2022年10月26日(水)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

(1)10/25欧米マーケットのドル円影響:米国経済指標が軒並み弱い数値でドル円下落。よってスタートはドル円軟調推移と推測。

(2)政府・日銀為替介入懸念(③-3):急激なドル円上昇までは介入なしの見込み。しかし、介入警戒感は以前よりも増しており、じり上げが続きやすそう。

(3)米国経済指標(⑥):10/24, 25ともに弱い数値に素直にドル円下落。つまり、「悪材料=ドル円下落」に反応しやすい地合い。本日、複数経済指標でも結果に素直に反応すればエントリーに活用しやすい。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

7:58 要人発言
神田財務官
「為替の過度な変動には断固たる措置を取り続ける」
「毎日、G7やその他諸国とは連絡取っている」

【考察】円安牽制発言

東京マーケット(9:00~15:00)

14:00 経済指標
日本景気動向指数確報値8月度
景気先行指数:前回100.9、結果101.3(✕)
景気一致指数:前回101.7、結果101.8(◎)

欧州マーケット(16:00~25:00)

20:00 経済指標
米国MBA住宅ローン申請指数:住宅販売数件数や住宅着工件数の先行指標
前週比:前回-4.5%、結果-1.7%(◎)

20:39 米国第3四半期決算
ボーイング(Bloomberg)
売上:予想180.3億ドル、結果159.6億ドル(✕)
EPS:予想0.08ドル、結果-6.18ドル(✕)

21:30 経済指標
米国卸売在庫速報値9月度
前月比:前回1.3%(改定1.4)、予想1.1%、結果0.8%(✕)

NYマーケット(22:30~29:00)

23:00 経済指標
米国新築住宅販売件数9月度(Bloomberg)
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として中古住宅販売件数とともに重要。
件数:前回68.5万件(改定67.7)、予想58.2万件、結果60.3万件(○)
前月比:前回28.8%(改定24.7)、予想-15.3%、結果-10.9%(○)

23:00 経済指標
カナダ中銀政策金利(Bloomberg)
前回3.25%、予想4.00%、結果3.75%(△)

【考察】米国新築住宅販売件数が予想より強い数値にも関わらずドル円下落継続。これは、同刻発表のカナダ中銀政策金利が予想より弱い数値だったことで「カナダ国債利回り低下→米国債利回り低下に波及→ドル売り」でドル円下落。

23:30 経済指標
米国週間石油在庫統計
「在庫増→需要低迷・供給過多→原油・ガソリン売り材料→ドル売り材料」、「在庫減→需要増・供給不足→原油・ガソリン買い材料→ドル買い材料」
原油在庫:前回-172.5万バレル、予想-2.4万バレル、結果258.8万バレル(◎)
ガソリン在庫:前回-11.4万バレル、予想-139.1万バレル、結果-147.8万バレル(✕)

24:00 月末ロンドンフィックス

26:00 経済指標
米国5年債入札
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.228%、結果4.192%(◎)

29:05 米国第3四半期決算
メタ・プラットフォームズ
売上:予想273.8億ドル、結果277.1億ドル(◎)
EPS:予想1.89ドル、結果1.64ドル(✕)

東京マーケット:円安牽制発言や介入警戒感からややドル円下落する局面ありながらも緩やかに上昇。
欧米マーケット:欧州オープン前から米国利上げ期待後退(最近の要人発言や報道がハト派)のためか米国債利回りが大きく低下するなか、カナダ中銀政策金利が予想より弱かったことが米国債利回り低下に波及しドル円下落。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. AUD(資源国リスクオン通貨):豪消費者物価指数の強い数値で買い。
  2. GBP(リスクオン通貨):英国スナク新政権の経済政策・財政改善への期待感で買い。
  3. NZD(資源国リスクオン通貨):
  4. EUR(リスクオン通貨):
  5. JPY(リスクオフ通貨):
  6. CHF(リスクオフ通貨):
  7. CAD(資源国リスクオン通貨):カナダ中銀の政策金利が予想より低く売り。
  8. USD(基軸通貨):「カナダ中銀の政策金利が予想より低い→米国債利回り低下に波及」で売り。

米国債イールドカーブ

10/26(水)は10/25(火)に対してブル(短期金低下、長期金利低下、長短金利差拡大)でドル売り優勢。

日足ドルインデックス:大陰線でネックライン110.197下抜けたことで108.200まで向かう可能性あり。
日足米国債2年利回り:上昇チャネル形成。
日足米国債10年利回り:上昇チャネル形成。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:9月大陽線で引け。ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク。
  • 週足:10/24週、下ヒゲピンバー陽線形成中。ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク。
  • 日足:10/25陰線。日足実体下限147.634で下げ止まり。
  • 4H足:レンジ。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス149.576上抜け→4H足20MA上、レジサポ→目標ラウンドナンバー150.000

②ショート
(B)1H足サポート148.279下抜け→レジサポ→目標1H足サポート147.634

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

・147.612下抜け→レジサポなし→(B)ショート見送り

10月通算:4勝3敗、勝率57.1%、平均RR2.13
10月獲得pips:+108.8

(Trading View)

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