材料まとめ
ドル買い材料
米国経済指標の強い数値
・PMI速報値2月度
・新規失業保険申請件数、失業保険継続申請件数
・実質GDP改定値第4四半期(実質GDP、個人消費)
・PCEデフレータ1月度
・新築住宅販売件数1月度
・ミシガン大学消費者信頼感指数確報値2月度
・2年債入札不調
・7年債入札不調
米国要人のタカ派発言
・FOMC議事録2月度
・ジェファーソンFRB理事
・ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)
・ブラード・セントルイス連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
・メスター・クリーブランド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
・コリンズ・ボストン連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
・イエレン財務長官
ドル売り材料
米国経済指標の弱い数値
・実質GDP改定値第4四半期(GDPデフレータ、PCEコアデフレータ)
・5年債入札好調
米国要人のハト派発言
・米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
・米国イエレン財務長官
円買い材料
・海外勢による1月の国債の売越額、過去最大(日本証券業協会)
・IMM通貨先物(ポジション推移)円ショート縮小
円売り材料
日本要人のハト派発言
・黒田日銀総裁
・雨宮日銀副総裁
・田村日銀審議委員
・植田日銀総裁候補
・内田日銀副総裁候補
・氷見野日銀副総裁候補
・日銀「2/28、5年物の共通担保オペオファー」
ドル材料詳細
経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
2023/2/20(月)
ワシントン誕生記念日。祝日休場。
2023/2/21(火)
23:45 経済指標
米国PMI速報値2月度(Bloomberg)
(過去の速報値発表日:10/24, 11/23, 12/16, 1/24,)
(過去の確報値発表日:10/3, 10/5, 11/1, 11/3, 12/1, 12/5, 1/3, 1/5, 2/1, 2/3, )
基準50。景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
製造業:前回46.9、予想47.3、結果47.8(◎)
サービス業:前回46.8、予想47.2、結果50.5(◎)
総合:前回46.8、予想47.4、結果50.2(◎)
【考察】サプライズの強い数値でドル円上昇。しかし、135.23到達後下落。強い数値を期待した織り込みロング勢の利確や強い材料にはならないと判断されたためか。
24:00 経済指標
米国中古住宅販売件数1月度(Bloomberg)
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として米国新築住宅販売件数とともに重要。
件数:前回402万件(改定403)、予想413万件、結果400万件(×)
前月比:前回-1.5%(改定-2.2)、予想2.1%、結果-0.7%(△)
27:00 経済指標
米国2年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.139%、結果4.673%(×)
【考察】入札不調でドル円上昇。
2023/2/22(水)
21:05 要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「米国経済は想定より強い」
「政策金利5%超が必要」
「2023年はインフレを抑制できる見込み」
【考察】タカ派、ハト派発言交錯だが、ハト派発言が材料視されドル円下落。
27:00 経済指標
米国5年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.530%、結果4.109%(◎)
【考察】入札好調→5年債利回り低下→ドル売り。しかし、FOMC議事録公表を控えているためか、ドル反応薄。
28:00 経済指標
米国FOMC議事録2月度(過去の発表日:8/17, 10/12, 11/23, 1/4 )(Bloomberg)
ターミナルレートに関する議論などに注目。
「数人が0.50%利上げ支持」
「数人はインフレリスクを認識」
「全員がインフレ目標達成のために更なる利上げ支持」
「労働市場の逼迫でインフレに上昇圧力がかかる」
【考察】総じてタカ派内容でドル円上昇
2023/2/23(木)
8:02 要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg)
「2% のインフレ率がコア ターゲット」
「供給を上回る需要があり労働市場は強い」
【考察】タカ派発言でドル円上昇
22:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg)
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回19.4万件(改定19.5)、予想19.9万件、結果19.2万件(◎)
米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回169.6万件(改定169.1)、予想170.0万件、結果165.4万件(◎)
22:30 経済指標
米国実質GDP改定値第4四半期(過去の発表日:8/25, 9/29, 10/27, 11/30, 12/22, 1/26)(Bloomberg)
速報値は改定値に比べて注目度高い。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
実質GDP:前回2.9%、予想3.0%、結果2.7%(×)
個人消費:前回2.1%、予想2.1%、結果1.4%(×)
GDPデフレータ:前回3.5%、予想3.5%、結果3.9%(◎)
PCEコアデフレータ:前回3.9%、予想3.9%、結果4.3%(◎)
27:00 経済指標
米国7年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.517%、結果4.062%(×)
【考察】入札不調で7年債利回り上昇。しかしドル買い弱くドル円動きなし。
2023/2/24(金)
TOM(Turn of the Month)効果
株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。
月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中しやすい。株式購入で株高・円売り→ドル円上昇材料、株式売りで株安・円買い→ドル円下落材料になり得る。
16:31~ 要人発言
米国イエレン財務長官(Bloomberg)
「インフレ低下の可能性がある」
【考察】ハト派、タカ派発言交錯。
22:07 要人発言
米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「政策金利は5%をやや超えた水準に引き上げ、維持すべき」
【考察】タカ派発言でドル円上昇。
22:30 経済指標
米国個人所得1月度:前回0.2%(改定0.3)、予想0.9%、結果0.6%(△)
米国個人支出1月度:前回-0.2%(改定-0.1)、予想1.0%、結果1.8%(◎)
22:30 経済指標
米国PCEデフレータ1月度(過去の発表日:8/26, 9/30, 10/28, 12/1, 12/23, 1/27)(Bloomberg)
強い数値なら、「インフレへの警戒感が高まり→FF金利のターミナルレート5.00-5.50%程度に上昇する可能性→ドル買いドル円上昇」
前年比:前回5.0%(改定5.3)、予想4.9%、結果5.4%(◎)
前月比:前回0.1%(改定0.2)、予想0.4%、結果0.6%(◎)
コア前月比:前回0.3%(改定0.4)、予想0.4%、結果0.6%(◎)
コア前年比:前回4.4%(改定4.6)、予想4.3%、結果4.7%(◎)
【考察】全て強い数値のサプライズでドル円急騰。
24:00 経済指標
米国新築住宅販売件数1月度
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として中古住宅販売件数とともに重要。
件数:前回61.6万件(改定62.5)、予想61.8万件、結果67.0万件(◎)
前月比:前回2.3%(改定7.2)、予想0.6%、結果7.2%(○)
24:00 経済指標
米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値2月度(Bloomberg)
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数に先行して発表されるため注目度は高い。米国GDPの約70%を占める個人消費の動向を確認できる。
前回66.4、予想66.4、結果67.0(◎)
米国ミシガン大学インフレ予測確報値2月度
1年先:前回4.2%、予想4.2%、結果4.1%(×)
5年先:前回2.9%、予想2.9%、結果2.9%(○)
24:02~ 要人発言
米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「PCE結果は、FRBより多くの事を実施することが必要と示唆」
【考察】タカ派発言でドル円上昇。
24:15~ 要人発言
米国ジェファーソンFRB理事
「賃金の伸びは依然として高すぎる」
「高インフレが緩やかにしか低下しない可能性を示唆」
【考察】タカ派発言でドル円上昇。
25:00 月末・週末ロンドンフィックス
月末・期末・年末はリバランス(大口投資家のポートフォリオ調整)で為替取引が活発になり旧変動しやすい。
25:32~ 要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「軟着陸が可能」
「信頼できるディスインフレに該当する可能性がある」
「インフレ期待は2021年のインフレショック以前の水準に戻っている」
「迅速に動いて信頼を回復すべき」
【考察】ハト派、タカ派発言
27:30~ 要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
「更なる利上げが必要」
「最近の米経済指標は追加利上げの根拠」
【考察】タカ派発言でドル円上昇
2023/2/25(土)
2023/2/26(日)
円材料詳細
2023/2/20(月)
9:14 報道
日本証券業協会(日本経済新聞)(Bloomberg)
「公社債の投資家別売買動向(短期国債を除く)、海外勢による1月の国債の売越額、過去最大」
【考察】今後、日銀が金融緩和政策を修正して長期金利が上昇するとみた海外投資家が増加している。
9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
17:42 要人発言
雨宮日銀副総裁(Bloomberg)
「2%の物価安定目標達成のために現状の政策継続が適当」
【考察】金融緩和継続のハト派発言。サプライズなく、かつ3/19に任期を迎える副総裁の発言への注目度は低い為か、ドル円反応薄。
2023/2/21(火)
2023/2/22(水)
10:34 要人発言
田村日銀審議委員(日本経済新聞)
「現時点では金融緩和の継続が適当」
【考察】2022年7月に審議委員就任以来初めての会見で注目されていたためか、サプライズなしハト派発言ではあるもののドル円上昇。
13:03 要人発言
日銀(Bloomberg)
「2/28、5年物の共通担保オペオファー」
【考察】円売り材料だがドル円反応薄。
2023/2/23(木)
天皇誕生日。東京マーケット祝日休場。
22:19 要人発言
黒田日銀総裁(Bloomberg)
「日本は金融緩和を継続する」
「日本のインフレは2023年半ばに2%未満に低下する」
【考察】ハト派発言でドル円上昇。
2023/2/24(金)
TOM効果
8:30 経済指標
日本消費者物価指数1月度(Bloomberg)
前年比:前回4.0%、予想4.3%、結果4.3%(○)
コア前年比:前回4.0%、予想4.2%、結果4.2%(○)
9:35~ 要人発言
植田日銀総裁候補(衆議院所信聴取、質疑応答)(Bloomberg)
日本消費者物価指数に対する見解、マイナス金利やイールドカーブコントロールなどの金融政策に対する見解に注目が集まる。
「現在の金融政策は適切」
【考察】ハト派発言でドル円上昇。しかし現状でハト派発言はサプライズない為、急騰せず。
9:55 実質週末・五十日仲値(2/25休場につき)
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
13:07~ 要人発言
内田日銀副総裁候補(Bloomberg)
「この先も金融緩和が必要」
【考察】サプライズなしのハト派発言でドル円反応薄。
14:13~ 要人発言
氷見野日銀副総裁候補(Bloomberg)
「金融緩和の継続が必要」
【考察】サプライズなしのハト派発言でドル円反応薄。
25:00 月末・週末ロンドンフィックス
月末・期末・年末はリバランス(大口投資家のポートフォリオ調整)で為替取引が活発になり旧変動しやすい。
29:30 経済指標
IMM通貨先物(ポジション推移)
円ショート縮小
【考察】円買い材料
コメント