2024年1月29日(月)ドル円戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)1/26の欧米マーケット影響
米国PCEの強い数値、PCEデフレータ強弱混在でドル円乱高下から上昇。米国中古住宅販売成約指数の強い数値、原油先物価格上昇でドル円上昇。148円台維持。

(2)経済指標

(3)要人発言
・政府日銀急変動牽制(実質円安牽制)
・FEDウォッチャーであるWSJ紙のニック・ティミラオス氏(Twitter):ブラックアウト期間(1/20~2/1)のため、いつもの様に発言や記事に要注意。

(4)その他
・月末スポット応当日(1/31が月末営業日)
・TOM効果:株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中する傾向があります。「株買い→円売り材料」、「株売り→円買い材料」になり得る。
・中東地政学リスクオフ
【債券週間展望】長期金利は上昇か、日銀の政策修正期待で金利先高観(Bloomberg
【日本株週間展望】調整含み、米金融政策の影響注視-決算も見極め(Bloomberg

本日予定されている注目材料はないことから、先週の影響を引き継ぎやすいと推測します。
①日銀マイナス金利解除観測
日本国債利回り上昇、日本株下落ならドル円下落

②米国経済指標の強い数値
先週は総じて強い数値でFRB利下げ観測後退からドル買い優勢。

③中東地政学リスクオフ
中東地政学リスクオフ(原油先物価格上昇、安全資産米国債買い、リスクオフ円買い)による材料交錯が生じるため、どの材料の影響が強いか見極め必要。基本的には原油先物価格上昇によりドル円上昇しやすいと考えます。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

9:55 仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。年末・月末スポット応当日は仲値に向けて売買交錯しやすい。

*スポット:直物為替(直物取引)。原則、売買を契約した日(約定日)から2営業日後に受け渡しをする外国為替取引のこと。

*スポット応当日:スポットの受け渡し日のこと。年末、月末や四半期末には仲値に向けた実需勢等の売買が交錯しやすく荒い値動きが生じる可能性がある。

欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(23:30~30:00)

24:07 要人発言
米国オースティン国防長官
米国防長官「必要なあらゆる行動取る」、無人機攻撃で米兵死傷受け(Reuters

【考察】米軍報復行動の可能性高まり中東地政学リスクオフ悪化懸念、安全資産米国債買い利回り低下でドル円下落。

29:01 要人発言
米国財務省
第1四半期政府借入見積額(Treasury Announces Marketable Borrowing Estimates)
予想8160億ドル、結果7600億ドル(×)
米財務省、1-3月借り入れ必要額見通し下方修正-7600億ドルに(Bloomberg

【考察】「サプライズの見積額引き下げ→米国債需給改善期待→米国債利回り低下」でドル円急落。

<まとめ>
東京マーケット:
日足始値148.11
東京オープン直後、日足高値148.34付けるも、日銀マイナス金利解除観測(日本国債利回り上昇)、中東地政学リスクオフ安全資産買い(米国債利回り低下)、日本株下落からドル円下落。

きょうの国内市況(1月29日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州オープン前まで東京マーケットの影響継続し日通し安値147.72を付けた後、欧州オープンからは原油先物価格上昇に連れてドル円上昇。
しかし、ECB早期利下げ観測につれたFRB利下げ観測、米軍報復行動の可能性が高まり中東地政学リスクオフ悪化懸念から安全資産米国債買い利回り低下、米国財務省第1四半期政府借入予想額引き下げ発表で日足安値147.25へ急落。
日足終値147.51

総じて、日銀マイナス金利解除観測、ECB早期利下げ観測につれたFRB利下げ観測、米軍報復行動の可能性が高まり中東地政学リスクオフ悪化懸念、米国財務省第1四半期政府借入見積額サプライズの引き下げによりドル円下落。

【米国市況】株上昇、借り入れ予想下方修正で利回り低下-147円半ば(Bloomberg

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

通貨強弱

・1/29ドル売り優勢
ドル買い:
ドル売り:ECB早期利下げ観測につれFRB利下げ観測、中東地政学リスクオフ安全資産買い(米国債利回り低下)、米国財務省第1四半期政府借入見積額をサプライズ引き下げ

バイデン政権、米兵死亡の攻撃で選択肢を検討-イランは関与否定(Bloomberg
原油相場が上げ消す、 中東情勢の緊張を市場は消化(Bloomberg

・1/29円買い優勢
円買い:日銀マイナス金利解除観測(日本国債利回り上昇)、日本株下落リスクオフ、中東地政学リスクオフ
円売り:

豊田織、一部の自動車用エンジンでも法規違反が判明-株価は大幅下落(Bloomberg

Currency Strength Chart

米国債イールドカーブ

1/29(月)は1/26(金)に対しブル(短期金利低下、長期金利低下)、逆イールド拡大。ドル売り材料(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)

FOMC見通し(CME FedWatch Tool
次回公表24年1月31日:25bps引き下げ2.1%、据え置き97.9%
24年3月20日公表:25bp引き下げ46.6%、据え置き52.4%
24年合計利下げ観測:25bps×4回=100bps → 政策金利425~450bps見込み

テクニカル分析

トレード

  • 月足:1月陽線形成中。押し安値や20MA付近から上昇中。
  • 週足:1/22週、陰線コマ足形成。20MAに対しレジサポ形成し上昇トレンド。よって1/29週は上昇優勢。但し、再度20MAへの下押しの可能性あり。
  • 日足:1/25陽線。レンジ。BBスクイーズ。
  • 4H足:上昇チャネル内N字形成。BBスクイーズ。
  • 1H足:上昇トレンド。BBスクイーズ。
  • 15M足:レンジ。BBスクイーズ。

【シナリオ】

①ロング
(A)4H足サポート147.651付近へ下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス147.945
(B) (A)後、1H足レジスタンス147.945をダウ上昇→目標日足レジスタンス148.367

②ショート
(C)1H足サポート147.945をダウ下落→目標4H足サポート147.651
(D)日足レジスタンス148.367付近へ上昇→ダウ転換下落→目標1H足サポート148.166

1月通算:10勝9敗、勝率52.6%、獲得Pips +103.6

(Trading View)

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