- 日足:9/15陽線。
- 4H足:上昇トレンド。
- 1H足:上昇チャネル。
- 15M足:レンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)4H20MA又はトレンドライン付近まで下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス147.953
(B) (A)後、1H足レジスタンス147.953をダウ上昇→目標日足レジスタンス148.269
②ショート
(C)日足レジスタンス148.269付近まで上昇→ダウ転換下落→目標1H足サポート147.953
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
トレード1
(A)ロング:147.635
T/P:147.635
獲得pips:+0.0
考察:材料不足の値動き小と判断し建値撤退
9月通算:5勝5敗1分、勝率50.0%、平均RR 2.09、獲得Pips +51.4
コメント