2023年1月6日(金)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

(1)1/5の欧米マーケット影響:米国ADP雇用者数、PMI確報値等の指標が強く、FRB当局者の相次ぐのタカ派発言でドル円急騰。
1/4は円売り主導のドル円上昇だったが、1/5はドル買い主導でドル円上昇。
1/6も上昇しやすいと推測するが、注目度の高い米国雇用統計に向けて予想を織り込みの下落、手控えのレンジ推移、又は発表前にロング勢の利確で下落が生じるか注視したい。

(2)米国経済指標(⑥):雇用統計

(3)米国要人発言:複数のFRB当局者

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

14:48 要人発言
日銀関係者(Bloomberg
「イールドカーブコントロール(YCC)の再修正は急がない」

【考察】ハト派発言でドル円上昇

欧州マーケット(17:00~25:30)

22:30 経済指標
米国雇用統計12月度(Bloomberg)(過去の発表日;9/2, 10/7, 11/4, 12/2)
非農業部門雇用者数:前回26.3万人(改定25.6)、予想20.0万人、結果22.3万人(○)
失業率:前回3.7%(改定3.6)、予想3.7%、結果3.5%(◎)
平均時給
前年比:前回5.1%(改定4.8)、予想4.9%、結果4.6%(×)
前月比:前回0.6%(改定0.4)、予想0.5%、結果0.3%(×)

【考察】強弱入り混じる結果。非農業部門雇用者数と失業率の強い数値は材料視されず、「平均時給低下→インフレ懸念後退」によってドル円急落になった様子。

NYマーケット(23:30~30:00)

24:00 経済指標
米国耐久財受注確報値12月度
前月比:前回-2.1%(改定)、予想-2.1%、結果-2.1%(○)
コア前月比:前回0.2%(改定)、予想0.2%、結果0.1%(×)

24:00 経済指標
米国製造業新規受注11月度
前月比:前回1.0%(改定0.4)、予想-0.3%、結果-1.8%(×)

24:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数12月度(Bloomberg)(過去の発表日; 8/39/610/511/3, 12/5)
景気の先行指標として注目度大。
基準50、前回56.5、予想55.1、結果49.6(×)

【考察】注目度の高い米国ISM非製造業景気指数に加え、同刻発表の他指標も総じて弱くドル円急落。

24:07 要人発言
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「雇用統計後も利上げ継続の必要性は変わらない」
「5.00-5.25%利上げ後、金利を据え置きを支持」

【考察】 タカ派発言。しかし、直前の米国経済指標悪化の影響強くドル円下落継続

25:15 要人発言
米国クックFRB理事(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg
「インフレは高すぎる」

【考察】タカ派発言。しかし、直前の米国経済指標悪化の影響強くドル円下落継続

29:30 経済指標
IMM通貨先物
円ショート拡大(ポジション推移

【考察】円売り材料

東京マーケット:1/5米国経済指標の強い数値やFRB要人のタカ派発言の影響を引き継ぎや日銀関係者のハト派発言でドル円上昇。

欧米マーケット:米国雇用統計の平均時給低下が材料視されドル円急落。更に米国ISM非製造業指数が弱く景気減速懸念からドル円下落継続。ドル売り主導。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. NZD(資源国リスクオン通貨):株先物・株価指数上昇のリスクオンで買い。
  2. AUD(資源国リスクオン通貨):株先物・株価指数上昇のリスクオンで買い。
  3. GBP(リスクオン通貨):
  4. EUR(リスクオン通貨):
  5. JPY(リスクオフ通貨):
  6. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
  7. CHF(リスクオフ通貨):
  8. USD(基軸通貨):米国雇用統計の平均時給低下、米国ISM非製造業指数が弱く景気減速懸念で売り。

米国債イールドカーブ

1/6(金)は1/5(木)に対してベア(短期金利低下、長期金利低下、逆イールド縮小)でドル売り・買い材料交錯。ドルインデックス低下しており、金利低下の動きと一致。つまり、ドル円下落の主因は金利低下。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:12月大陰線で引け。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。
  • 週足:1/2週、陽線形成中。週足下降トレンドの調整波。
  • 日足:1/5陽線。下降チャネル上限や20MA付近まで上昇したことで下落に転じる可能性あり。
  • 4H足:上昇トレンド。
  • 1H足:上昇トレンド
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)15M足レジスタンス133.942上抜け→レジサポ→目標日足レジスタンス134.497
(B)日足レジスタンス134.497上抜け→レジサポ→目標日足レジスタンス135.445


②ショート
(C)4H足サポート132.447下抜け→レジサポ→目標4H足サポート131.947


【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

トレード1
133.942上抜け→レジサポ→(A)ロング

ロング:134.044
S/L:133.823
獲得pips:-22.1
考察:やはり直前に上長ヒゲがある場合、様子見が適切であった。

トレード2
133.942上抜け→レジサポ→(A)ロング

ロング:134.251
T/P:134.497
獲得pips:+24.6
考察:下長ヒゲS/Lされた後、上昇強いと判断し、2回目の(A)ロング

1月通算:4勝2敗、勝率66.7%、平均RR 2.06、獲得Pips +90.5

(Trading View)

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