2022年7月20日(水)ドル円初心者戦略と結果

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

注目材料

1. 経済指標・要人発言
7/14に米国ウォラーFRB理事が「7月FOMCで75bsp利上げ支持」「データ次第で大幅な利上げあり得る」「7月FOMC前の重要なデータは小売売上高と住宅指標」と発言していることから、米国中古住宅販売件数が注目材料。
7/19の米国住宅着工件数では需要減が鮮明となったことで「ドル売り→ドル円下落」が生じており、中古住宅販売件数も同様の流れを想定します。

①日米金融政策差→米国金融引き締め・日本金融緩和継続→ドル買い円売り→ドル円上昇
②-1 米国金融当局者タカ派発言→米国債利回り上昇ならドル買い→ドル円上昇
②-2 米国金融当局者ハト派発言→米国債利回り下落ならドル売り→ドル円下落
③-1 日本要人からの強い円安牽制発言→円買い→ドル円下落→下げ止まりから押し目買い勢によるドル円上昇
③-2 日本要人からの円安容認発言→円売り→ドル円上昇
④-1 リセッション懸念→株先物・株価指数下落→リスクオフドル買い円買い(通貨強弱「円>ドル」なら)→ドル円下落
④-2 リセッション懸念→急速な米国利上げ警戒後退→米国債利回り低下→ドル売り→ドル円下落
④-3 リセッション懸念→急速な米国利上げ警戒後退→株先物・株価指数上昇(通貨強弱「ドル>円」なら)→ドル円上昇
⑤リスクオン→株先物・株価指数上昇(通貨強弱「ドル>円」なら)→ドル円上昇
⑥-1 米国経済指標結果が強い数値→ドル買い→ドル円上昇
⑥-2 米国経済指標結果が弱い数値→ドル売り→ドル円下落

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

9:55 五十日仲値

20:00 経済指標
米国MBA住宅ローン申請指数:注目度は高くないため確認のみ。
前週比:前回-1.7%、結果-6.3%(✕)

欧州マーケット(16:00~25:00)

23:00 経済指標
米国中古住宅販売件数6月度
前回541万件、予想539万件、結果512万件(✕)
(Bloomberg)

23:30 経済指標
米国週間石油在庫統計
「在庫増→需要低迷・供給過多→原油・ガソリン売り材料→ドル売り」、「在庫減→需要増・供給不足→原油・ガソリン買い材料→ドル買い」

原油在庫:前回325.4万バレル、予想-149.0万バレル、結果-44.5万バレル(○)
ガソリン在庫:前回582.5万バレル、予想-101.0万バレル、結果349.8万バレル(○)

NYマーケット(22:30~29:00)

26:00 経済指標
米国20年債入札:
前回3.488%、結果3.420%(◎)
(TREASURY NEWS)

29:05 米国第2四半期決算
テスラ
売上:予想168.8億ドル、結果169.0億ドル(◎)
EPS:予想1.83ドル、結果2.27ドル(◎)

29:45 米国第2四半期決算
ユナイテッド航空
売上:予想121.7億ドル、結果121.1億ドル(✕)
EPS:予想1.94ドル、結果1.43ドル(✕)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. NZD(資源国リスクオン通貨):前日2位。
  2. USD(基軸通貨):前日7位。
  3. JPY(リスクオフ通貨):前日8位。
  4. CAD(資源国リスクオン通貨):前日4位。カナダ鉱工業製品価格・消費者物価指数が弱い数値で売り。
  5. AUD(資源国リスクオン通貨):前日1位。
  6. GBP(リスクオン通貨):前日6位。
  7. CHF(リスクオフ通貨):前日3位。
  8. EUR(リスクオン通貨):前日5位。イタリア・ドラギ首相「連立政権は再建可能」発言で買い。欧州ライエン委員長「ロシアのガス供給完全遮断の可能性高い」発言で売り。複数政党がドラギ首相の支持を拒否との報道で売り。

米国債イールドカーブ

7/20(水)は7/19(火)に対して、ベア(短期金利上昇、長期金利上昇、長短金利差縮小)。2年と10年利回りの逆イールド継続。

*債券ベア:「安全資産債券売り→債券利回り上昇」、「安全資産債券売り→リスク資産買い(株式等)」、景気良好

・ドルインデックス:日足陽線。押し安値106.878下抜け。4H足下降チャネルをダウ形成して上抜け。引き続き上昇の可能性あり。

・米国債2年利回り:日足下ヒゲピンバー。日足逆三尊で4H足アセンディングトライアングル。レジスタンス3.226%上抜けたことで引き続き上昇の可能性あり。

・米国債10年利回り:日足下ヒゲピンバー。三角持ち合い抜け上抜けてレジサポ完了と考えられるため、引き続き上昇の可能性あり。

テクニカル分析

ドル円チャート

  • 月足: ボリンジャーバンド+2σをバンドウォークし強い上昇トレンド。
  • 週足:ボリンジャーバンド+1σ~+2σ間の上昇トレンド。
  • 日足:7/19 下ヒゲピンバー陽線。ボリンジャーバンド+σで反発。バンドウォーク継続。
  • 4H足:下降チャネル形成。
  • 1H足:下降チャネル形成。
  • 15M足:ボリンジャーバンドスクイーズでレンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H・4H足戻り高値138.332上抜け→レジサポ→目標日足実体138.942

②ショート
(B)1H足サポート下抜け→レジサポ→目標4H足実体137.627。

【考察】前提:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上

7/20はエントリー条件満たさず。

7月通算:7勝10敗1分、勝率41.2%
7月獲得pips:+81.9

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