2023年8月29日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)8/28の欧米マーケット影響
欧州オープンからは、「米利上げ期待→米国債利回り上昇→ドル買い」で146.60まで上昇したものの、パウエルFRB議長や植田日銀総裁発言の材料は消化され伸び悩み。
NYマーケットオープン直前から「中国景気刺激策→リスクオン円売り」により日足高値146.75を付けたが、米国2年債入札と米国5年債入札好調で下落。材料不足で方向感のない動き。
日足終値146.53。

【米国市況】株続伸-円は年初来安値を更新、一時146円74銭(Bloomberg

(2)経済指標
・米国住宅価格指数
・米国S&Pケースシラー住宅価格
・米国コンファレンスボード消費者信頼感指数
・米国JOLTS求人件数
・米国7年債入札

(3)要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
・FRB要人

(4)その他
・月末ロンフィク
・来週のドル・円はドル高一服か、ジャクソンホール通過で調整も(Bloomberg

・TOM(Turn of the Month)効果(アノマリー)
株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。
月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中しやすい。株式購入で株高・円売り→ドル円上昇材料、株式売りで株安・円買い→ドル円下落材料になり得る。

本日最大の注目は、米国JOLTS求人件数。パウエルFRB議長はジャクソンホール会合の講演でも追加利上げはデータ次第と述べていることから、注目度が高い指標で「強い数値→ドル買い」、「弱い数値→ドル売り」になりやすい。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

22:00 経済指標
米国住宅価格指数
前月比:前回0.7%(改定)、予想0.6%、結果0.3%(×)

22:00 経済指標
米国S&Pケースシラー住宅価格
前年比:前回-1.70%(改定-)、予想-1.60%、結果-1.17%(◎)

23:00 経済指標
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数
米国ミシガン大学消費者信頼感指数と同様、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標。
前回117.0(改定114.0)、予想116.8、結果106.1(×)

23:00 経済指標
米国JOLTS求人件数(過去の発表日; 1/42/13/84/45/25/317/6, 8/1, 8/29)
(Bureau of Labor Statistics)
前回958.2万件(改定916.5)、予想979.3.0万件、結果882.7万件(×)
米求人件数、7月は約2年ぶり低水準-市場予想を大きく下回る(Bloomberg

【考察】約2年ぶりの低水準となるサプライズの弱い数値→ドル売り→ドル円急落。

24:00 月末ロンフィク

26:00 経済指標
米国7年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.087%、結果4.212%(◎)

【考察】入札好調→利回り低下→ドル売り→ドル円下落継続

<まとめ>
東京マーケット:
日足始値146.53。
オープン直後に東京安値146.31を付けた後は方向感なく揉み合い。

きょうの国内市況(8月29日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州オープンからは休場明けの英国勢も参入。「米国債利回り急騰→日米金利差拡大→ドル買い・円売り」により2011年11月以来の147円台乗せて日足高値147.38へ急上昇。
しかし、注目の米国JOLTS求人件数、更にコンファレンスボード消費者信頼感指数がサプライズの弱い数値となり急落し、引けに掛けて揉み合い流れも下落継続し日足安値145.67を付けた。
日足終値145.88。

【欧州市況】株上昇、中国の景気策や米統計が支援材料に-独債上昇(Bloomberg
【米国市況】株は大幅続伸、弱い指標で利上げ観測後退-ドル全面安(Bloomberg

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

米国債イールドカーブ

8/29(火)は8/28(月)に対しブル(短期金利低下、長期金利低下)、逆イールド縮小。ドル売り・買い材料交錯(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
9月公表:据え置き86.5%、25bps引き上げ13.5%、50bps引き上げ0.0%

テクニカル分析

トレード

  • 月足:8月陽線形成中。レンジ内の上昇トレンド。
  • 週足:8/28週、陽線形成中。
  • 日足:8/28陽線。
  • 4H足:上昇チャネル。
  • 1H足:上昇チャネル。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】

①ロング
(A)1H足レジスタンス146.662をダウ上昇→目標ラウンドナンバー147.000
(B)4H足サポート145.943又は4H足20MAへ下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス146.662

②ショート
(C)1H足サポート146.407をダウ下落→目標4H足サポート145.943又は4H足20MA

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
(C)ショート:146.358
S/L:146.56
獲得pips:-20.2

トレード2
(A)ロング:146.694
T/P:147.000
獲得pips:+30.6

8月通算:11勝8敗、勝率57.9%、平均RR 2.13、獲得Pips +152.2

(Trading View)

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