ファンダメンタルズ分析
注目材料
１．経済指標
・米国Ny連銀インフレ期待調査
２．要人発言
・植田日銀総裁（衆院予算委員会）
・米国トランプ大統領
・FRB
要人発言
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁（2025年FOMC投票権なし）
：政策スタンスはタカ派。
（過去の発言： 4/9, 4/10, 4/11, 4/14）
ＦＲＢにできることはインフレ期待の安定のみ－ミネアポリス連銀総裁（Bloomberg）
【考察】タカ派発言
３．その他
・米国主要企業決算
・地政学リスクオフ（中東、ウクライナ・ロシア）
マーケット動向
経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)
東京マーケット前
6:46～要人発言
トランプ氏、関税調査で半導体と電子製品サプライチェーン全体を精査（Bloomberg）
【考察】関税除外措置の「例外」否定。リスクオフ
東京マーケット(9:00~15:30)
9:55～要人発言
円142円台前半に上昇、米関税政策がドル重し－為替議論と赤沢再生相（Bloomberg）
【考察】米国から強い円安是正圧力見込み
10:42～要人発言
トランプ氏、電子機器への課税再表明－今後１週間に税率を発表と示唆（Bloomberg）
11:26～要人発言
植田日銀総裁（衆院財務金融委員会）
:政策スタンスは中立。
（過去の発言：4/2, 4/4, 4/9, 4/14）
日銀総裁、 経済・物価を予断なく点検し適切に政策運営－米関税受け（Bloomberg）
【考察】タカ派発言、不確実性懸念発言。
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
20:28 米国主要企業決算
ゴールドマン・サックス
売上高：前回138.7億ドル、予想149.8億ドル、結果150.6億ドル（◎）
EPS：前回11.95ドル、予想12.31ドル、結果14.12ドル（◎）
【決算速報】ゴールドマン・サックス、売上高は予想を上回り、利益は予想を上回る結果に（Investing.com）
24:45～要人発言
米国トランプ大統領
トランプ氏、自動車部品への関税軽減措置を検討－国内生産移行へ猶予（Bloomberg）
【考察】リスクオフ、リスクオン交錯
24:00 経済指標
米国Ny連銀インフレ期待調査（NY FED SURVEY OF CONSUMER EXPECTATIONS）
1年後：前回3.1%、結果3.6%（◎）
3年後：前回3.0%、結果3.0%（○）
5年後: 前回3.0%、結果2.9%（×）
25:00～要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁（2025年FOMC投票権なし）
：政策スタンスはタカ派。
（過去の発言：3/31, 4/1, 4/9, 4/14）
【考察】
26:01～要人発言
米国ウォラーFRB理事
：政策スタンスは中立。
（過去の発言：3/1, 3/21, 4/4, 4/14）
ウォラーＦＲＢ理事、関税によるインフレへの影響は一時的と予想（Bloomberg）
【考察】関税インフレ一時的
29:25 要人発言
トランプ米政権、半導体と医薬品の輸入品を調査へ－関税への一歩（Bloomberg）
＜まとめ＞
東京マーケット
日足始値143.99
取引開始後に日通し高値144.07を付けると、米国トランプ大統領「半導体と電子製品全体精査」「関税除外措置例外否定」発言のリスクオフ、赤沢経済再生相「米国と為替議論予定」発言で日通し安値142.25へ急落。
植田日銀総裁からタカ派・不確実性懸念発言がありましたが、不確実性懸念の高まりから日銀利上げ観測後退。
しかし米国トランプ大統領「半導体関税率、1週間以内に発表」「一部企業についてはある程度の柔軟性が必要」発言も交錯しドル円乱高下となり引けました。
【日本市況】株反発、電子機器の上乗せ関税除外受け－円・債券は上昇（Bloomberg）
欧米マーケット
欧州オープン直後に日足安値142.23を付けると、米国トランプ大統領「一部企業についてはある程度の柔軟性が必要」発言の影響継続の為かリスクオンが強まり日足高値144.08へ急上昇。
NYオープンすると米国トランプ大統領発言への警戒感からリスクオフ高まり急落。その後、米国トランプ大統領「医薬品への大規模関税予定、自動車メーカー支援検討」のリスクオフ、リスクオン交錯から揉み合いで引けました。
日足終値143.02
【米国市況】株・国債そろって上昇、一定の落ち着き－143円近辺（Bloomberg）
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
＜ドル売り優勢＞
買い材料：
売り材料：
・米国トランプ関税→貿易戦争激化→ドル信認低下
ドルが新たな「犠牲者」に－世界的な貿易戦争激化で信認脅かされる（Bloomberg）
＜円売買交錯＞
買い材料：
・米国トランプ大統領「半導体と電子製品全体精査」「関税除外措置例外否定」、「半導体関税率、1週間以内に発表、医薬品への大規模関税予定」発言→リスクオフ
・赤沢経済再生相「米国と為替議論予定」発言→米国から強い円安是正見込み
・植田日銀総裁のタカ派発言
・2025年3月調査想定為替レート上期147.17（日本銀行、短観）以下推移→日本企業業績悪化、リスクオフ（円キャリー巻き戻し）
売り材料：
・植田日銀総裁の不確実性懸念発言→日銀早期利上げ観測後退
・米国トランプ大統領「一部企業についてはある程度の柔軟性が必要、自動車メーカー支援検討」発言
・構造的円売り（日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増）
・その他円売り（航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念）
政策金利市場織り込み
・FRB：現行政策金利4.25-4.50%
FOMC市場織り込み（CME FedWatch Tool）
次回5月7日（水）公表：据え置き（81.2→80.3%）、0.25%引き下げ（18.8→19.7%）
2025年利下げ観測：0.25%×2回=0.50% → 政策金利3.75～4.00%相当
・日銀：現行政策金利0.50%
市場織り込み（東京短資株式会社）
次回5月1日（木）公表：0.25%引き上げ（0→0%）
テクニカル分析
トレードシナリオと結果
- 月足：4月陰線形成中。レンジ。BB-1σ付近。
- 週足：4/7週、陰線確定。下降トレンド。ダウ安値付近。
- 日足：4/11陰線。下降トレンド。
- 4H足：レンジ
- 1H足：レンジ
- 15M足：上昇トレンド
【シナリオ】
①Long
(A)1H足押し安値143.309付近へ下落→転換上昇→目標4H足ダウ高値143.781
(B)4H足ダウ安値142.406付近へ下落→転換上昇→目標1H足押し安値143.309
②Short
(C) (A)後、1H足押し安値143.309をダウ下落→目標4H足ダウ安値142.406
本日：１勝0敗、+85.9pips
4月通算：7勝5敗、勝率58.3%、RR1.89 、+226.4pips
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