2022年12月9日(金)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

(1)12/8欧米マーケットの影響:材料不足で方向性なし。12/9も強い材料出るまで方向感に乏しい動きになる可能性あり。

(2)米国経済指標(⑥):米国生産者物価指数(過去の発表日;8/11, 9/14, 10/12, 11/15)、米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値・インフレ予測。

(3)米国要人発言(②):12月FOMC前のブラックアウト期間につき要人発言なし。よって、いつもの通り、ウォールストリートジャーナル(WSJ)のニック記者からのTwitter情報に要注目。

(4)ウクライナ情勢:12/7のロシア・プーチン大統領の核戦争リスク上昇発言に続いて、核攻撃への言及あれば地政学リスクオフの可能性あり。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

9:55 週末実質五十日仲値(12/10休日のため)
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

欧州マーケット(17:00~25:30)

22:30 経済指標
米国生産者物価指数(PPI)10月度(Bloomberg
国内生産者が販売する商品やサービスの価格を把握する指標。FRBが金融政策を決定する上でインフレ変動を把握する重要指標。コア指数が特に重要。PPIは米国消費者物価指数(CPI)の川上に相当する指標でCPIより注目度は低い。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」

前月比:前回0.2%(改定0.3)、予想0.2%、結果0.3%(○)
前年比:前回8.0%(改定8.1)、予想7.1%、結果7.4%(○)
コア前月比:前回0.0%(改定0.1)、予想0.2%、結果0.4%(◎)
コア前年比:前回6.7%(改定6.8)、予想5.8%、結果6.2%(○)

【考察】
発表前:15M足下降ダウ形成。
発表後:総じて強い数値。FRB利上げ後押しでドル円急騰。

22:32 要人発言
ロシア・プーチン大統領(Reuters
「(原油価格上限設定の対応で)ロシア国内の原油減産検討」
「原油価格を提唱した国に石油を販売しない」

【考察】原油先物価格上昇→インフレ懸念のドル買い円売り材料でドル円上昇継続。

NYマーケット(23:30~30:00)

24:00 経済指標
米国卸売在庫確報値10月度(Reuters
前月比:前回0.8%(改定)、予想0.8%、結果0.5%(×)
取引前月比:前回0.4%(改定0.1)、予想0.2%、結果0.4%(○)

24:00 経済指標
米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値12月度(Bloomberg
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数に先行して発表されるため注目度は高い。米国GDPの約70%を占める個人消費の動向を確認できる。
前回56.8、予想56.8、結果59.1(◎)

米国ミシガン大学インフレ予測12月度
1年先:前回4.9%、予想4.9%、結果4.6%(×)
5年先:前回3.0%、予想3.0%、結果3.0%(○)

【考察】総じて強い数値でドル円上昇。

29:30 経済指標
IMM通貨先物
円ショート縮小(ポジション推移

【考察】円買い材料

東京マーケット:週末仲値に向けてドル円上昇あったものの、仲値通過前から急落。目立った材料ないことから実需や投機の動きか。

欧米マーケット:欧州オープンからドル円下落していたものの、米国生産者物価指数と米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値の強い数値でFRB利上げ後押しのドル円急騰。しかし、週末を控えて含み益勢の利確が入ったためか急落。その後、緩やかに上下に振れる展開で終了。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. NZD(資源国リスクオン通貨):
  2. AUD(資源国リスクオン通貨):
  3. GBP(リスクオン通貨):
  4. CHF(リスクオフ通貨):
  5. USD(基軸通貨):米国生産者物価指数、米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値の強い数値で買い。
  6. JPY(リスクオフ通貨):
  7. EUR(リスクオン通貨):
  8. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):ロシア・プーチン大統領の原油減産検討発言による原油先物価格上昇で買い。中国新型コロナ感染爆発でコロナ緩和期待後退→中国景気悪化懸念→原油先物価格下落で売り。

米国債イールドカーブ

12/9(金)は12/8(木)に対してベア(短期金上昇、長期金利上昇、逆イールド縮小)。金利上昇かつ逆イールド縮小のドル買い材料。ドルインデックス上昇しており、金利との動きが一致。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:11月大陰線で引け。12月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。
  • 週足:12/5週、陽線形成中。下降トレンド調整波の上昇中。
  • 日足:12/8十字線で方向性なし。下降チャネル。
  • 4H足:三尊。
  • 1H足:三角持ち合い。
  • 15M足:戻り高値136.73付近で小幅レンジ形成。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス137.088上抜け→レジサポ→目標4H足レジスタンス137.608

②ショート
(B)1H足三角持ち合いかつサポート136.280下抜け→レジサポ→目標1H足サポート135.512

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

トレード1
136.280下抜け→1H足レジサポ→(B)ショート→S/L到達でショート失敗

ショート:136.110
S/L:136.401
獲得pips:-29.1

トレード2
136.280下抜け→1H足レジサポ→(B)ショート→米国PPI直前のためT/P→(B)ショート成立

ショート:136.110
T/P:135.656
獲得pips:+40.6

12月通算:4勝4敗、勝率50.0%、平均RR1.90
12月獲得pips:+80.7

(Trading View)

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