2022年4月18日(月)ドル円初心者戦略と結果

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

注目材料

1. ウクライナ情勢緊迫化
ロシアにとって重要な5/9「戦勝記念日」に勝利宣言する可能性が浮上しており、ロシアはウクライナ東部への大規模攻撃を開始、更にウクライナ軍が攻撃を続けるなら首都キーウへの攻撃も明言しています。今後、戦況が急速に悪化する恐れがあることから、リスクオフ後退に繋がる報道や要人発言に要注目したい。

2.円売り加速
①日本の金融緩和継続、②安全資産としての円魅力低下、③日本の経済成長率低下、④日本の貿易収支悪化(特にエネルギーや食料価格高騰)が円売り要因。
①~④のいずれも改善が見えないことから、円売りが続く可能性が高い。

先週はドル円126台に達したことで、今までより強い円安牽制発言が次々出てきました。本日も「日本金融当局者から強い円安牽制発言→強い円買い」によって一時的にドル円下落が生じる可能性が考えられます。

3. 経済指標・要人発言
重要指標なし。欧州マーケットがイースターマンデーで休場。
米国ブラード・セントルイス連銀総裁の発言が予定されていますが、NYマーケット引け頃の予定であることと、いつも通りのタカ派発言が予想されますのでサプライズがない限りはドル円が動きにくいと考えます。

マーケットの動き

東京マーケット前
6:00 取引開始
・ドル円: 126.368 (前営業日終値 126.320 から +4.80 pips)

【考察】
ドル円はギャップアップスタート。先週末固いレジサポラインと考えていたドル円日足ヒゲ先126.318を下回らなかったことで、今週もレジサポラインとして期待できるか。

東京マーケット(9:00~15:00)
9:00 オープン
・ドル円: 126.614 (始値比 +24.60 pips )
・米国債2年利回り: 2.491 (始値比 +0.000 % )
・米国債10年利回り: 2.860 (始値比 +0.000 % )
・日経平均株価: 26831.45 (前日営業日終値 27093.12 から -261.67
・TOPIX 1880.76 (前日営業日終値 1896.31 から -15.55

【考察】
東京マーケットオープン前からドル円急騰し、一旦は4/15高値126.679ラインにレジスタンスとして働き下落したものの、押し目にしかならず再上昇。
更に米国債利回りギャップアップスタートの勢いに乗ってドル円上昇継続。
株価指数は、先週の米国債利回り上昇や中国ロックダウンの影響を受けてかギャップダウンスタート。スタートは株価指数と円の相関性比低く、この流れが続くなら本日は株価指数がドル円材料にはなりにくいか。

9:45 要人発言
鈴木財務相
「円安進行を含め為替動向をしっかりと緊張感をもって注視」
「為替の安定は重要、急速な変動は望ましくない」

【考察】
いつもの通りの円安牽制発言で内容にサプライズなかったものの材料薄が影響したためか、126.793まで上昇後は、「ドル売り」「円買い」でドル円急落。
10:00過ぎから予定されている黒田日銀総裁発言への警戒感から一旦のドル円利確も入ったのか。

9:55 仲値
・ドル円: 126.659 (始値比 +29.10 pips )(東京マーケット始値比 +4.50 pips )

【考察】
鈴木財務相発言前までは仲値に向けてドル円上昇していたたもの、仲値前から下落。仲値通過後も勢いは止まらず。

10:15 要人発言
黒田日銀総裁
「為替相場は経済・金融のファンダメンタルズを反映するべき」
「為替相場の動きが経済・物価に与える影響は十分注視」

【考察】
鈴木財務相に続いて円安牽制発言となり、仲値前から始まったドル円下落勢いは止まらず始値126.368を下回って126.235到達。

10:21 要人発言
鈴木財務相
「円安、良いか悪いか一概に言えない」
「価格転嫁や十分な賃上げない今の状況の円安は悪い円安と会見で話した」


【考察】
円安牽制と円安容認発言。

10:22 要人発言
黒田日銀総裁
「円安が全体としてプラスという評価は変えていない」
「為替、短期に急激に動くと企業の事業計画の策定難しくなる」
「最近の円安はかなり急速な為替変動」
「2%目標の実現目指し緩和政策を続けることが適当」
「円安のマイナス面も考慮しないといけない」
「現状、出口戦略を議論する状況にない」


【考察】
円安牽制だけでなく、円安容認発言も出たことで、「ドル買い」「円売り」が生じてドル円126.235から急反発上昇。日足ヒゲ先126.318が機能しているようす。こうなると、126.318付近まで下落すれば押し目買いが適切な戦略になりそう。

15:00 クローズ
・ドル円: 126.646 (始値比 +27.80 pips )(東京マーケット比 +3.20 pips )
・米国債2年利回り: 2.494 (始値比 +0.003 % )
・米国債10年利回り: 2.866 (始値比 +0.006 % )
・日経平均株価: 26799.64 (前営業日比 -293.48 、 -1.08 %)
(東京マーケット始値比 -31.81 、 -0.12 %)
・TOPIX 1880.08 (前営業日比 -16.23 、 -0.86 %)
(東京マーケット始値比 -0.68 、 -0.04 %)

【考察】
株価指数は、先週の米国債利回り上昇や中国ロックダウンの影響を受けてか日足陰線で引け。

欧州マーケット(17:00~25:30)
17:00 オープン(株式・債券市場がイースターマンデーで休場)
・ドル円: 126.639 (始値比 +27.10 pips )・米国債2年利回り: 2.479 (始値比 -0.012 % )
・米国債10年利回り: 2.862 (始値比 +0.002 % )

【考察】
ドル円126.500~4/15高値126.679レジスタンスの間でレンジ推移。
欧州マーケット休場で動きにくい展開のよう。NYマーケットオープンまではレンジ継続か。

NYマーケット(22:30~29:00)
22:30 オープン
・ドル円: 126.537 (始値比 +16.90 pips )
・米国債2年利回り: 2.456 (始値比 -0.035 % )
・米国債10年利回り: 2.820 (始値比 -0.040 % )
・ダウ平均: 34411.49 (前営業日終値 34451.24 から -39.75 )
・S&P500: 4385.63 (前営業日終値 4392.6 から -6.97 )
・ナスダック: 13319.39 (前営業日終値 13351.09 から -31.70 )

【考察】
オープンからドル円上昇するもレンジ推移変わらず。
米国主要3指数ギャップダウンスタートから直ぐに窓埋め上昇。

23:00 経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
米国NAHB住宅市場指数4月度:前回79、予想77、結果77(○)

米NAHB住宅市場指数、7カ月ぶり低水準-金利上昇など響く(Bloomberg)

25:30 欧州クローズ
・ドル円: 126.881 (始値比 +51.30 pips )
・米国債2年利回り: 2.471 (始値比 -0.020 % )
・米国債10年利回り: 2.860 (始値比 +0.000 % )

【考察】
NYマーケットに入ってから「米国債10年利回り上昇→ドル買い」と「強い円売り」が加速しドル円上昇。ドル円上昇を続け東京マーケットで付けた高値126.793を上抜けて、ラウンドナンバー127.000手前の126.968到達。

29:00 NYクローズ
・ドル円: 126.944 (始値比 +57.60 pips )
・米国債2年利回り: 2.467 (始値比 -0.024 % )
・米国債10年利回り: 2.862 (始値比 +0.002 % )
・ダウ平均: 34411.70 (前営業日比 -39.54 、 -0.11 %)
(NYマーケット始値比 +0.21 、 +0.00 %)
・S&P500: 4391.70 (前営業日比 -0.90 、 -0.02 %)
(NYマーケット始値比 +6.07 、 +0.14 %)
・ナスダック: 13332.37 (前営業日比 -18.71 、 -0.14 %)
(NYマーケット始値比 12.98 、 +0.10 %)

29:02 要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁

「インフレは高すぎる」
「中立金利水準へ迅速に到達すべき」
「年末までに政策金利3.5%に到達が必要」
「基本ではないが0.75%利上げを排除しない」

UPDATE 1-FRB、年内に3.5%まで利上げへ=セントルイス連銀総裁(Reuters)

【考察】
0.75%利上げへの言及は強いタカ派発言。しかしながら、NYマーケットクローズ直後の発言であったためかドル円動き小。東京マーケットスタートからドル円上昇継続、更に要人の円安牽制発言の可能性あり。

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. USD(基軸通貨):前日1位
  2. CAD(資源国リスクオン通貨):前日3位
  3. CHF(リスクオフ通貨):前日2位
  4. EUR(リスクオン通貨):前日5位
  5. GBP(リスクオン通貨):前日4位
  6. JPY(リスクオフ通貨):前日8位
  7. NZD(資源国リスクオン通貨):前日7位
  8. AUD(資源国リスクオン通貨):前日6位

【考察】
米国債10年利回り上昇と要人タカ派発言でUSD買い
要人の円安牽制だけでなく円安容認発言あったことでJPY売り
原油先物上昇でCAD買い

米国債イールドカーブ

4/18(月)は4/14(木)に対して、ベア・スティープニング(短期金利上昇、長期金利上昇、長短金利差上昇)。

*ベア・スティープニング:直近の景気良好→景気過熱抑制のために政策金利上げの可能性浮上→長短金利上昇→長期金利高く将来も利上げ見込み→好景気継続→リスクオン→ドル買い示唆

【考察】
米国債短期利回りの上昇がやや弱まりつつあり、この状況が続けばドル買いの勢いはやや低下するか。

テクニカル分析

ドル円チャート

  • 月足: ボリンジャーバンドエクスパンションし上昇トレンド。
  • 週足: 週足大陽線で引け。ボリンジャーバンドエクスパンションし上昇トレンド。
  • 日足: 上ヒゲ陽線で引け。上昇トレンド継続するもボリンジャーバンドはスクイーズ移行中。
  • 4H足:ボリンジャーバンドスクイーズでしつつあり。上昇勢い低下。
  • 1H足:ボリンジャーバンドスクイーズでレンジ。
  • 15M足:ボリンジャーバンドスクイーズでレンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H戻り高値126.559上抜け→レジサポ→目標ラウンドナンバー127.000。
(B)ラウンドナンバー127.000上抜け→レジサポ→目標月足レジスタンス127.633。

②ショート
(C)4H押し安値125.853下抜け→レジサポ→目標4H押し安値125.268。

日足以上が上昇トレンドであるためロング優先ですが、強い円安牽制発言が相次いでおり突発的な円買いが生じやすい。よって、短期的にはショートの可能性あり。

【考察】
8:30 1H戻り高値126.559上抜け→レジサポ→(A)ロング可。
10:00 要人の円安牽制を受けてドル円急落し、目標ラウンドナンバー127.000到達前に126.559下抜け→(A)ロング不成立。

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