ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
(1)12/15欧米マーケットの影響:12/14FOMC・パウエル議長発言のタカ派影響で上昇、米国経済指標の弱い数値で売り、株先物・株価指数下落のリスクオフドル買いで上昇。
12/16スタートも、このドル円上昇を引き継ぐと想定。
(2)米国経済指標(⑥):米国PMI速報値
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
欧州マーケット(17:00~25:30)
22:32 要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Bloomberg)
「FRBの政策は順調」
「インフレ2%への回帰が真の問題」
「必要なことをやる」
「労働市場は依然として逼迫」
【考察】タカ派発言でドル円上昇
NYマーケット(23:30~30:00)
23:45 経済指標
米国PMI速報値12月度(Bloomberg)
基準50。ISMより早く公表され、景気先行性高いため注目度高い。速報値は確報値より注目度高い。
製造業:前回47.7、予想47.7、結果46.2(×)
サービス業:前回46.2、予想46.8、結果44.4(×)
総合:前回46.4、予想47.0、結果44.6(×)
【考察】全て弱い数値でドル円下落。
26:05 要人発言
米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「景気減速が予想」
「物価安定の目標を達成するには、まだ長い道のり」
「商品インフレは低下」
「コア サービスインフレは依然としてかなり高いまま」
「労働市場のインフレが収まるまでには長い時間がかかる」
「インフレ予測は上昇の見込み」
「失業率を 4% 以上引き上げる必要がある」
「市場がインフレに対して強気な理由は不明」
「労働市場の大幅な減速はまだ見られない」
「データが改善されれば、政策は調整される」
「インフレリスクは依然として上昇」
「目標インフレ2%には程遠い」
【考察】タカ派発言。しかし、リスクオフ円買い強くドル円下落。
29:30 経済指標
IMM通貨先物
円ショート縮小(ポジション推移)
【考察】円買い材料
東京マーケット:株先物・株価指数下落のリスクオフドル買い・円買いで円が強くドル円下落。
欧米マーケット:米国PMI速報値の弱い数値でドル円下落。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- JPY(リスクオフ通貨):株先物・株価指数下落のリスクオフで買い。
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- USD(基軸通貨):米国PMI速報値の弱い数値で売り。株先物・株価指数下落のリスクオフで買い。
- GBP(リスクオン通貨):
- AUD(資源国リスクオン通貨):
- CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
- EUR(リスクオン通貨):ECBの強いタカ派姿勢→欧州リセッション懸念→株先物・株価指数下落リスクオフで売り。
- CHF(リスクオフ通貨):
米国債イールドカーブ
12/16(金)は12/15(木)に対してベア(短期金低下、長期金利上昇、逆イールド縮小)のドル買い材料。しかし、ドルインデックス上昇と金利との動きが一致。
テクニカル分析
ドル円トレード
- 月足:11月大陰線で引け。12月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。
- 週足:12/12週、陰線形成中。下降トレンド調整波。
- 日足:12/15大陽線。下降チャネル上限付近、20MA到達。
- 4H足:上昇トレンド。
- 1H足:上昇トレンド。
- 15M足:上昇トレンド。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス138.102上抜け→レジサポ→目標4H足レジスタンス138.459
②ショート
(B)1H足レジスタンス138.102付近まで上昇→下落転換→1H足サポート137.641下抜け→レジサポ→目標1H足サポート136.915
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー
トレード1
135.644上抜け→レジサポ→(B)ショート→T/P到達
ショート:137.462
T/P:136.915
獲得pips:+54.7
12月通算:6勝5敗、勝率54.5%、平均RR1.95
12月獲得pips:+152.1
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