2024年2月19日(月)ドル円戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)2/16の欧米マーケット影響
米国生産者物価指数は全て強い数値で日足高値150.65へ急上昇。しかし、同刻発表の米国住宅着工、住宅建築許可件数は弱く揉み合い展開から、米国三連休前ポジション調整のためか急上昇分は全戻し下落。
米国ミシガン大学消費者信頼感指数の弱い数値で下落からインフレ予測の強い数値で上昇。
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁のハト派発言、米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁のタカ派発言に加え、米国三連休前ポジション調整もあり、引けに掛けて乱高下。
日足終値150.20

(2)経済指標

(3)要人発言
・政府日銀円安牽制発言
・FRB要人

(4)その他
・米国祝日休場(ワシントン誕生日)
・中東地政学リスクオフ
【債券週間展望】長期金利は上昇か、20年入札警戒やマイナス解除観測(Bloomberg
【日本株週間展望】踊り場、米エヌビディア決算注視-業績期待は支え(Bloomberg

本日注目材料は3点。

①株上昇
中東マネー流入、中国春節明けリスクオン期待で日本株上昇しやすい環境。リスクオン円売り進むならドル円上昇優位と考え得ます。しかし、151円台が近づけば政府・日銀の為替介入警戒感が高まることから強いドル円上昇は生じにくい。

オイルマネー、日本株に流入 運用受託の「争奪戦」激化(日本経済新聞
中国本土株、力強い取引再開か-大型連休のデータ好調(Bloomberg

②米国祝日休場
動きが出ても欧州マーケット序盤までと推測します。

③中東地政学リスクオフ
米軍報復が開始されたことで原油先物価格上昇、安全資産米国債買い、リスクオフ円買いによる材料交錯が生じるため、どの材料の影響が強いか見極め必要。基本的には原油先物価格上昇によりドル円上昇しやすいと考えます。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(23:30~30:00)

<まとめ>
東京マーケット:
日足始値150.20
取引開始直後に日足高値150.21を付けてからは、日本株下落で日足安値149.88へ急落。しかし日本株持ち直しに連れて上昇するも材料不足で揉み合い。

きょうの国内市況(2月19日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州スタート後は原油先物価格上昇に連れて150.19へ上昇。その後、米国祝日休場で動意薄く揉み合いで引け。
日足終値150.14

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

通貨強弱

・2/19ドル売り優勢
ドル買い:原油先物価格上昇
ドル売り:

紅海でフーシ派が商業船を攻撃、乗組員は船放棄して避難(Bloomberg

・2/19円買い優勢
円買い:
円売り:原油先物価格上昇

Currency Strength Chart

政策金利市場織り込み

現行FRB政策金利525~550bps

2024年FOMC市場織り込み(CME FedWatch Tool
3月20日公表:25bp引き下げ8.5%、据え置き91.5%
5月1日公表:25bp引き下げ44.7%、据え置き51.6%
合計利下げ:25bps×4回=100bps → 政策金利425~450bps相当

テクニカル分析

トレード

  • 月足:2月陽線形成中。三尊右肩付近
  • 週足:2/12週、陽線確定。上昇トレンド。BB+1σ付近。
  • 日足:2/16上長ヒゲピンバー陽線。上昇トレンド。BB+2σ付近。
  • 4H足:レンジ。BB-1σ付近。
  • 1H足:レンジ。BB-1σ付近。
  • 15M足:レンジ。BB-1σ付近。

【シナリオ】
①ロング
(A)4H足レジスタンス150.523をダウ上昇→目標4H足レジスタンス150.783

②ショート
(B)1H足ペナント上限付近へ上昇→1H足サポート150.140をダウ下落→目標4H足サポート149.825

2月通算:5勝7敗、勝率41.7%、獲得Pips +0.4

(Trading View)

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