2025年4月2日(水)ドル円戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

注目材料

1.経済指標
・日銀、国債買入オペ通知
・米国ADP雇用者数
・米国耐久財受注確報値
・米国製造業新規受注

2.要人発言
・政府日銀円安牽制
・米国トランプ大統領
・FRB

3.その他
・米国、相互関税と追加のセクター別関税賦課発動(29:00~)
・TOM効果:株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中する傾向があります。
・地政学リスクオフ(中東、ウクライナ・ロシア)

マーケット動向

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

7:14~要人発言
米国ベッセント財務長官
2日発表の関税は「最高」税率と、米財務長官が議員に発言-CNBC(Bloomberg

【考察】景気減速懸念・インフレ懸念後退。

7:22~要人発言
米国グールズビー・シカゴ連銀総裁(2025年FOMC投票権あり)
:政策スタンスはハト派。前回3/26タカ派、ハト派発言
(過去の発言:2/283/21, 3/26, 4/2)
関税で個人消費や企業投資が後退なら混乱も、米シカゴ連銀総裁が警告(Bloomberg

【考察】消費・投資減速懸念

東京マーケット(9:00~15:30)

9:51~要人発言
トランプ関税の日本経済への影響懸念、「必要な対応取る」と加藤財務相(Bloomberg

10:10 経済指標
日銀、国債買入オペ通知(日本銀行)(日銀、オペレーション
(発表日:3/53/113/17, 3/24, 3/28, 4/2, 4/9, 4/16, 4/21, 4/25)
1年以下:前回1500億円、予想1000億円、結果1000億円(○)
1~3年債:前回3000億円、予想2750億円、結果2750億円(○)
3~5年債:前回3000億円、予想2750億円、結果2750億円(○)
25年超債:前回750億円、予想750億円、結果750億円(○)

【考察】予想通り減額。

10:18~要人発言
植田日銀総裁(衆院財務金融委員会)
:政策スタンスは中立。前回3/26タカ、ハト派発言
(過去の発言:3/243/25, 3/26, 4/2)
日銀総裁、範囲や規模次第で各国の貿易に大きな影響も-米関税政策(Bloomberg

【考察】金融政策見通し関するコメントなし。

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

19:05 報道
中国が国内企業の米国投資を制限、米中間の緊張高まる-関係者(Bloomberg

【考察】米中関係悪化リスクオフ

21:15 経済指標
米国ADP雇用者数(発表日:1/82/5, 3/5, 4/2)
後日発表の米国雇用統計との差異も注目されます。
前月比:前回7.7万人(改定8.4)、予想12万人、結果15.5万人(◎)

23:00 経済指標
米国耐久財受注確報値:設備投資の先行指標
前月比:前回0.9%(改定)、予想0.9%、結果1.0%(◎)
コア前月比:前回0.7%(改定)、予想0.7%、結果0.7%(○)

23:00 経済指標
米国製造業新規受注
前月比:前回1.7%(改定1.8)、予想0.4%、結果0.7%(○)

29:08~要人発言
トランプ米大統領、相互関税を賦課へ-日本は24%(Bloomberg

29:30~要人発言
米国クーグラーFRB理事
:政策スタンスは中立。3/7タカ派発言
(過去の発言:2/213/7, 3/25, 4/2)
クーグラーFRB理事、インフレ上振れ続く限り金利据え置きを支持(Bloomberg

【考察】タカ派発言

<まとめ>
東京マーケット

日足始値149.60
取引開始時に日通し安値149.55を付けると、4/1NYクローズ後の「USTR、20%未満関税オプション準備」報道、本日米国ベッセント財務長官「4/2発表関税、最高税率」発言でリスクオフ後退し、引け直後には日通し高値150.00へ上昇しました。

【日本市況】TOPIX反落、米関税発表を警戒-リスク回避で債券高(Bloomberg

欧米マーケット
欧米オープン前からは、4/2米国相互関税発表時間が近づきリスクオフが優勢となり欧州株下落かつ安全資産米国債買いに連れてドル円下落、加えて「中国、対米投資制限」報道を受けて日足安値149.10へ下落。

ところがNYオープンすると、3/31, 4/1同様にポジション調整の米国株ショート勢決済や米国株急落を押し目買い機会と捉える投資家が参入したためか米国株急上昇、更に米国債利回り上昇も加わり日通し高値150.25へ急上昇。

米国トランプ大統領「相互関税賦課」「対米国輸出品、最低10%関税賦課」発言を受けると初動はインフレ懸念から日足高値150.49へ上昇するも、関税の詳細が明らかになるとリスクオフが一気に高まりドル円急落して引けました。
日足終値149.30

【米国市況】円が149円台前半に上昇、関税の詳細受け-国債は上昇(Bloomberg

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

通貨強弱

<ドル売り優勢>
買い材料:
・米国ADP雇用者数(強)
・米国債利回り上昇
・原油先物価格上昇→インフレ懸念

売り材料:

<円売り優勢>
買い材料:
・加藤財務相「対米関税対抗措置」発言→日米貿易戦争激化懸念リスクオフ
・中国、国内企業の米国投資を制限報道→米中関係悪化リスクオフ
・米国相互関税発動前警戒→リスクオフ日本株、欧州株下落(円キャリー巻き戻し)
・米国トランプ大統領「相互関税賦課」「対米国輸出品、最低10%関税賦課」発言→リスクオフ

売り材料:
・4/1USTR、20%未満関税オプション準備報道→リスクオフ後退
・米国ベッセント財務長官「4/2発表関税、最高税率」発言→リスクオフ後退
・米国株上昇(円キャリー促進)
・原油先物価格上昇→日本貿易収支悪化
・2024年6月調査想定為替レート上期144.96(日本銀行、短観)以上推移→日本企業業績改善・株上昇(円キャリー促進)
・構造的円売り(日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増)
・その他円売り(航空燃料不足・パイロット不足・クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念)

Currency Strength Chart

政策金利市場織り込み

・FRB:現行政策金利4.25-4.50%
FOMC市場織り込み(CME FedWatch Tool
次回5月7日(水)公表:据え置き(81.0→92.0%)、0.25%引き下げ(19.0→8.0%)
2025年利下げ観測:0.25%×2回=0.50% → 政策金利3.75~4.00%相当

・日銀:現行政策金利0.50%
市場織り込み(東京短資株式会社
次回5月1日(木)公表:0.25%引き上げ(19→15%)

テクニカル分析

トレードシナリオと結果

  • 月足:4月陰線形成中。レンジ。押し安値かつ20MA付近。
  • 週足:3/31週、陰線コマ足形成中。レンジ。戻り高値付近。
  • 日足:4/1下ヒゲピンバー陰線。レンジ。押し安値かつ20MA付近
  • 4H足:レンジ。
  • 1H足:下降チャネル
  • 15M足:レンジ

【シナリオ】
①Long
(A)日足押し安値148.702付近へ下落→転換上昇→目標4H足押し安値149.046
(B)4H足レンジ高値149.964をダウ上昇→目標日足高値150.268

②Short
(C)1H足押し安値149.391をダウ下落→目標4H足押し安値149.046
(D)4H足押し安値149.046をダウ下落→目標日足押し安値148.702

本日:1勝1敗、+12.9pips
4月通算:1勝2敗、勝率33.3%、RR1.92 、-3.6pips

(Trading View)

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