2023年8月28日(月)ドル円初心者戦略と結果

ファンダメンタルズ分析
テクニカル分析
1. トレード

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

＜注目材料＞
（１）8/25の欧米マーケット影響
欧州オープン後もパウエルFRB議長講演を控えて方向感ない動き。注目のパウエル議長講演でスタートはハト派発言だったものの、総じてタカ派発言となり、日足高値146.64まで上昇。
しかしながら、その後のFRB要人から相次ぐハト派発言で下落。週末引けに掛けて揉み合い。
日足終値146.44。

【米国市況】株反発、パウエル氏講演を無風通過－ドル一時146円63銭（Bloomberg）

（２）経済指標
・米国2年債入札
・米国5年債入札

（３）要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
・FRB要人

（４）その他
・英国祝日休場（サマー・バンクホリデー）
・来週のドル・円はドル高一服か、ジャクソンホール通過で調整も（Bloomberg）
・日銀の植田総裁、緩和継続は目標下回るインフレが理由－討論会（Bloomberg）

・TOM（Turn of the Month）効果（アノマリー）
株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。
月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中しやすい。株式購入で株高・円売り→ドル円上昇材料、株式売りで株安・円買い→ドル円下落材料になり得る。

本日注目度の高い材料はないものの、先週のジャクソンホール会合でパウエルFRB議長のタカ派発言、植田日銀総裁のハト派発言の影響から、ドル円上昇優勢と推測。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(16:00~25:00)、英国祝日休場（サマー・バンクホリデー）
NYマーケット(22:30~29:00)

24:30 経済指標
米国2年債入札（Upcoming Auctions）
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り：前回4.823%、結果5.024%（◎）

【考察】「入札好調→利回り低下→ドル売り」でドル円下落

26:00 経済指標
米国5年債入札（Upcoming Auctions）
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り：前回4.170%、結果4.400%（◎）

【考察】「入札好調→利回り低下→ドル売り」でドル円下落

＜まとめ＞
東京マーケット：
日足始値146.44。
先週ジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長のタカ派発言と日銀植田総裁のハト派発言を引き継いで、東京オープン直前に東京高値146.62を付けた。
しかし、147.00を付ける材料にはならず「米国債利回り低下→ドル売り」。「8/27中国景気刺激策発表→株先物・株価指数上昇→リスクオン円売り」となったがドル売り強くドル円下落。

中国、株取引印紙税が28日から半額－ＩＰＯペースを証監会制限へ（Bloomberg）
きょうの国内市況（８月28日）：株式、債券、為替市場（Bloomberg）

欧米マーケット：
欧州オープンからは、「米利上げ期待→米国債利回り上昇→ドル買い」で146.60まで上昇したものの、パウエルFRB議長や植田日銀総裁発言の材料は消化され伸び悩み。
NYマーケットオープン直前から「中国景気刺激策→リスクオン円売り」により日足高値146.75を付けたが、米国2年債入札と米国5年債入札好調で下落。材料不足で方向感のない動き。
日足終値146.53。

【欧州市況】株は反発、中国刺激策で１カ月ぶり大幅高－ドイツ債下落（Bloomberg）
【米国市況】株続伸－円は年初来安値を更新、一時146円74銭（Bloomberg）