2022年1月3日(月)ドル円初心者戦略と結果

ドル円を取引する上で、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析で必要なことを調べてみると、ざっと見るだけでも以下のことが分かりました。

ドル円取引きで必要(そうな)こと

  1. ファンダメンタルズ分析
    • 金融政策
    • 政治(要人発言等)
    • 経済(指標等)
    • 地政学的リスク 等
  2. テクニカル分析
    • ドル円
    • ドルインデックス
    • 円指数
    • 株式、株価指数先物
    • 国債価格、国債利回り
    • IMM通貨先物、通貨強弱
    • オプション
    • オーダーブック等

想定以上の情報量(笑)。全てこなすにはどれだけ時間が掛かるかわかりません。ということで、最初から完璧を目指さずに出来ることだけやっていきます。

ファンダメンタルズ分析

  • ドル、円材料まとめ

ここで分かったのは調べれば調べるほど材料と思える情報が出てくるためきりがないこと。一番の問題点は、結局のところ、情報買い売りのどちらが材料を優勢なのか判断することが難しい。直観よりも直感に頼っている段階です。

メディア等に重要トピックとして取り上げられる項目を考えると、現在は「テーパリング・利上げ」や「新型コロナ関連」が材料として重要度が高いと考えられます。

総合的には、テーパリングや利上げ予定のドル買い材料が最も強いのでは、と推測しています。

東京マーケット

9:55  仲値
(想定)東京市場祝日なのでドル円動きにくい。
(結果)始値115.042から仲値時点115.241まで約20pips上昇。祝日か否かは関係ないのか。

10:14 報道(Bloomberg):中国恒大に建物解体命令との報道、不動産会社の株価指数が下落
香港ハンセン指数は下落したものの、アジア株は総じて上昇。若干のリスクオフ円買い。しかし、昨年、中国恒大集団問題が発覚して以降、株価指数への影響が小さくなっているように感じます。新たに大きな問題が出てこない限り、材料にはなに難いのかもしれません。

欧州マーケット

17:01 報道(Reuters):東京都で103人の新型コロナ感染確認、100人超は昨年10月8日以来
日経先物は下落していないものの円買い強まり、かつ欧州勢参入からのドル売り相まってドル円下落。

18:00 材料不明:
ユーロ買いドル売り、更に円買い強まり、ドル円下落加速。

18:42 報道(Reuters):インドネシアが石炭輸出禁止、業界に波紋 政府は5日に再評価
エネルギー調達混乱し長引きそうな問題。17:00頃から強まった円買いの主因はこの材料だったのかも。ドル売り円買い加速し、ドル円下落。
しかし、1H足以上では下ヒゲでラウンドナンバー115.00で反発を示しており、下値の堅さが伺えました。

20:00 材料不明:
米国債2年と10年利回りギャップアップスタート。徐々にドル買い円売りへ転換。

22:15 材料不明:
NY勢本格参入前に、米国債2年と10年利回り急騰。ドル買い円売りでドル円急騰。

ラウンドナンバー115.00付近が底堅いと判っていただけに、利回り急騰を見てドル円ロング出来なかったのが反省点。
15M足ネックライン115.130を超えてレジサポすればロング狙おうと考えましたが、115.130を一気に大きく抜けたことで手を出せず。利回り急騰ならレジサポせずに一気に伸びると考えるべきだったかも知れません。

NYマーケット

23:45 米製造業PMI【確報値】
(想定)基準50.0、前回57.8、予想57.7。2022年最初の米経済指標。確報値でもあり、サプライズがなければドル円動きは小さそう。
(結果)57.7

24:00 米建設支出
(想定)前回0.2%、予想0.7%。予想通りなら2021年1月以来の強い数値。予想通りでもドル買い材料になり得るか。
(結果)0.4%。予想より弱い数値であるものの、2021年1月以来の強い結果には変わりなし。

強い米長短金利上昇とドル円上昇が生じていましたが、東京時間に付けた高値115.362を更新して115.367に到達した後は、米指標の弱さからドル円上昇にブレーキが掛かったためか、115.30付近で小レンジ形成。

29:37 報道(Bloomberg):オミクロン感染、比較的軽度にとどまる可能性-複数の研究結果が確認
世界経済回復にとって朗報。リスクオン株買い、円売り、米国債売り(利回り上昇)、ドル買い、ドル円上昇への好材料になり得る。

テクニカル分析

ドル円チャート

  • 月足: 12月大陽線で上昇トレンド中。
  • 週足: 4週連続陽線。レンジ実体上限抜けて上昇トレンド中。
  • 日足: 上昇トレンド中だが上ヒゲが長くなっており上昇勢いが弱まりつつあるか。日足レンジ実体上限115.390が上値目処。
  • 4H足: トレンドライン割れてレンジ形成中。しかし、日足以上が上昇トレンドであるため、レンジ実体上限115.183上抜け又はレンジ内部からロング狙い。
  • 1H足: トレンドライン割れてレンジ形成中。しかし、ラウンドナンバー115.000に対して長下ヒゲローソクが目立つため上目線強そう。日足以上が強い上昇トレンドであるため、4H足同様にレンジ実体上限115.183上抜け又はレンジ内部からロング狙い。
  • 15M足: レンジ中。レンジ上段推移中にダウ転換やピンバー等の上に向かうサインが出ればレンジ上段からロング狙い。又は4H足・1H足同様に115.183上抜けからロング狙い。

(想定)ファンダメンタルズ分析ではドル買い優勢と推測していますので、ドル円も買い目線です。本日は東京市場とロンドン市場が休みですから、NY時間(22:30頃から)に動きが出そうなら取引考えます。

(結果)ドル円買い目線の想定は合っていましたが、休みの東京市場とロンドン市場が出ました。
また、4H足レンジ実体上限115.183上抜けから、日足レンジ実体上限115.390をトレードポイントにする予定でしたが、実際には115.183上抜けの後、115.390に届かず急落しました。
結果的には、想定より早い時間帯に動きが出てトレードできなかったことで救われました。

一方で、ロング狙えた①と②のタイミングをスルーしたことを反省点として、今後のトレードに活かしたいと思います。
①22:45 米国債利回り急騰からドル円急騰の可能性も高いと予想して、15M足ネックライン115.130を超えたらレジサポ待たずにロング

②23:00確定4H足ピンバーが20MAで反発してトレンド継続と判断して次の足からロング

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