ファンダメンタルズ分析
注目材料
1.経済指標
特になし
2.要人発言
・米国トランプ大統領
3.その他
・実質五十日仲値
・米国祝日休場(独立記念日)
・地政学リスクオフ(イスラエル・イラン、ウクライナ・ロシア)
マーケット動向
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:30)
9:55 実質五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあります。
13:20~要人発言
トランプ大統領、4日から各国に書簡送付-10~70%の関税率に言及(Bloomberg)
【考察】貿易戦争激化リスクオフ、ドル信認低下
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
16:07~要人発言
中国、EU産ブランデーに反ダンピング関税-条件満たせば適用除外も(Bloomberg)
25:21 報道
米国、EU食品輸出に17%関税賦課
米国がEU農産物に17%関税を警告、土壇場で浮上とFT紙(Bloomberg)
27:02 報道
OPECプラス、日量41万1000バレル超える供給拡大を検討-代表(Bloomberg)
<まとめ>
東京マーケット
日足始値144.93
取引後に日足高値144.97を付けると、7/3米国雇用統計(強)にも関わらず中身の民間雇用者から雇用が鈍化が指摘されて急上昇の一部巻き戻し、更に米国トランプ大統領「7/4から各国へ関税10~70%書簡送付」を受けたリスクオフ・ドル信認低下から日足安値144.18へ急落して引けました。
【日本市況】中長期債が上昇、トランプ関税懸念-円買われ144円前半(Bloomberg)
欧米マーケット
欧州オープン後、7/9米国上乗せ関税の一時停止措置期限を控えて要人発言や報道が相次ぐも、米国祝日の閑散相場から揉み合いで引けました。
日足終値144.49
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱
<ドル売買交錯>
買い材料:
売り材料:
・7/3米雇用者数は予想上回る、公教育分野けん引-失業率4.1%に低下(Bloomberg)→民間雇用者は昨年10月以来の小幅な伸び→前日一部巻き戻し
・米ドル回避の取引需要、アジアの金融機関で拡大-貿易摩擦の強まりで(Bloomberg)
・米国トランプ関税→貿易戦争激化→ドル信認低下
ドルが新たな「犠牲者」に-世界的な貿易戦争激化で信認脅かされる(Bloomberg)
<円買い優勢>
買い材料:
・米国トランプ大統領「7/4から各国へ関税10~70%書簡送付」→貿易戦争リスクオフ
・2025年3月調査想定為替レート上期147.17(日本銀行、短観)以下推移→日本企業業績悪化、リスクオフ(円キャリー巻き戻し)
売り材料:
・構造的円売り(日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増)
・その他円売り(航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念)

政策金利市場織り込み
・FRB:現行政策金利4.25-4.50%
FOMC市場織り込み(CME FedWatch Tool)
次回7月30日(水)公表:据え置き(93.8→95.3%)、0.25%引き下げ(6.2→4.7%)
2025年利下げ観測:0.25%×2回=0.50% → 政策金利3.75~4.00%相当
・日銀:現行政策金利0.50%
市場織り込み(東京短資株式会社)
次回7月31日(木)公表:0.25%引き上げ(1→1%)
テクニカル分析
トレードシナリオと結果
- 月足:7月陽線形成中。レンジ。
- 週足:6/30週、陽線形成中。レンジ
- 日足:7/3大陽線。レンジ。
- 4H足:上昇トレンド。
- 1H足:上昇トレンド。
- 15足:レンジ。
【シナリオ】
①Long
(A)1H足押し安値144.766付近へ下落→転換上昇→目標1H足レンジ高値145.115
(B)1H足戻り高値144.464付近へ下落→転換上昇→目標1H足押し安値144.766
②Short
(C) (A)後、1H足押し安値144.766をダウ下落→目標1H足戻り高値144.464

本日:米国祝日休場中に条件当てはまったためトレード中止
7月通算:1勝1敗、勝率50.0%、RR2.02、+22.2pips

コメント