2025年11月6日(木)ドル円戦略と結果

ファンダメンタルズ
テクニカル
1. トレードシナリオと結果

ファンダメンタルズ

注目材料

１．経済指標
・日本毎月勤労統計
・日銀、国債買入オペ通知
・米国非農業部門労働生産性指数、単位労働コスト速報値：政府機関閉鎖で公表延期
・米国新規失業保険申請件数、失業保険継続申請件数：政府機関閉鎖で公表延期
・BOE金融政策委員会

２．要人発言
・日銀、政府円安牽制
・米国トランプ大統領
・FRB

３．その他
・TOM効果：株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中する傾向があります
・地政学リスクオフ（ウクライナ・ロシア）

マーケット動向

経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)

東京マーケット前

8:30 経済指標
日本毎月勤労統計（厚生労働省）
現金給与総額（名目賃金）：前回1.5%(改定)、予想1.9%、結果1.9%（○）
実質賃金：前回-1.4%、予想-1.5%、結果-1.4%（○）
9月の実質賃金は9カ月連続マイナス、名目増加でも物価高止まりが重荷（Bloomberg）

東京マーケット(9:00~15:30)

10:10 経済指標
日銀、国債買入オペ通知（日本銀行）（日銀、オペレーション）
（オファー日：11/6, 11/12, 11/20, 11/27）
1年以下債：前回1000億円、予想1000億円、結果1000億円（○）
1～3年債：前回3000億円、予想3000億円、結果3000億円（○）
3～5年債：前回2800億円、予想2800億円、結果2800億円（○）
10～25年債：前回1150億円、予想1150億円、結果1150億円（○）
25年超債：前回750億円、予想750億円、結果750億円（○）

【考察】据え置き

【日本市況】株式反発、米国株高と好決算で投資家心理改善－債券下落（Bloomberg）

欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(23:30~30:00)

21:00　経済指標
BOE金融政策委員会
政策金利：前回4.00%、予想4.00%、結果4.00%（○）
MPC議事要旨：ハト派
英中銀、5対4で据え置き決定－12月の利下げに向けた布石に（Bloomberg）

22:37～要人発言
米国グールズビー・シカゴ連銀総裁（2025年FOMC投票権あり）
：政策スタンスはハト派
シカゴ連銀総裁、利下げ継続に慎重姿勢－インフレデータ欠如で（Bloomberg）

【考察】タカ派発言

25:21～要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁（2025年FOMC投票権あり）
：政策スタンスは中立
米ＦＲＢの独立性、世界経済にとって極めて重要＝ＮＹ連銀総裁（Reuters）

【考察】

25:23～要人発言
米国バーFRB副議長
：政策スタンスは中立

【考察】タカ派発言

26:00～要人発言
米国ハマック・クリーブランド連銀総裁（2025年FOMC投票権なし）
：政策スタンスはタカ派
クリーブランド連銀総裁、労働市場よりインフレが大きな懸念（Bloomberg）

【考察】タカ派発言

29:39～要人発言
米国ウォラーFRB理事
：政策スタンスは中立

【考察】

【米国市況】株反落、労働市場の冷え込みで－利下げ観測で利回り低下（Bloomberg）

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

通貨強弱

＜ドル＞
買い材料：
・米国グールズビー・シカゴ連銀総裁、米国バーFRB副議長、米国ハマック・クリーブランド連銀総裁：タカ派発言

売り材料：

＜円＞
買い材料：

売り材料：
・2025年6月調査想定為替レート上期145.87、下期145.56（日本銀行、短観）以上推移→日本企業業績改善（円キャリー促進）
・構造的円売り（日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増）
・その他円売り（航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念）