2022年5月3日(火)ドル円初心者戦略と結果

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

注目材料

1. ウクライナ情勢緊迫化
ロシアにとって重要な5/9「戦勝記念日」に勝利宣言する可能性が浮上しており、ロシアはウクライナ東部への大規模攻撃を開始、首都キーウ含めた中枢への攻撃も明言。
5/2はロシアの戦術核使用に関する要人発言が増加。5/9が迫っていることから、今週は更にリスクオフが強まる可能性が高く、その際ドル買い円買いが交錯してドル円が大きく変動しやすい。
ウクライナ情勢悪化に関する報道や発言あれば様子見が適切と考えます。

2. 経済指標・要人発言
本日の注目材料ないことから、5/4FOMCまで様子となりドル円動き小、もしくは金融引き締め(利上げ、バランスシート縮小)期待でのドル買いドル円上昇を想定します。

マーケットの動き

東京マーケット前
6:00 取引開始
・ドル円: 130.160 (前営業日終値 130.181 から -2.10 pips )
・米国債2年利回り: 2.733 %
・米国債10年利回り: 2.990 %

【考察】
ドル円ギャップダウンスから直ぐに窓埋め上昇スタート。

東京マーケット(9:00~15:00)、憲法記念日で休場
9:00
・ドル円: 130.102 (始値比 -5.79 pips )
・米国債2年利回り: 2.731 (始値比 -0.002 % )
・米国債10年利回り: 2.987 (始値比 -0.003 % )

9:55
・ドル円: 129.899 (始値比 -26.10 pips )(東京マーケット始値比 -20.31 pips )

15:00
・ドル円: 130.151 (始値比 -0.90 pips )(東京マーケット比 +4.89 pips )
・米国債2年利回り: 2.748 (始値比 +0.015 % )
・米国債10年利回り: 2.991 (始値比 +0.001 % )

欧州マーケット(16:00~24:30)
16:00 オープン
・ドル円: 130.136 (始値比 -2.40 pips )
・米国債2年利回り: 2.774 (始値比 +0.041 % )
・米国債10年利回り: 3.001 (始値比 +0.011 % )

NYマーケット(22:30~29:00)
22:30 オープン
・ドル円: 129.773 (始値比 -38.70 pips )
・米国債2年利回り: 2.705 (始値比 -0.028 % )
・米国債10年利回り: 2.924 (始値比 -0.066 % )
・ダウ平均: 33086.09 (前営業日終値 33061.49 から +24.60 )
・S&P500: 4159.78 (前営業日終値 4155.39 から +4.39 )
・ナスダック: 12511.46 (前営業日終値 12536.03 から -24.57 )

23:00 経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
米国耐久財受注確報値3月度:速報値でなく確報値であるため注目度は低め。

前月比:前回0.8%、予想0.8%、結果1.1%(◎)
コア前月比:前回1.1%、予想1.1%、結果1.4%(◎)

米国製造業新規受注3月度
前月比:前回-0.5%、予想1.2%、結果2.2%(◎)

米国JOLTS求人労働調査3月度完全雇用達成と見なされている状況では注目度低。
前回1126.6万件(改定1134.4)、予想1100.0万件、結果1154.9万件(◎)
米求人件数、3月は予想外に増加し過去最高-離職者数も最多(Bloomberg)

25:00 欧州クローズ
・ドル円: 130.074 (始値比 -8.60 pips )
・米国債2年利回り: 2.731 (始値比 -0.002 % )
・米国債10年利回り: 2.932 (始値比 -0.058 % )

29:00 NYクローズ
・ドル円: 130.122 (始値比 -3.80 pips )
・米国債2年利回り: 2.770 (始値比 +0.037 % )
・米国債10年利回り: 2.977 (始値比 -0.013 % )
・ダウ平均: 33128.80 (前営業日比 +67.29 、 +0.20 %)
(NYマーケット始値比 42.71 、 +0.13 %)
・S&P500: 4175.47 (前営業日比 +20.08 、 +0.48 %)
(NYマーケット始値比 15.69 、 +0.38 %)
・ナスダック: 12563.77 (前営業日比 +27.75 、 +0.22 %)
(NYマーケット始値比 52.31 、 +0.42 %)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. AUD(資源国リスクオン通貨):前日2位。5/3豪中銀が予想以上の政策金利引き上げ。
  2. CAD(資源国リスクオン通貨):前日3位。原油先物堅調。
  3. EUR(リスクオン通貨):前日6位。
  4. NZD(資源国リスクオン通貨):前日5位
  5. GBP(リスクオン通貨):前日8位。
  6. JPY(リスクオフ通貨):前日4位。リスクオフ後退。
  7. USD(基軸通貨):前日1位。5/3~4のFOMCでの金融引き締め(0.50%利上げ、バランスシート縮小)を意識した米国債利回り上昇一服。
  8. CHF(リスクオフ通貨):前日7位。リスクオフ後退。

米国債イールドカーブ

5/3(火)は5/2(月)に対して、ツイスト・フラットニング(短期金利上昇、長期金利上昇、長短金利差縮小)。5年~10年で逆イールド継続。

*ツイスト・フラットニング:直近の景気良好→政策金利引き上げ(又は予測より利上げ前進)の可能性浮上→将来は景気減速懸念→将来は利上げ見込み後退→直近のドル買い、将来のドル売り示唆

テクニカル分析

ドル円チャート

  • 月足: ボリンジャーバンド+2σをバンドウォークし強い上昇トレンド。
  • 週足:ボリンジャーバンド+2σをバンドウォークし強い上昇トレンド。
  • 日足: 陽線で引けて上昇トレンド継続するも高値切り下げ。
  • 4H足:ボリンジャーバンドスクイーズでレンジ。20MAに支えられ三角持ち合い形成。
  • 1H足:ボリンジャーバンドスクイーズでレンジ。
  • 15M足:ボリンジャーバンドスクイーズでレンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)三角持ち合い・4H足ヒゲ先130.500上抜け→レジサポ→目標4H足実体130.942、オーバーシュートでラウンドナンバー131.000。

②ショート
(B)三角持ち合い下抜け→レジサポ→目標1H足実体129.430。

日足以上が強い上昇トレンドであるためロング優先。

【考察】
11:00 三角持ち合い下抜け→レジサポ→(B)ショート可。
13:30 目標129.430未達→(B)ショート不成立。

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