2025年11月14日(金)ドル円戦略と結果

ファンダメンタルズ
テクニカル
1. トレードシナリオと結果

ファンダメンタルズ

注目材料

１．経済指標
・米国生産者物価指数（PPI）：政府機関閉鎖解除だが閉鎖影響で公表延期
・米国小売売上高：政府機関閉鎖解除だが閉鎖影響で公表延期

２．要人発言
・政府、日銀円安牽制
・米国トランプ大統領
・FRB

３．その他
・実質五十日仲値
・地政学リスクオフ（ウクライナ・ロシア、インド・パキスタン）

マーケット動向

経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)

東京マーケット前

8:37～要人発言
城内経済担当相

【考察】円安牽制発言

東京マーケット(9:00~15:30)

9:55 実質五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあります。

【日本市況】日経平均900円安、米景気不安でリスク回避－長期債下落（Bloomberg）

欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(23:30~30:00)

22:56～要人発言
米国グリア通商代表
「食品関税除外措置発表予定」
「スイス関税15%に引き下げ」
トランプ政権、新たな関税免除措置を14日発表へ－食料価格高騰に対応（Bloomberg）
米国とスイスが合意、関税を15%に引き下げへ－グリアUSTR代表（Bloomberg）

【考察】貿易戦争緩和期待リスクオン

23:47～要人発言
中国、日本への渡航回避呼び掛け－台湾巡る高市首相発言に反発強める（Bloomberg）

24:05～要人発言
米国シュミッド・カンザスシティ連銀総裁（2025年FOMC投票権あり）
：政策スタンスはタカ派
カンザスシティー連銀総裁、追加利下げはインフレ圧力高める可能性（Bloomberg）

【考察】タカ派発言

25:00 報道
経済対策の規模17兆円台で調整、歳出は前年度超え14兆円　大型減税も（日本経済新聞）

28:05～要人発言
米国ミランFRB理事
：政策スタンスはハト派
米経済指標「ハト派寄り」、利下げの根拠強まる＝ミランＦＲＢ理事（Reuters）

【考察】ハト派発言

28:40～要人発言
米国ローガン・ダラス連銀総裁（2025年FOMC投票権なし）
：政策スタンスはタカ派
12月利下げ支持できず、インフレは高止まり＝米ダラス連銀総裁（Reuters）

【考察】タカ派発言

30:05～要人発言
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁（2025年FOMC投票権なし）
：政策スタンスはハト派

【考察】タカ派発言

30:15～要人発言
トランプ大統領、牛肉やトマトの関税引き下げる命令に署名へ－当局者（Bloomberg）

【米国市況】ハイテク買い復活も金利見通しで失速、円は上げ幅失う（Bloomberg）

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

通貨強弱

＜ドル＞
買い材料：
・米国シュミッド・カンザスシティ連銀総、米国ローガン・ダラス連銀総裁、ボスティック・アトランタ連銀総裁：タカ派発言

売り材料：
・米国ミランFRB理事：ハト派発言

＜円＞
買い材料：
・城内経済担当相：円安牽制発言

売り材料：
・米国グリア通商代表「食品関税除外措置発表予定」「スイス関税15%に引き下げ」→貿易戦争緩和期待リスクオン
・政府経済対策規模17兆円台、大型減税報道
・2025年6月調査想定為替レート上期145.87、下期145.56（日本銀行、短観）以上推移→日本企業業績改善（円キャリー促進）
・構造的円売り（日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増）
・その他円売り（航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念）