2023年5月22日(月)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)5/19の欧米マーケット影響
注目されていたパウエル議長のタカ派発言直後、米国イエレン財務長官の銀行統合可能性示唆(金融システム不安再燃)、米国債務上限交渉決裂報道によってリスクオフ、更にパウエルFRB議長のハト派発言も出たことで材料3連発のドル円急落。クローズに掛けて週末持越しを避けたいショート勢の利確が入ったためか急落から約半値上昇で引け。

(2)経済指標
・注目材料なし

(3)要人発言
・FRB当局者

(4)その他
・米国債務上限問題
・欧米金融システム不安

5/22の注目は、5/19サプライズの金融システム不安再燃と米国債務上限交渉決裂の状況。これらに関する報道や要人発言に振り廻されて乱高下する可能性あり。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:50 経済指標
日本機械受注3月度(日本経済新聞
設備投資の先行指標。
前月比:前回-4.5%、予想0.4%、結果-3.9%(△)
前年比:前回9.8%、予想1.4%、結果-3.5%(×)

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00

20:07~要人発言
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg
「6月FOMCでの利上げする否かのは五分五分」
「インフレとの戦いは終了していない」

【考察】タカ派発言でドル円上昇。

21:39~要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「今年、あと2回利上げを考えている」

【考察】タカ派発言でドル円上昇。

23:09 報道
「米国防総省(ペンタゴン)近くで大規模爆発が発生」

【考察】地政学リスクオフ円買いでドル円急落。しかし、SNS上のデマであることが分り直ぐに全戻し。

23:25 要人発言
米国防総省
「防総省付近で爆発なし」

【考察】爆発情報はSNS上のデマであり、ドル円全戻し。

24:14~要人発言
米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Reuters
「6月FOMCまでにデータを収集する時間はある」
「データに依存する必要ある」

【考察】利上げに関する発言なし。

24:53~要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「6月FOMCの政策決定はまだ判断しない」

【考察】利上げに関する発言なし。

24:56~要人発言
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
「6月FOMCでの金利据え置き支持」

【考察】ハト派発言でドル円下落。

25:23 要人発言
米国共和党パトリック・マクヘンリー下院金融委員長
「債務上限交渉の主要項目、合意に至っていない」

【考察】交渉難航でドル円下落。

26:14 要人発言
米国共和党マッカーシー下院議長
「債務上限交渉、合意なし」

【考察】交渉難航でドル円下落。

<まとめ>
東京マーケット:
日経平均株価ギャップアップスタートでリスクオフからドル円も下落していたが、日経平均株価が約33年ぶりの3万1000円台に乗るとリスクオンのドル円上昇。G7首脳会議で存在感を示した岸田首相の内閣支持率(Bloomberg)が上昇し、政権安定期待の影響の様子。

欧米マーケット:
欧州序盤はドル円揉み合いであったがリスクオンに連れたことや、FRB要人の相次ぐタカ派発言でドル円上昇。しかし、サプライズの防総省付近での爆発デマ報道でドル円乱高下。
更に米国債務上限問題交渉の難航が伝わるとドル円下落となり、NYマーケットは総じて乱高下。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

米国債イールドカーブ

5/22(月)は5/19(金)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、逆イールド縮小)でドル買い材料。
ドルインデックス日足陽線は金利の影響と推測。

6月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置き75.4%。25bps引き上げ24.6%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

トレード

  • 月足:5月陰線形成中。
  • 週足:5/15週、陽線。上昇トレンドでボリンジャーバンド+2σバンドウォーク開始。
  • 日足:5/19陰線。上昇トレンド調整波。よって、5/22は上昇優位と推測。
  • 4H足:上昇トレンド。20MA支持
  • 1H足:下降トレンド。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】

①ロング
(A)1H足サポート137.441付近まで下落→1H足レジスタンス137.681をダウ上昇→目標4H足レジスタンス138.167
(B)4H足レジスタンス138.167をダウ上昇→目標4H足レジスタンス138.549

②ショート
(C)1H足レジスタンス138.167付近まで上昇→ダウ転換下落→目標1H足サポート137.681

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
137.681をダウ下落→(C)ショート
ショート:137.627
S/L:137.719
獲得pips:-9.2

トレード2
137.441付近まで下落から137.681をダウ上昇→(A)ロング
ロング:137.873
T/P:138.167
獲得pips:+29.4

5月通算:8勝6敗、勝率57.1%、平均RR 1.92、獲得Pips +131.2

(Trading View)

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